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民主・海江田代表、辞任を表明 後継者争い混沌 党分裂の危機
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141215/plt1412151830021-n1.htm
民主党は今回の衆院選で、海江田万里代表が東京1区で敗れ、比例復活も逃すという醜態をさらした。海江田氏は15日に記者会見し、代表辞任を正式表明した。注目される次期代表には、岡田克也代表代行や、細野豪志元幹事長らの名前が取り沙汰されている。今後の展開次第では、橋下徹共同代表(大阪市長)率いる維新の党などを巻き込み、「民主党分裂」や「野党再編」が一気に流動化する可能性もありそうだ。
「ありがとう。お疲れさまでした。今日は事務所に入れない」
海江田氏は自身の落選が確実になった15日午前1時半ごろ、東京都新宿区の選挙事務所に電話をかけ、こう告げた。この時点で、すでに代表辞任の意向を固め、周辺にその考えを伝えていた。
野党第1党の党首が落選するのは、社会党の片山哲委員長が敗れた1949年の衆院選以来だ。異例中の異例ともいえる事態に、他党関係者も「ただただ驚いている」(維新の党の江田憲司共同代表)と絶句するほかなかった。
海江田氏はギリギリまで、選挙区で敗れた「史上最悪の宰相」と揶揄される菅直人元首相(同18区)ら2人と比例東京ブロックの最後の1議席を争った。最終的に、惜敗率が高かった菅氏が議席を射止めた。
ちなみに、全475議席の最終当選者が菅氏だった。同日午前3時ごろにようやく復活当選が決まり、事務所に姿を見せた菅氏は「応援をいただきながら小選挙区での議席獲得に至らなかった。私の努力不足を含めて、おわびを申し上げます」と支持者らに頭を下げた。
それにしても、代表と元首相が比例復活の“イス取りゲーム”を繰り広げるという「あまりに情けない展開」(民主党中堅)は、野党の盟主の姿とは程遠い。海江田氏が14日夜のNHK番組で語った「民主党もしっかりと議席を伸ばしている。これから野党の中心として自民党にしっかり対峙していかなければならないと思った」という能天気な感想には、失笑するほかない。
選挙戦後に、またぞろ「海江田降ろし」の動きが起きることも予想された民主党だが、降ろされるまでもなく海江田氏が撃沈されたことで、党内は一気に代表選モードになだれ込んだ。
新代表は、知名度が高く党内で一定の求心力を持つ中堅・ベテランを軸に調整が進むとみられるが、国政選挙担当の代表代行として今回の衆院選を取り仕切った岡田氏は有力候補の1人だ。
獲得議席は微増にとどまったとはいえ、岡田氏らが維新の党などと選挙区調整を進めた結果、「自民党候補と互角に戦える選挙区が増えた」(前出・民主党中堅)ことは党内で一定の評価を受けている。今年7月に公然と「海江田降ろし」を唱えたのも、ほかならぬ岡田氏だった。
また、一部の中堅・若手の間には、今年4月に自身の派閥「自誓会」を旗揚げした細野氏を推す声も根強い。前原誠司元外相の名前も取り沙汰されている。
野党再編に前向きな細野氏や前原氏が新代表に就いた場合、維新などを巻き込んだ再編が急展開する公算が大きい。実際、両氏らは衆院解散直前、海江田氏に対して維新との新党結成を求めたとされる。細野氏は14日夜の当選確定後にも「野党をどう結集するかも含めて(次の任期の)責任を果たす」と語った。
ただ、党内のリベラル派には、野党再編よりも党の「自主再建」を重視する海江田氏の路線を支持する向きもあり、再編推進派が代表選に名乗りを上げた場合、自主再建派との対立により党内は分裂含みの局面に突入しそうだ。
橋下氏も以前から、民主党の非労組系との「100人規模の新党」(橋下氏周辺)結成をもくろんでおり、民主党分裂は渡りに船といえる。橋下氏は14日夜の記者会見で、民主党のお家の事情を見透かしたかのように、次のように言い放った。
「維新の党なんて、できたてホヤホヤの力のない党ですよ。そんな所に民主党と一緒くらい(票が)入るというのは、民主党がいかに(有権者から)信がないかということですよ。やっぱり野党再編だと思います」
[ZAKZAK(夕刊フジ) 2014/12/15]
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