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安倍政権の暴走が加速する
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2014年12月14日 そりゃおかしいゼ第二章
今回の総選挙で自民党が圧勝した。単独で300議席は越え、絶対多数も単独で確保しそうな勢いである。しかし、中身を見てみると敵失の様相がつい。もしくは協力政党が作り出した結果とも言える。
民主党政権のふがいなさが、今日の自民党の暴走の根拠であるが、第三極として登場した政党がことごとく、この選挙で壊滅応対になっている。民主党は海江田代表や菅元首相が落選するなどしてはいるが、議席は延ばしているのである。
分裂や脱党や分派だたり、離散集合を繰り返してきた政党、生活の党、結の党や次世代の党などはほとんど消滅し、それに現実解党したみんなの党、維新の会(党)も半減の様相を呈している。つまりほとんどが、これらの泡沫政党を窮して自民党が現状を維持し、さらに上乗せしているのである。
ほぼ全選挙区に候補を立てた共産党は、比例区の票を起こす結果となり、さらには不意打ち選挙には組織力の強さを示した形となって、議席を倍増する結果となった。唯一野党の中で実質伸びた政党と言える。しかし、自共対決と自認する現実とは程遠い議席である。
それにしてもこの結果を受けて、安倍政権は継続するだけではなく、これまで以上の暴走をすることになるだろう。安倍首相の総選挙の意味はここにあり、最大の政治主題である憲法改定へと動くことになる。
とりあえずは好戦的な法案を連発することになるだろうし、原発再稼働もTPP参入も行われ、食糧自給率は落ち込み、地方は疲弊して格差社会はより一層進行することになるだろう。
財政規律は見直されることなく、消費税は15%も視野に入ることになる。安倍自民党政権の暴走を止める手立てはなかったのか?
ヒントは今回の沖縄選挙区が取り組んだ選挙協力が参考になる。準備のととわない野党を見て安倍首相は、解散して不意打ち総選挙でに踏み切った。しかし、沖縄では知事選挙の熱が冷めていなかったのであった。
反自民で結束、具体的には辺野古移転阻止の一点で協力し合った。その結果、選挙区で自民とは全敗したのである。
小選挙区制度が残っている限り、それを逆手に取った選挙協力しかない。多くの野党が寛容で、その後のあるだろう自民党の切り崩しに堪えられればの話である。
自民党の最右翼の安倍晋三が登場した時に、今日の状況を予測したものは少なくはない。安倍晋三は経済対策を隠れ蓑に、極右政権をを作り始めたのである。それにしても恐ろしい時代に突入したものである。
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