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自公圧勝に中韓“落胆と戦慄” 安倍政権長期化は最悪の結果
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20141216/frn1412161140001-n1.htm
第47回衆院選は14日、投開票され、安倍晋三首相率いる自民党は290議席を獲得し、連立を組む公明党(35議席)を合わせて、参院で否決された法案を再可決できる3分の2(317議席)を超える325議席を獲得した。野党第1党の民主党は海江田万里代表が落選するなど伸び悩み、73議席だった。安倍政権の長期化が確実視されるが、中国と韓国は戦慄・警戒している。安倍首相は「日本を、取り戻す」と訴え、領土や歴史問題で理不尽な攻撃を続ける両国に毅然と対応してきたからだ。
「日本の衆院選で、自公連立与党が300議席以上を獲得する見通しだ」「勝利は、安倍首相に2018年まで国家指導者の任期を与える」
中国国営・新華社通信は14日の衆院選投票締め切り直後、出口調査の結果をこう速報し、関心の高さを示した。
ただ、選挙結果が不満だったのか、中国の華僑向け通信社・中国新聞社は「自民党が大勝しても、投票率が極めて低ければ(戦後最低の52・66%)、真に民意を反映しているとはいえない」とケチをつけた。
韓国・聯合ニュースも、衆院選投票終了直後の同日午後8時1分(日本時間同)に日本メディアの報道を引用し、「自民、公明両党が全議席の3分の2を占める勢い」と速報した。さらに、「安倍“1強独走”長期化」との見出しで、「集団的自衛権の法制化、憲法改正など“普通の国家づくり”の弾みになる」との見通しを伝えた。
朴槿恵(パク・クネ)大統領は就任以来、世界各国で日本を批判する「告げ口外交」を展開してきた。衆院選の情勢には並々ならぬ関心を持っていたようで、同国左派系・ハンギョレ新聞(日本語版)は12日、「東京の韓国特派員たちが選挙結果について意見交換を行うため、駐日韓国大使館に集まった」と報じている。
沖縄県・尖閣諸島や、島根県・竹島をめぐって日本を挑発し、歴史問題などで日本を攻撃・批判する中韓両国は、選挙結果をどう受け止めたのか。安倍政権はどのように対応すべきなのか。
中国事情に詳しい評論家の石平氏は「中国にとって、安倍政権の長期化は最悪の結果だろう」といい、こう続ける。
「安倍政権が進める集団的自衛権の行使容認や教育改革は、中国の戦略に対立する。習近平国家主席としては、安倍首相は厄介な存在で、内心は『1日も早く潰れてほしい』と思っているはず。ただ、望ましくない結果だからといって、国民に(国政レベルの)選挙権を与えないような国が『投票率が低い』などと批判する資格はない」
習氏は投開票前日の13日、旧日本軍による南京占領から77年となる追悼式典で「30万人の同胞が痛ましく殺戮(さつりく)された。侵略戦争を美化する一切の言論は、平和と正義に危害を与える」などと語り、日本を牽制(けんせい)した。日本側の調査・研究で「南京大虐殺」や「30万人」という人数については疑問が呈されている。
石平氏は「来年の終戦70年を見据えて、習氏は事実上、『歴史問題で圧力を強める』と宣戦布告したといえる。安倍首相は堂々と靖国神社に参拝して、身をもって『中国の一方的な歴史観は受け入れない』と示せばいい。加えて、日本政府と民間が一体となって、中国が主張する歴史問題のウソを徹底追及していくべきだ」と語っている。
一方の韓国はどうか。
著書『ディス・イズ・コリア』(産経新聞出版)がベストセラーとなっているジャーナリストの室谷克実氏は「韓国政府は、安倍自民党に祝電ぐらいは打つだろうが、やはり内心はじくじたる思いだろう。安倍政権が長期化する以上、歴史問題で日本の妥協・譲歩は期待できない。来年は日韓国交回復50年にあたり、何か(形勢逆転の)きっかけを探すはず。そのため、とりあえず様子見ではないか」と分析する。
日韓をめぐっては、18年平昌(ピョンチャン)冬季五輪のそり競技を日本と「分散開催(共催)」する案が先日浮上した。同五輪の大会組織委員会は12日、すべての競技を予定通りに韓国国内で実施すると発表したが、室谷氏は次のように語る。
「分散開催は難しいだろうが、完全にゼロではない。平昌五輪の財政難は間違いなく、金銭協力などは求めてくる可能性はある。その意味でも、親韓的な民主党が伸び悩んだのは韓国にとってはダメージだ。安倍首相は今まで通り、歴史問題を含めて、毅然(きぜん)としたスタンスを守っていくべきだ」
安倍首相の「国益」を見据えた外交が期待されている。
[ZAKZAK(夕刊フジ) 2014/12/16]
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