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“大山鳴動して鼠一匹”かも !?
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14年12月15日 永田町徒然草
平成26年12月15日午前2時過ぎ、今回の総選挙で争われた495議席のすべてが決まった。開票速報が始まってわずか6時間余りだが、この1ヶ月間の解散・総選挙を巡る動きを国民がどのように捉えて行動したか、が実にクリアに感じることができる時間であった。ひとつの壮大な合戦が見える、貴重にして緊張した数時間であった。
この1ヶ月近く、私はいろいろな角度から今回の解散・総選挙について論じてきた。日々進行していた政治現象に、私は非常な危機感をもっていた。そして警鐘乱打してきた。開票速報を見ていると、私の警鐘は決して杞憂ではなかったが、多くの国民がその危険性を見抜き、賢明な判断をした結果が次々と明らかになり、私には意を強くするものもあった。
マスコミは、安倍・自公"合体"体制の大々的な勝利と報じているが、私にはそんな気がしないのである。意外に“大山鳴動して鼠一匹”だったのではないか、と私は思っている。安倍・自公"合体"体制側が得たものは意外に小さく、これに反対する側が得たものは、意外に大きかったと思われる。悲観も楽観もする必要はない。この戦いを通じて明らかになったことを大切にすることが重要なのだ。
今回の戦いを通じて顕現したことを幅広く分析し、次の戦いに生かすことを考えなければならない。次の戦いに備え、できることから早速実行しなければならないのだ。それにしても、流石(さすが)に疲れた。今日私が感じたことは、これからまたこの永田町徒然草で順次述べていくつもりだ。読者諸氏には長い間熱心にアクセスして頂いたこと、この場を借りて感謝する次第である。
今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。
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