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薄ぺらアベノミクスメッキ下は醜いアベノリスク(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/498.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 12 月 16 日 21:11:28: EaaOcpw/cGfrA
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-0307.html
2014年12月16日

大義なき解散総選挙が終わるや否や、アベノミクスのメッキがはがれ始めた。

株価の急落はメッキがはがれ落ちていることの表れである。

腐敗したメディアとGPIFが選挙戦の終盤までメッキを吹き付けたが、投開票日を前にメッキがはがれ始めて、醜いアベノリスクの地肌が見え始めていたのである。

そもそもアベノミクスとは、単なる財政金融政策のことであり、しかも、これが実行されたのは1年半も前のことだ。

2013年前半は、たしかに円安と株高が進行したが、その後は大きな変化は生じていない。

2014年は消費税増税が実施されて、日本経済は逆に撃墜された。

2014年初以降、日本経済は再び景気後退局面に移行している。


街角の人々は異口同音に、

「アベノミクスの恩恵など感じたことがない」

と言う。

それもそのはずだ。

経済成長率はマイナスの状態が続き、賃金は増えないのに、物価は上がり、消費税の増税まで実施された。

「日本経済撃墜」というのが実態であり、この実態に即して選挙が実施されていたなら、安倍政権与党は大敗していたはずだ。

しかし、黒田日銀が増税決定を目論んで、無謀な追加金融緩和に突き進んだ。

GPIFは安倍政権の命を受けて、強引に株価を買い支えた。

腐敗したマスメディアは、アベノミクスがあたかも成功しているかのような誤報を垂れ流し続けた。

連戦連敗の戦況を、日本軍の勝利に次ぐ勝利の大進撃と報道して国民を騙して、国土を焦土へと導いた腐敗メディアが、同じ過ちを繰り返している。


私は『日本の奈落』(ビジネス社)

http://goo.gl/48NaoQ

に、消費税大増税の愚を詳述した。

2015年の増税実施は日本経済を奈落の底に陥れるものであると警告した。

さすがにこの警告は受け入れられて、安倍政権は消費税再増税を延期する決断を示したが、「延期」では効果は3分の1だ。

いったん消費税増税を白紙に戻す政策対応が必要である。

拙著『日本の奈落』(ビジネス社)は選挙期間中、販売妨害の状況に直面した。

アマゾンが、拙著の販売を中断したのである。

在庫があるにもかかわらず、在庫なしの状況が続き、いまなお、販売が再開されていない。

アベノミクスという薄っぺらのメッキが剥げることを、安倍政権自身が極度に警戒していることの表れである。

この拙著について、ジャーナリストの高橋清隆氏がブログに書評を掲載下さった。改めて紹介させていただきたいが、まずはご高覧賜りたい。

http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/1843630.html

私は、会員制レポート『金利・為替・株価特報』

http://www.uekusa-tri.co.jp/report/index.html

に、今後の金利、為替、株価の見通しを示す。

自公政権の勝利で円安・株高の宴が続くとの見方が強かったが、レポートでは、この宴は、消費税増税が「中止」なら二次会に移行するが、単なる「延期」なら、一次会で終了し、そろそろお開きになるとの見通しを示してきた。

まもなく、2015年を迎えるが、日本経済を取り巻く環境は好転していない。

また、米国ではこの12月16−17日にFOMCが開催される。

この会合に強い影響を与えると見られるのが、12月5日に発表された11月雇用統計の内容だ。

問題は雇用拡大ではなく、賃金上昇率の高さだった。

NY株式市場はFRBによる金融引き締め措置に対する警戒を徐々に強め始めている。


安倍政権が総選挙に勝ったとされるが、改めて解説するように、安倍政権に信任の投票をした主権者は全体の25%に過ぎない。

25%の民意で日本政治が支配される状況が続いている。

このまま進むと、原発、憲法、消費税、TPP、基地、格差の問題で、日本の主権者は地獄に突き落とされることになる。

安倍政権与党に信任の票を入れた人々でさえ、その最大の理由は、経済を浮上させることへの期待が強いということだった。

恐らく、この期待さえ、裏切られることになる。

メッキがきらめく宴は、年末まで持つのかとも考えられたが、やはり、メッキはメッキだ。

傷が入ると簡単に剥がれてしまうものだ。

真実の情報を入手して、2015年の経済環境に十分な警戒が求められる。


 

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コメント
 
01. 2014年12月16日 21:30:51 : asUiXE42a2
拙著『日本の奈落』(ビジネス社)は選挙期間中、販売妨害の状況に直面した。
アマゾンが、拙著の販売を中断したのである。

