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はやくも失望させられた総選挙後の安倍外交
http://www.amakiblog.com/archives/2014/12/17/#003042
2014年12月17日 天木直人のブログ
私は一人勝手に安倍首相の助言して来た。
勝ちっぷりを良くするためにはこれまでの政策を一転させて、世間をあっと言わせてみろと。
安倍批判の連中を参ったと言わせてみろと。
すべてを反省する必要はない。
ひとつでもいいから安倍批判に耳を傾けてその政策を変えてみたらどうかと。
どうやらそれは、少なくとも外交に限っては通じないようだ。
きょう12日の産経新聞が報じていた。
安倍首相が年明け早々にも中東を歴訪する方向で具体的調整に入ったことが政府関係者の話で16日わかったと。
長期政権の足場を固めた安倍首相は中東訪問を皮切りに来年も地球儀俯瞰外交を積極的に展開していきたい考えだと。
まだこんな外遊を繰り返すのか。
そう思っていたら、きょう12月17日発売のサンデー毎日12月26日号に、鳴海崇記者の手になる「米中が激怒する安倍『唯我独尊』外交」という要旨次のような記事を見つけた。
すなわち中東訪問やロシアの電撃訪問、さらには日朝国交化正常化に向けた独自外交を進めるというのだ。
中間選挙で負けたオバマ大統領に総選挙で勝った自分が必要以上に気を使う必要はない、経済立て直しで頭がいっぱいの中国に対し、対中強硬外交を辞さない構えだ、というのだ。
これが本当なら確かに度しがたい傲慢外交だ。
サンデー毎日のその記事で注目すべきは、斉木次官が安倍外交対策のために幹部を集めて極秘会合を開いたと書かれていることだ。
これ以上米中との関係を悪くしてはいけない。
それは外務官僚の総意だろう。
しかし安倍首相には逆らえない。
困ったということだ。
安倍第三次内閣の外交で外務官僚は試されることになる。
問題は安倍外交に関わって来た外務省OBの谷内正太郎NSC事務局長の名前がこの記事に一切出て来ないことだ。
もともと1年限りの約束でNSC事務局長を引き受けたと言われる谷内氏だ。
約束通り来年早々に交代すると噂されている。
斎木事務次官もまた7月には定期異動で次官を去ると言われている。
この斎木、谷内両名の人事は注目だ。
もし両名が交代すると、安倍唯我独尊外交はますます嵩じる。
もし両名が引き続きとどまれば、安倍唯我独尊外交の弊害を少しでも食い止めようとごまかしの外交を続けることになる。
どっちに転んでも安倍外交は危うい。
事態の悪化をわずかばかり食い止めるか、破局に突き進むかのどちらかだ。
いっそのこと破局になったほうが安倍首相の目が覚めるかもしれない。
斎木、谷内人事の帰趨は、総選挙後の安倍外交を占う最大の注目点なのである(了)
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