28. 2014年12月18日 20:07:05
: nu8C1AVG3A
良識派の議員が集まっての新党は確かに良いですね。しかし、そう簡単に行くでしょうか? 今回の選挙結果は非常に残念な結果に終わりました。 それは、自公に3分の2の議席を与えてしまった事。 民主党代表である海江田氏が落選した事。 小沢氏の先見の明や山本太郎氏の懸命の訴えが国民に理解されなかった事。 小沢氏は最善を尽くされたと思います。新党での受け皿作りへの動きからもその意図は垣間見れますが、それは野党第一党でのある民主党の若手議員が乗り気ではなかったとの事。 特に名前を挙げるとすればそれは細野氏、前原氏なのでしょう。 小沢氏が目指すのは民主主義の確立と、その為の2大政党制。 それと、現状では国民の為にならない安倍政権の暴走の阻止というところではないだろうか。 最善の策である新党設立の芽が潰えた時点で、合理的な考えを持ち合わせている小沢氏は当然次善の策に切り替えたと思われる。 理由はそれしかないから。 その為には野党の調整、それと野党第一党である民主党内部での調整も必要だった事でしょう。 想像になりますが、以前から維新、みんなとの合流を主張していた前原氏とそれを否定していた海江田氏。 国民が投票出来る受け皿を作る為には、この内部での微妙な分裂を取り纏めた上でその為の野党間の政党間対立も上手く調整しなければなりません。 これは、非常に難しいと思われる。 先ず、政策の点で自民党と相反する政策を提示しなければならないという前提の中でこれを取り纏める。 当然、民主党内で話し合う人物は岡田氏という事になると思うし、実際にそうであったようだ。 それに、他党の強力も取り付けなければならない。 想定になりますが、自民と相反する政策を提示した上で、この提言に賛同したのが、鈴木宗男氏だったのではないだろうか。 親馬鹿を公言している鈴木宗男氏が、自身の娘を民主党公認で出馬させている。また、それに波及するように宗男氏の強力な後援をしている松山千春氏も無条件で民主党公認の鈴木貴子氏を強力に後押ししました。 それとは別に、連携はしていなくてもこの小沢氏と同じ考えに至ったと思われる山本太郎氏は、非常に上手な表現で民主党への投票を懸命に訴えていました。 勿論、維新公認で出馬した松木謙公氏や、民主党へ離党した鈴木克昌氏なども決して保身の為だけとは私にはどうも思えません。 彼らが目指していたのは、政界再編。ただ、それだけだったのではないだろうか? あの民主党が選挙区で調整し、3党合意である消費税増税の方針を転換してまで今回の選挙に臨みました。 しかし、国民はこの民主党を許すことが出来なかった。 これではどうしようもありません。 今回の選挙に於いて、自民党と民主党の政策が同じという人がいるが、そらは明確な嘘である。 何故なら、民主党はこう掲げていました。消費税増税は凍結、原発は2030年までに廃止、安全性の担保できていない再稼働は認めない、集団的自衛権行使の閣議決定は撤回。 実際にやるかどうかは別として、確かに国民が受け入れられる最低限の「政策」は掲げていたように思われる。 これは、小沢氏の力ではないだろうか? 野党第一党である政党に、その方針を転換する自民党への造反である3党合意の撤廃を選挙時に国民に向けて語らせるなどという難しい調整は並みの政治家には出来ないことでしょう。 小沢氏はやれる事は最大限にやったと思われる。 しかし、常に落胆する思いは国民の理解が得られないというところなのではないだろうか。 政治家は国民の後押しが無ければ何も出来ないのです。 これで小沢氏に新党を期待するのは少々酷な気もます。 国民の信を得られなかった弱小政党の党首が新党を立ち上げて、そこに人は集まるのでしょうか? 民主党から離党した議員達が国民の生活が第一に離党した事がありましたが、その後はどうでしょう? あの時点でも日和見議員が多かったのに、その結果を見て与党や野党第一党の議員が新党に集まるでしょうか? 小沢氏は当然そのオプションも考えられていたでしょうし、それが難しいから民主党や維新との連携に動いていたのではないだろうか。 勿論、共産や社民との連携も模索していたのでしょうが、それは何処かの時点で頓挫したのかも知れません。 小沢氏に必要なのは国民の後押しであると思うし、それが成就する為にはその先見の明を我々国民自身が理解する必要があるのではないだろうか。 何しろ政権交代とは単純明快な足し算なのですから。 小沢一郎に新党を期待しても、逆に国民の皆さんがまずは足し算を理解して下さいと言われたら反論出来ないと私は思います。 民主党は分裂をすべきという考えは、小沢氏が在籍している民主党時代、特に陸山会事件がリアルタイムで進行している時に散々言われていたにもかかわらず、現実として難しいという結果になっている過ぎ去った議論の様に思います。 今回の選挙。 山本太郎氏の訴えが虚しく終わった事が残念ですし、ある程度前回より野党連携が進んだにもかかわらず、国民が選択したのが、自民党と共産党だったら事。この事実が残念でなりません。 都民
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