ひどい話です。
小野義彦のように不屈の植草先生で頑張ってください。
とはいうものの、くれぐれも気をつけてください。
植草先生は我々主権者国民の明星です。


02. 佐助 2014年12月16日 22:58:15 : YZ1JBFFO77mpI : 439YTZK3Rc
抜けています
一つ
メッキがはがれ為替相場の大暴落・大暴騰で苦しみます。
アベノミクスは円安・株や土地を中心に信用膨張バブルを発生させた。その空前のバブル景気を謳歌した米国と日本が、三段階の株暴落を経験し、新基軸通貨体制に移行するまで、収束復元できない。さらに石油輸出国の自壊による通貨の切り下げ,まったく1929〜32年に姿を現した第一次世界金融大恐慌は世界通貨のポンドからドルへの移行が根因と同じではないでしょうか。

もう一つ
石油輸出国も、40年目に政治的自由の要求に譲歩し、政治体制を維持するが、戦後80年目の節目には、民衆蜂起によって指導者層は分裂し、自壊することを避けるのは難しい。

どんな政治体制も経済体制も、個人と企業と国家レベルごとの利己的な行動と思考が不一致になり、矛盾が拡大分裂する。そのため、40年ごとに改革し、80年ごとに大革新が必要となる。80年以上継続した体制は、改革と革新を繰り返し継続してきた。大改革を認識出来ないために世界恐慌は避けられません。


しかも金融商品と原材料の値上がりを放置しながら、消費者の所得は増やさないまま、生産工場を海外に移転すれば、どうなるか? その答えは、国内市場が縮小するため、消費者物価のインフレは発生することができない。そして、輸出の好調のセイで、3年半ごとの景気循環さえ見えなくなる。

そして外国からの資金を集め、自国のバブルを膨張させ繁栄させた国家は、バブルが崩壊すると、デフォルト(支払い停止)せざるをえなくなる。
さらにバブル崩壊で外国からの資金が逃出すと、株・土地・債権・通貨が大暴落する。そして外国からの資金が逃げ出すと、自国通貨は暴落するため、物価高騰・品不足・購買力激減で、経済は大混乱する。


すなわち2007〜10年にスタートした第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因なんですが日本政府や政治・経済の指導者には全く見えないようです認識もしないために,間違いなく古今未曽有のパニックになります。


03. 2014年12月16日 23:11:13 : qpd25J8Ajs
国民はドアホノミクスを満喫すれば良い。何が起ころうと自業自得です。

04. 2014年12月16日 23:47:12 : jXbiWWJBCA

[FT]安倍首相は限られた好機を生かせ(社説)
2014/12/16 14:00日本経済新聞 電子版
 安倍晋三氏の首相再選は、日本の長引く経済低迷の循環を打開するための同氏の取り組みへの重要な後押しとなる。数十年にわたって停滞状態にある経済を再び成長に導くための「アベノミクス」の恩恵を、多くの国民は今のところ実感するに至っていない。それでも、有権者が安倍氏に野心的な構造改革を断行する猶予を与えたことは歓迎すべきことだ。

衆院選の結果を受け、記者会見する安倍首相(15日、自民党本部)
衆院選の結果を受け、記者会見する安倍首相(15日、自民党本部)
 安倍氏の勝利は、同氏が期待したであろうほどの盛り上がりに欠けたことは事実だ。投票率は過去最低を記録した。投票を棄権した人の多くは安倍氏を支持していないが、他に投票する選択肢もなかった。実際、自民党の議席数は減った。連立を組む、平和志向で安全保障問題では慎重な公明党の議席数が増えたことで、与党は勝利を収めた格好だ。

 安倍氏の首相としての手腕を評価する中心的な判断材料となるのが、日本経済の再生だろう。今後4年間の首相としての任期を手にしたいま、安倍氏は野心的な構造改革の断行と、世界3位の経済大国である日本に持続的な成長を取り戻すよう、与えられた信任を生かさなければならない。

 大規模な量的緩和を行う日銀指導部のおかげで、安倍氏はデフレから抜け出すことに期待が持てるスタートを切った。だが、こうした日銀の取り組みも、時期尚早だったとみられる消費増税によって台無しにされた。消費増税によって日本経済は再び景気後退局面に突入した。その結果、安倍氏は再増税の延期を決断した。

 これにより、2017年4月に消費税を10%に引き上げるまで、安倍氏は経済の足取りをより強固にするための猶予を得た。それまでの間、物価上昇率は着実に2%近辺で推移し、賃金、物価、消費、投資が上昇する好循環が確立されなければならない。

