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小選挙区制は腐敗を生む<本澤二郎の「日本の風景」(1859) <民意が反映されない悪法>
http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/319.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 12 月 13 日 13:17:23: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52089780.html
2014年12月13日 「ジャーナリスト同盟」通信

<岸信介が狙った改憲のための選挙制度>

 「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出版)を執筆したのは、この世紀の悪法が強行された直後だったと記憶している。この選挙制度の実現に執拗に汗をかいた政治屋というと、安倍の祖父・戦争責任者の岸信介である。少数の得票で議席を多数占めることが出来るからである。民主主義を形骸化する制度である。独裁政治を可能にする。現に、そうして武器輸出や平成の治安維持法・自衛隊参戦法が具体化した。岸の野望が、この悪しき選挙制度の下で開花している。日本のみならず、アジアの危機を招来させている。

<民意が反映されない悪法>

 なにゆえ岸がこの制度にこだわりを見せたのか。それは少数の得票で大量の議席を確保できる、そのためである。
 既に2年前の選挙で立証されている。投票率が60%、50%と落ち込むと、それだけで当選する勝者の得票は、2割ほどで済む。まことに選挙とは名ばかりなのである。
 国民の意思・民意は全く反映されない。有権者の意思の多数が無視される選挙制度なのである。ここの理解度が国民も低いし、いわんや外国の研究者も理解しているとは言いがたい。
 「国民の支持のない政党が、なぜ圧勝するのか」という愚問が出たりする。民主政治にとって小選挙区制は、最悪の制度なのである。その制度のお陰で、安倍・自公独裁が推進されている。

<小沢一郎が強行>

 この悪法を批判しない新聞テレビも悪い。
 この機会に事情を知らない国民に伝えるべきだろう。この悪法を強行した人物は、小沢一郎である。小沢の軍門に下った細川護熙・河野洋平・土井たか子の責任も大きい。当時の首相、自民党総裁、衆院議長である。
 筆者一人NOという本を書いて反撃した。それは正しかった。この悪法を改正、民意の反映されやすい制度にすべきである。主権者たる国民と民主主義政治家の責任である。
 この制度を批判し続けている自民党・村上誠一郎はまともだ。小沢は自己批判すべきだろう。

<安倍・国粋主義に軍配>

 新聞テレビの政府批判を封じた中での総選挙は、明日14日に投開票される。結果はおおむね判明している。安倍・国粋主義与党に軍配が上がることになっている。
 野党が1本化すれば、事態は変わったが、共産党はじめ野党は分断されているため、自公が勝つことになる。これほどの深刻な内外政を抱えながらの自公圧勝を国際社会は、到底理解できないだろう。
 小選挙区制のためである。

<創価学会が味方につけば勝てる制度>

 考えなくてもわかるだろう。「OO党に投票を」「OO党に投票するように働きかけよう」という学会本部の指令は、数百万の学会員に100%伝わる。これを忠実に実行することが信心、功徳になる、という教えを受け入れる会員で構成されている宗教団体である。
 信仰と政治が一体化しているため、そこでは個人の政治的自由は事実上、拘束される。ここまで徹底できる教団はほかにない。「カルト」と決め付けられる理由である。
 したがって、学会本部の政治判断に間違いが生じると、内外政に多大な影響を与えることになる。既に、この2年の悪政の数々が証明している。
 安倍・国粋主義政治は、創価学会の悪しき戦果なのである。警鐘を鳴らし続ける理由である。それによる悪政を、日本やアジア・国際社会に悪影響を及ぼすからである。「戦争する日本」改造に貢献する創価学会を、誰が想像できたろうか。筆者も想定しなかった。
 中国人が驚愕して当然なのだ。

2014年12月13日記


 

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コメント
 
01. 2014年12月13日 13:49:47 : KzvqvqZdMU
今んところ、民意の大勢は自民党だな。
その民意が気に食わない本澤などがモンクを垂れておる。


[32削除理由]:削除人:アラシ
02. 2014年12月13日 13:53:31 : oBX462qug2
>>1

民意が自民??

なら自民党が低投票率にこだわるワケないだろ。

自民に民意が寄ってるなら、郵政選挙や09政権交代選挙みたいに夏に選挙やってるよ。


03. 2014年12月13日 15:10:01 : i2KtbaTgHc
どんな選挙制度でも欠点はある。
それ以前に日本人は本当のことを知らされていない。こちらこそが問題だ。

おれは今の国民の「民意」なるものがウソの情報を刷り込まれたうえで形成されたものだと思う。


04. 佐助 2014年12月13日 16:59:23 : YZ1JBFFO77mpI : 439YTZK3Rc
ほぼ,当たっています。

「自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない」
資本主義国家でも社会主義国家でも、国家と企業と個人は、それぞれ利己的な自衛思考と行動をするために、短所や矛盾の発生は避けられない。一党独裁下の国家・企業・個人が、利己的に防衛思考し行動する法則の作用から逃れることはできない。資本主義国家でも、官僚支配するビジネスに参加するにはコネと賄賂が絶対必要である。社会主義政治体制は官僚支配なので、どんな開放政策にも認可権がつきまとう。そのため、自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。

「民主主義は理念ではなくルール」
少数意見はひとまず多数意見に従い、多数意見は少数意見に耳を傾けるルールが誕生したのだ。故に、多数意見は常に正義で絶対服従沈黙せよとの先輩の意見は軍国時代と同じで、少数意見尊重こそ民主主義だ」

