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2014-12-18 07:42:00
「自民圧勝」の高揚感を隠しきれない安倍晋三氏です。官邸記者会のカメラの放列の前を通り過ぎる姿も、肩で風を切って颯爽と歩いているようにみえました。
しかし、アベノミクスがみじめに破たんするという宿命を最もよく見通しているのは、安倍氏ご本人ではないでしょうか。
開票結果が判明した直後の各テレビのインタビューで、少し突っ込まれると、イライラを隠せませんでした。安倍氏にしてみれば、「有権者が、『アベノミクスを推進して経済を良くしてくれ』と要望している選挙結果が出たのに、なぜ、ケチをつけるような質問をするのだ」というイライラなのでしょう。
そうした反応が出るのは、「本当はアベノミクスは失敗する」という厳然たる事実が心の片隅ひっかかっているためではないかと思われます。
それに、「自民圧勝」という声はかかるものの、事実は自民党は当選者数を減らしています。選挙前には「自民単独で300議席超も」の予想が大々的に報じられましたが、ふたを開けてみれば、前回獲得数から4議席減の290どまり。これで、「なぜ、圧勝と騒ぐの?」
それでも、首相周辺は、「アベノミクスが争点として闘い、それが評価された」と喧伝しています。
朝日新聞は本日12月18日朝刊で、「自民大勝の理由」を探る全国世論調査の結果を掲載しましたが、それによると、「野党に魅力なし」が72%にも及びました。つまり、野党がだらしなかったから、自民党はしょうがなく勝たせてもらったに過ぎなかったのです。
アベノミクスを中心とする「安倍首相の政策を評価」はわずか11%。有権者の方が、「アベノミクスはどこか胡散臭いぞ」と、とっくに見抜いているといえます。
この傾向は、前日の17日朝刊で報じた読売新聞の世論調査結果でも同じでした。自民が勝ったのは、「他党よりまし」が65%で、「経済政策」を評価した回答はわずか7%。”安倍ちょうちん新聞”とやゆされるほどの読売の調査ですら、アベノミクスは評価されていないのです。
アベノミクスの破たんは、すでに消費税を18か月延期せざるを得なかったところに如実に表われています。一の矢、二の矢、三の矢と切れ目なく打つ経済政策で、日本経済はすでに成長路線に乗っているはずが、実態はどうにも思うようにならない。
これからどうするか。また、じゃぶじゃぶカネをばらまくのか。そうすればたしかに、株だけは上がるでしょう。ほかにカネを持っていくところがないから、マネーゲームに回すしかない。
そして、バブル。そして、破たん。これが、これから日本経済がたどる道だといえそうです。安倍首相には、それが分かっている。だから、イライラが隠せない。
安倍首相がイライラしている頃、沖縄ではイライラがひととき解消される風景が見られました。自民党候補の4人をすべて蹴散らした「辺野古を守る当選4人組」が、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込む市民の前にそろって姿を見せ、勝利を祝いあったのです。
以下引用
選挙区当選の4氏がゲート前訪問 辺野古
2014年12月16日 12:46
ゲート前で座り込みをする市民らと腕を組み、「沖縄を返せ」を歌う衆院選で当選した(左2人目から)仲里利信、玉城デニー、照屋寛徳、赤嶺政賢の4氏=16日午前11時40分、名護市辺野古
【名護】衆院選で沖縄の四つの小選挙区で当選した、赤嶺政賢氏(66)、照屋寛徳氏(69)、玉城デニー氏(55)、仲里利信氏(77)が16日、そろって名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪れた。
ゲート前の市民ら約70人に拍手で迎えられた4氏は、市民らとがっちり握手。4氏それぞれが「新基地建設反対に向けこれからも共に頑張りましょう」とあいさつすると、市民らは指笛やカチャーシーで喜んだ。
以上引用おわり
沖縄には、「連帯」による勝利の喜びがあります。「統一体」で闘えば勝利できるという「勝利の方程式」が実存します。
連帯し統一体をつくって闘えば、安倍首相の「野垂れ死にの宿命」を早めることができます。
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