■恩恵は消費者へ還元すべき

 安倍氏にとって好都合な要素もいくつか存在する。労働市場は逼迫し始め、2段階目の金融緩和後、円は再び急落した。多くの日本の輸出企業はいま、強力な競争力を持つ。原油価格の下落は消費者物価指数を下げることを意味するものの、全体でみればプラスの効果をもたらす。だが、仮に日本株式会社がここ数年で最高の追い風の一部を受けたとして、アベノミクスが機能するならば、こうした恩恵の一部は困難を強いられている消費者に還元されなければならない。

 安倍政権は、企業に配当を増やすよう促すため、企業統治指針の策定という強硬姿勢を打ち出した。さらに、企業が物価上昇に合わせて賃金を引き上げることを確実にするための施策が必要だ。逼迫する労働力、道徳的な勧告、そして内部留保に対する課税への恐れなどの組み合わせは効果的だろう。国民生産の60%に相当する現金を抱え込む企業に対して、さらに法人税を引き下げる計画も安倍氏は考え直すべきだろう。

■デフレという竜を倒す

 安倍氏が強化された立場を利用して「第3の矢」の改革を加速するとの期待は当然ある。現実に生産性を上げる構造改革は歓迎されるべきだ。例えば、仮に米議会が本気でオバマ大統領に環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉権限を与えれば、安倍氏は国内の反対派を押さえ込み、好機を得ることになるだろう。TPPへの加盟は日本企業の市場を拡大し、企業を健全な競争下に置く。

 だが、アベノミクスの主要な標的はデフレであることに変わりない。日本が巨額の公的債務を管理できる水準まで減らす機会を得るためには、デフレという竜を倒さなければならない。安倍氏は首相の任期を延ばすために大胆に行動してきた。その任期を今こそ最大限に活用すべきだ。

(2014年12月16日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO80959630W4A211C1000000/?dg=1
 


05. 2014年12月17日 03:10:11 : YxpFguEt7k
「黒田日銀が増税決定を目論んで、無謀な追加金融緩和に突き進んだ。
GPIFは安倍政権の命を受けて、強引に株価を買い支えた。
腐敗したマスメディアは、アベノミクスがあたかも成功しているかのような誤報を垂れ流し続けた。」

黒田日銀、GPIF、マスゴミを束ねるのは、財務省・白痴集団ですね。白痴から日本を取り戻さなければなりません。
3つ、今後の日本の目標を書いておきます。

(1)日米合同委員会を廃止して、日本を真の独立国にする
(2)官僚支配を弱めるため、きちんと三権の分立を行なうようにする
(3)人口ボーナスを獲得するため、自国民を増やす(フランス型)か、移民を大量に入れる(それ以外の国型)

それが持続可能な(つまり未来のある)独立民主主義国への道です。

植草氏、がんばってください。応援しております。


06. 2014年12月17日 12:27:42 : uMcHfTnA4o
アメリカが過去にやって失敗したのと同じ方法が
アベノミクスらしいから失敗は確定!
あんな昔の失敗策をやるのかとアメリカ人があっけにとられたそうではないか

まぁ安倍には初耳な策だから経済音痴がやらかした大失敗!


07. 2014年12月17日 17:39:15 : qpd25J8Ajs
>06
韓国はその理想国家により近付いているようです。韓国を見れば日本の将来が見えてくる感じがします。すばらしいことですね。今10社がGDPの80%を占めているようです。日本も近くほとんどの人が派遣パートアルバイトに変身です。子供は産めずその少ない子供も大学に行かせるのは難しくなるでしょう。今でさえ6人に一人の子供が貧困と言われています。そこで待っているのが学資ローンです。払えないと牢屋が準備されているようです。それに一旦入ると抜け出すのは至難の業です。何も悪い事はしていないのにローンを組んで大学に行ったと言うだけで下手をすると終身刑です。もちろん家族も巻き添えを食い一生うだつがあがらなくなります。素晴らしい未来ですね。CIA朝鮮統一教会清和会を無批判に支持し国政を任せているとそうなるのです。山口や神奈川や奈良の人達のバカさ加減が分かります。お前らだけそうなればいいと思うのですが国全体を巻き込んで不幸のどん底にそのバカどもによって落とされるのです。悲しい事ですが、いくら彼らをバカ野郎と罵倒しても彼らの頭は空っぽだから何の反応も無いでしょう。それこそ自分が死地に追いやられても気がつかないバカどもたちです。

08. 新鮮組 2014年12月18日 10:43:23 : hYT1ZzdBhtgo2 : WA3OCMkvGU
安倍に対する人物評価
1.子供っぽい。
2.知識が無い。聞きかじりが中心。小泉純一郎にもこの傾向がある。
3.他人に対する思いやりがない。
4.くじけやすい。ホワイトカラーイクザンプションを途中で引っ込めた。
5.思い込みが激しい。
6.女にもてそうもない。昭恵夫人にさえも。

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