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2014年12月13日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏」
◆朝日新聞は12月11日付け朝刊「衆院選 中盤の情勢」で小渕優子前経済産業相の選挙区「群馬5区」について「小渕が引き離す 5区」という小見出しをつけて以下のように戦況を述べている。
「5区 小渕は性別、年代別を問わず幅広く支持を得て他候補を引き離している。小林は無党派層からの支持が1割にとどまり、広がりが見られない。糸井は共産支持層は固めたが厳しい戦いだ」
小渕優子前経済産業相は、政治資金について、後援会会員向けに開いた観劇会の収支が食い違っている問題で辞任に追い込まれ、東京地検特捜部の捜査は終了していないにもかかわらず、依然として「選挙は強い」のである。
普通ならば、スキャンダルで辞任にまで追い込まれた候補者は、有権者の支持を失うはずなのに、小渕優子前経済産業相は、ビクともしていない。なぜなのか? 答えは「候補者、有権者ともに手が汚れていて、クリーンハンドの有権者が少ない」ということだろう。「悪貨は良貨を駆逐する」(質の悪い人間が蔓延って、優れた人間が姿を消すということ。悪が栄え善が滅びるということ)という経済原理とよく似ている。
否、もしかしたら、政治家、有権者の自由な政治活動を何かと細々と厳しく規制している公職選挙法、政治資金規正法が、「悪法」なのかも知れない。しかし、「悪法も法」であるから、嫌でも遵守しなくてはならないのだが、「群馬5区」の有権者は、「規範意識」が薄いのか、お互いダーティな手なので、いまさら「クリーンの立場できれいごと」を言うのは、不自然と思っているように受け取れる。
◆松島みどり前法相の選挙区「東京14区」について、「松島一歩リード 14区」という小見出しをつけて、次のように述べている。
「14区 松島がやや優勢で、木村が懸命に追う。松島は自民支持層の8割弱の支持を集め、5割弱の無党派層に浸透。木村は民主支持層をまとめたが、無党派層の支持は一部にとどまる。阿藤は厳しい戦い」
松島みどり前法相も、自身のイラストや名前が入ったうちわを選挙区内で配ったことが
公職選挙法が禁じている寄付行為にあたると国会で追及されたことを受けて辞任に追い込まれたのに、戦況は「やや優勢」という。単なるチラシに指を入れる穴を開けただけであるなら、チラシだが、チラシに箸のような棒をつけて、うちわにしたものを配布すると、公職選挙法が禁じている寄付行為にあたるという。「重箱の隅」をつつくような話なので、うちわを配った松島みどり前法相も、もらった有権者も「罪の意識」がほとんどないのであろう。
◆老大国と言われる英国の何もかもがよくて、日本は遅れていると思って真似をする必要はないけれど、英国は100年以上も前まで、腐敗選挙に悩まされていたという。候補者は、有権者をパブに集めて、酒を振る舞い、「買収合戦」に興じていた。これを絶滅するため「腐敗防止法」を制定して厳しく取締まった結果、腐敗が減り、いまではかなり「クリーンな選挙」を実現している。候補者が選挙運動に使う費用は、150万円程度だという。選挙カーも日本のような派手派手しくなく、自動車の屋根に「タクシー」の表示程度のものをちょこんとつけているので、費用はかからない。戸別訪問は自由、選挙運動を手伝っている人たちの飲食代は、各々の自前だそうだ。英国に比べれば、日本は有権者の意識は、まだ100年遅れている感がある。
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