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本当は安倍晋三も青くなっている
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2014-12-13 反戦な家づくり
13日の土曜日
選挙情勢は2年前よりもさらに厳しいように見える。
しかし、わたしはあまり悲観していない。
その理由を書いておきたい。
理由は二つある。
ひとつめは、実は敵も一枚岩ではないということだ。
同じ自民党であっても、頭の中に$しか入っていない新自由主義の連中と、卍(反転)がかなりの部分を占める連中とは呉越同舟なのである。特に、新自由主義は極右を嫌う。極右的な政治は金儲けの邪魔になるうえに、ユダヤ系の多い金融界でネオナチが好かれるわけがない。
世界的には新自由主義、すなわち無国籍で巨大な金融資本が圧倒的な力を持っている。だから、米国の実質的な植民地である日本などひと飲みにできるとタカをくくっていた。新自由主義は1980年代から日本に入り込み、1998年から本格的に日本への浸食を始めて、小泉&竹中時代に経済界はほぼ食い尽くされた。
ところが、政治の世界は意外と抵抗が強かった。いみじくも小泉が抵抗勢力と呼んだ、土着の利権を握っている旧来の自民党やシロアリ官僚と、さらには、大日本帝国の復古を願って強硬な力を維持する極右である。
なぜ安倍晋三という無能な男が2回も首相になれたのは、極右を丸め込んで新自由主義の金儲けに協力させるためだ。両股かけられるキャラを見込まれたのである。
ところが、安倍はその期待に添えなかった。第1次のときは、板挟みの重圧に耐えられずに腹をこわして逃亡した。
あんな辞め方をした人間が再び首相になったのも、「今度こそ上手くやります」と掛け合ったからだ。また、今回は集団的自衛権を決定する必要があった。
新自由主義にとって集団的自衛権は右翼思想ではなく、もちろん日本の独自武装ではまったくなく、自衛隊を米軍の下請けにすることによって米国の予算削減をするためである。あくまでカネのためだ。
しかし、極右にヨイショされて有頂天になり、自分の趣味におぼれた馬鹿な安倍晋三は、集団的自衛権を決めたところでお役ご免となった。そして引導を渡された。
私は、今回の解散は安倍の意志ではないと思っている。外遊中に話を決められて、帰ってきたときには退くに退けなくなっていたというのが真相だろう。自民を過半数ギリギリくらいまで減らして安倍を追放し、同時に維新から橋下的な極右色を一掃して新自由主義に純化させて連立を組ませる。創価学会の影響も減らせて一石二鳥。
たぶん、新自由主義サイドのシナリオはそういうことだったのではないだろうか。
ところが、またまたアテが外れた。せっかく選挙直前に閣僚のスキャンダルを暴露したのに、議席減どころか土着利権はビクともしない。だいたい日本人は政治家が買収するのを、本音のところでは悪いことだと思っていない。むしろ「ウチの先生は私らのことを思ってくれてえらいなあ」と思っている。
海外から見た日本のこの姿は、呪術的に見えることだろう。
そこで新自由主義陣営は、ほめ殺しに転じた。自民党圧勝キャンペーンである。そもそも選挙の中盤に圧勝の報道は禁忌のはずだ。有権者は反発するし、各陣営は油断する。
また、安倍晋三が唯一の武器としてすがりついている日銀とGPIFによる株価操作も、投票日直前に売り浴びせて下落させた。
麻生の「失言」というか本音ポロリがどんどん報道されるのもこの一貫だろう。
そんなわけで、安倍晋三には実は逆風が吹き荒れている。
選挙結果はそれなりに自民党は勝つかもしれないが、同時に内紛が始まる。
安倍晋三が絶対的な権力を握る独裁政治が始まるわけではない。
もちろん、新自由主義も、シロアリも、極右も どれもろくでもない連中だ。
しかし、敵の内紛は利用しなければならない。絶対にスキができる。
その意味で、私はあまり悲観していない。
■■
悲観していない理由の二つ目は、選挙を運動として参加する市民が確実に増えていることだ。
数年前までは、選挙というのは政治家がやるもので、企業や宗教や組合の組織動員でやるものだった。
ところが、2012年から確実に意識が変わりつつある。
私のかかわっている生活フォーラム関西もふくめて、全国で色んな動きができている。そして、選挙って楽しいなと感じた人が増えてきた。
投票に行こうというキャンペーンも大事だが、何千万人を投票に行かすよりも、1万人が選挙運動に参加することのほうが先なのではないかと思う。まず魁より始めよ だ。
選挙が楽しくなれば、自然と投票率は上がる。楽しいというのは、歌って踊ってという意味ではなく、自分を表現するということ、思いの丈を口にするということだ。
今回選挙ボランティアに参加した人たちが、雲散霧消せずに、この経験を共有しつないでいければ、今回の選挙はその意味でもとても大きな一歩だ。
鳥かごに入れられた「有権者」から、自分で空を飛ぶ「主権者」へと羽ばたき始めた。
理想的な結果になったとしても、今回の選挙では政権交代はできない。
である以上、先につながる種をまくことができたかどうかが問われる。その意味では、既に勝利している。
その勝利をより確実なものにするために、最終日13日は、ぜひとも選挙運動に参加しよう。
関西の方は 生活フォーラム関西のブログを確認して、行けそうなところに行ってみよう。
駅頭などで街宣しているところに行って、お手伝いします と言ってビラまきなどをやるのが一番手っ取り早い。○○をお願いします と大きな声を出しながらビラを手渡してみよう。
それが、日本の民主主義の血になり肉になるのだから。
あと1日。悔いの無いように。
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最後に、比例は候補者名ではなく 「生活の党」 です
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