http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/347.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52089833.html
2014年12月13日 「ジャーナリスト同盟」通信
<自公・軍国主義に屈せず>
昨年12月の安倍・靖国参拝を重大視した中国は、9・3抗日戦勝記念日、12・13南京哀悼日を国家の行事と定めた。ことし2月の全国人民代表大会常務委員会で決定したものだ。安倍・自公政権に対してSOSを発した格好である。南京大虐殺記念館で開催された式典には、習近平国家主席が出席、改めて安倍・自公軍国主義に対して、警戒と警鐘を鳴らす重要演説を行った。
<習近平・日本国民を恨まない>
中国のテレビは特集番組を組んで、1日中放映して人民の喚起を呼び起こし「永遠不忘」を誓った。一方で、大虐殺の犯人を「少数の軍国主義者」と決め付けて、日本国民と区別した。その上で「日本国民を恨んではならない」とも釘をさした。
抗日戦争で亡くなった中国人民は、南京の30万人を加えると、総計3500万人とも述べ、その人的被害の大きさを強調した。
12・13テレビは、日本軍の凶悪な殺害場面を繰り返して放映した。「決して安倍・自公内閣に屈しない」とのメッセージを印象付けていた。
<米人撮影の記録映像初公開?>
米人撮影の記録映像も初公開した。安倍ら少数の軍国主義者の歴史の捏造を意識してか、大虐殺の国際化を印象付けるような番組でもあった。
むごすぎる映像に目を背けたり、テレビを切ったりする家庭も多かったらしい。この米人撮影は、教会の診療所内の様子も克明に映し出していた。子供・女性の殺傷されたむごたらしい姿は、大虐殺を十二分に連想させるものだった。
<性奴隷の女性らも>
性奴隷にされた、まだ幼い表情の若い女性の半狂乱になったベッド上の様子も、撮影されていた。
性の奴隷が、被害者の精神を破壊するものであることを、全ての人々に教えていた。残酷すぎるのである。95年に50人の仲間と一緒にここを訪問したとき、12・13から3ヵ月後に南京入りした将校用運転手の証言は、もっと残酷なものだった。
<ドイツは今もナチス追及>
カメラはドイツのナチス退治の様子を伝えていた。今もナチス追及をやめないドイツ政府とドイツ人、逆に歴史を捏造する日本を比較して伝えていた。
「なぜ日本は、素直に謝罪できないのか。なぜなのか」で中国人同士の議論が起きている。宇都宮徳馬は「明治には暗い芽がこびりついていた。ここをよく研究する必要がある」と指摘、侵略の背後に暗い明治の存在を示唆していた。いまや、啓蒙思想家と吹聴される福沢諭吉も、結局のところ、アジア侵略論でしかなかったことがわかってきている。
現在の1万円札は福沢である。日本政府の歴史認識を象徴している。
戦争経験もあった元読売政治部長は「天皇主義下、幼児期から選良教育が強要されていた」と決め付けた。神がかりの天皇制と日本軍の残虐性に関係があるのかもしれない。カルトの祭政一致体制である。
<大屠殺に驚いた戦争遺児>
95年の南京大虐殺訪問の印象記のなかに「大虐殺を大屠殺と表現していることに驚いた」と書いた50歳の女性がいた。戦争遺児であることに気付かされるのだが、人間の運命は本当にわからないものだ。
彼女自身、亡くなる8ヶ月前にやくざの性奴隷にさせられてしまった。逃げ出そうとして激しく脅迫され、逃げ道を封じられてしまった。恐怖のなかで、精神を破壊されて、大動脈が破裂して急死してしまった。まだ半年前の事件である。
いまの日本でも繰り広げられている性奴隷事件、南京レイプ事件を反省しようとしない軍国主義者に、ただただ驚愕するばかりである。
12・13は、人類の教訓としなければならない追悼の日である。人類は、アジア人は、日本の少数軍国主義者に屈してはならない。
2014年12月13日記
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK176掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。