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知り合いの高級老舗料亭の経営者の方が、まもなくホームページに、中国語や韓国語、英語などのページを加えるとおっしゃっていました。東京や大阪では、ほとんどのホテルの客室は満室状態が続いているとも聞きます。電車に乗っても、観光地に出かけても、外国人観光客の方々の姿と遭遇するのがあたりまえのようになってきました。
そして紅葉のピークを迎えた先月にどれぐらい外国からの観光客が増えたのだろうかと思っていたのですが、やはり、11月の訪日外客数が、対前年比で39.1%伸び116万9千人となったことを政府観光局が昨日発表していました。年初からの累計では、すでに9月に昨年累計を突破し、1〜11月で121万人を超えています。これは対前年同期比で28.2%増で、市場の伸びの勢いを感じます。
訪日外客数の月別推移を昨年と比較したグラフを作成してみましたが、その増加ぶりを感じていただけると思います。しかも3月以降は月間100万人超えが続いています。
この恩恵をすでに受けている業界もあります。10月の消費税の免税対象拡大にともなって、三越伊勢丹グループ全体での免税売り上げは2・3倍となり、売上の底上げにつながっているようです。百貨店11月売上高で見ても、この景気減速のさなかにも、大手3社中2社がプラスを記録しています。
百貨店11月売上高、大手3社中2社がプラス Jフロントは前年割れ - 産経ニュース
国別に見ると、11月の単月では韓国がトップとなりましたが、1〜11月累計では、台湾、韓国、中国、香港、米国、タイの順になっています。そしてやはり目立つのが中国からの訪日する人の増加の勢いです。1〜11月累計で前年同期の82.2%と伸び、11月はなんと倍増しています。中国メディアが日本ツアー予約が倍増したと伝えていたとおりでした。
とくに韓国や中国から訪日する観光客が増加し、「今の日本」を体験することは、日本を知らずに、あるいは歪められた教育や情報で、反日感情を抱くことから目覚めてもらういいきっかけとなり、アジアの緊張緩和にもつながってきます。
また海外からの旅行者増は、都市の国際化や地方の町おこしのテコにもなるので、空港などのインフラ整備だけでなく、海外からの旅行者をもてなすソフトも発展してきます。
今はマナーが問われる中国人観光客ですが、30年前とか40年前を振り返ると、当時の日本の海外旅行者が顰蹙をかい、漫画などでおもしろおかしく描かれていたことを思い出します。きっと、日本体験から学べるところも多いのではないでしょうか。
中国の対日政策の変化も感じます。その気になれば、言論統制が可能な国のネットでも、日本を見直し、評価するブログや中国版ツイッター「ウェイボー」などに書き込まれた内容が毎日のように紹介されていますが、それらが拡散するにつれ、日本観光人気がきっとさらに高まってくると思います。
「女性」「高齢者」「外国人観光客」が重要な消費のキーを握る時代になってきていることをつくづく感じます。
http://blogos.com/article/101610/
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