http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/513.html
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WSJから
http://jp.wsj.com/articles/SB11133530172994754599304580338584175284898
安倍晋三首相は14日の総選挙で圧勝し、権力基盤を固めた。だが、安倍氏の国家主義的な政策に強い不信感を持つ中国では、一部メディアが安倍氏の勝利に冷淡な反応を示した。
人民日報系の大衆紙、京華時報(Beijing Times)は「安倍氏が引き続き猛威を振るうのか」と問いかけた。
同紙の特別解説者が執筆した記事は「安倍氏が権力の座にいる限り、歴史修正主義と軍備の再調整が政治を動かす主要エンジンとなり続けるだろう」とし、14日の選挙が「安倍氏にとって長期政権の基盤を築き(中略)安倍氏が引き続き『猛威を振るう』新たな火種となった」と述べた。
この記事は「安全保障と防衛政策、憲法改正を押し進める過程で、安倍政権は(日本)市民の間に危機意識と緊張感を生み出し続ける必要がある」とし、「これは安倍氏が緊張とぜい弱な中日関係を操作し続ける可能性を意味し、二国間関係が安倍氏の政治的野心の道具になるという事態に中国が警戒を続ける必要性を意味する」と指摘した。
国営通信社の中国新聞社は専門家のコメントを引用し、選挙に勝利したことで、平和憲法を改正して自衛隊の役割を高めるなど国家主義的な目標を追求する安倍氏の権力が一段と強まり、日本が「より危険」になるとの見方を示した。
同社はまた、「彼(安倍氏)は最近の政治的な苦境を乗り越えて国会に『新たな血を注入した』」とする半面、「もう一方で過半数の議席を獲得し、『平和憲法』を改正して骨抜きにするという政治的目標を実現することができる」と論じた。
国営新華社通信は安倍氏の評価について、同氏が「トリックを使って」選挙での支持を固めた「マジシャン」だと形容した。
同社は15日付のオピニオン記事の中で「安倍氏の『マジック』の目玉は『アベノミクス』だ」と指摘し、財政政策と金融緩和、構造改革をひとまとめにした同氏肝いりの経済政策プラットホームに触れた。一方、「輝かしいレトリックや、株価指標を押し上げることが中心目標のアベノミクスでは、日本経済の停滞を覆い隠すことはできない」と述べている。
また、新華社は安倍氏が2013年に「侵略」の定義が学問的に定まっていないと述べたことや、日本の防衛政策や慰安婦問題に対する過去の発言に言及し、安倍氏の「言葉の魔術」を批判した。
新華社は「予想通り、安倍氏は長い間持ち続けてきた『日本再生』という野心を追求するため、観客の目を引きつけるあらゆる新型トリックを用いた『マジック』を国内外で披露することに専念し続けるだろう」とし、「安倍氏のマジックのタネが暴露されたとき、『マジシャン』を待ち受けるのはやじの嵐だろう」と述べた。
中国政府は安倍氏の勝利について正式なコメントを出していない。ただ、習国家主席は13日、1937年に起きた南京事件の犠牲者を追悼する式典で日本の保守派をあからさまにけん制。「南京大虐殺の事実を否定しようとしても、30万の犠牲者と13億の中国人民、平和と正義を愛する世界の人々が許さない」としたうえで、「侵略戦争の歴史をあざむくすべての態度や侵略戦争を賛美するあらゆる試みは、何回繰り返されようが、いかに華々しく描写されようが、人間の平和と正義の脅威になる」と述べた。
<参考リンク>
◆「サンゴ密漁中国船団」日中首脳会談後“急減”の「やっぱり政治的」…今はゼロ、中国当局が帰港命令か
http://www.sankei.com/premium/news/141211/prm1412110003-n1.html
◆安倍政権「憲法改正へ加速」 中国紙報道 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASGDH3DY4GDHUHBI00R.html
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