民主主義とは多数決原理であり、独裁主義に対立する理念と信じられている。君主制度の時代で元老院貴族院が採用された時代でも、君主の絶対権限は縮小されたり拡大されながら、都市独立国家や封建制度に移行し、再び、統合された中央集権国家へと統合されながら、帝国主義とよばれる植民地獲得競争時代に、内閣首相選挙制度へと移行してきた。

民主主義はルールにスギないため、どんな政治体制も、多数決を集団の総意として利用してきた。だから、多数意見は正義・善であり、少数派の意見は間違っているので、転向しなければ抑圧排除してもよろしい、という常識は間違っている。

政治家は当選した瞬間、その政治のルールの中に思考と行動は閉じ込められる。そして、ルールのコップの中で権力争奪のため、離合集散する。その駆け引きは、現実に次々と発生する問題解決を論じながら、実際には、応急手当の試行錯誤を攻撃し、互いに足を引っ張りあう。それなのに、政治家は国民と国家の利益のためだと確信することができる。そのために、根本的解決を常に先延ばしされるだけなので、いっそ古いルールをブチ壊した方が手っとり早いと、ルールをブチ壊せと怒号する思考と行動の独裁者を待望する。

そして,先進資本主義国家は,二大政党制と小選挙区を組み合わせ,国民の選択肢を二つの対立させることに成功した。この二大政党制は「多数決は民主主義の原理でなくルールにスギナイ」事実を認識しない限り,主権在民・自由・平等・平和の理念と矛盾対立することが避けられなくなる。

「二大政党制の機能不全」
ところが,自由経済システムそのものも腐敗堕落により,二大政党制に国民の期待を収斂させてきた二大政党制は,2030年まで各国で機能不全になることが避けられなくなった。すなわち「二大政党制の腐敗=不信」なので日本の二大政党制も一時的に崩壊が続く。

そのために政治の腐敗=不信が続きますので,日本は【中選挙区制の復活】や【少数党に有利な配分率】又は【比例区80減前後】そして【参議院を廃止して一院制にする】ことを真剣に考えないと,政治の腐敗=不信は止められない。そして天下りや談合に仕事を与えないなどの,大変革が必要である。

そして経済は第二次産業革命を加速させ,「放射能・CO2を発生させない動力」への転換革命を変革をしないと,日本の商品の世界的優位性を2019年から失います,技術革新に遅れた日本の大企業の消失劇が2017年から始まります。さらに基軸通貨の多極化を早期実現に向け進めることです。


05. 2014年12月14日 13:22:09 : jknXauazqc
 
   このまま小選挙区制を続けると、自公の長期独占政権になるか、あるいは、アメリカ型の富者・強者代表の二大政党間の政権たらい回しになるだけだ。

   アメリカには、緑の党・改革党・共産党その他数多くの政党があるが、小選挙区制によって民主・共和の実質的な二党国家になった。貧者や弱者が自らの代表を議会に送ることは不可能だ。彼らは、富者や強者が支配する国家のほどこしを受けるだけになってしまった。

   2008年までの20年間で10回のアメリカ議会選挙において民主・共和両党以外で選出された議員は、上院(定数100名×10)で4名(0.4%)、下院(定数435名×10)で9名(0.2%)しかいない。
 
小選挙区制の下では少数派や弱者の代表が出てくるのは極めて困難といえる。少数派や弱者の代表が議会に出てこその議会制民主主義ではないのか。
 
   議会制民主主義の根幹は民意を正しく表わす選挙制度にある。民意と大きく乖離した結果となる小選挙区制をやめて、比例代表制にすべきだ。

  ヨーロッパの多数の国々では比例代表制を採用し、その上で民意にそった連立政権をつくっている。政権の交代がなくても、また自分の思いと違う政権であっても、それが民意を正しく反映しているのであれば、次の選挙時まで国民は納得して結果を受け入れることができる。



06. 2014年12月14日 13:46:24 : u41ShKyHb2
03>さんに同意、国民の多くが政治に関心を持ちマスコミが真面なら今の選挙制度でも問題はない。たとえ国民が関心が薄くてもマスコミさえ本来あるべき姿、国民側に立って本当の事を伝えてくれれば少選挙区制は駄目ならすぐ政権を変えられる利点がある。結局この制度の弱点を自民党はムサシを使って悪用している。

07. 2014年12月14日 16:16:47 : jknXauazqc

   今回の選挙結果がどうなるか分からんが、2012年の衆院選小選挙区で自民党は得票率43%で79%の議席を獲得した。本来なら議席獲得率も43%前後であるべきだろう。

   投票全体の死票は53%に達している。半数以上の民意が消された。

   なお比例区では、自民党の得票率は27・6%で、大敗した前回2009年衆院選の26・7%とほぼ同じだった。

   仮に全部を比例代表制にすれば、自民党の得票率(=議席獲得率)はおそらく30%前後だろう。3割の議席では、自民党が今のように好き勝手をやるわけにはいかなかったのだ。

   繰り返すが、議会制民主主義の根幹は民意を正しく表わす選挙制度にある。民意と大きく乖離した結果となる小選挙区制をやめて、比例代表制にすべきだ。



08. 2014年12月14日 18:53:03 : 0z80OvpmwY
比例代表制は有名無能な人物の独壇場を生み出すけどな。
だから、大選挙区制度が最良。
国会議員定数は100〜200位で良い。

一票の格差は消滅する。



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