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※表の見方。選挙区での情勢分析。■は「苦戦」。▼は「大接戦」(左側は政治評論家の浅川博忠氏、右側は夕刊フジ)。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141211/plt1412111550003-n1.htm
2014.12.11
12・14衆院選は終盤戦となり、全国の小選挙区の最新情勢が明らかになってきた。報道各社が「自民党優勢」という分析を出すなか、西川公也農水相や望月義夫環境相という現職閣僚に加え、民主党の海江田万里代表と枝野幸男幹事長、生活の党の小沢一郎代表ら、与野党の大物22人が崖っぷちの戦いを強いられている。政治評論家の浅川博忠氏と夕刊フジが、気になる現状に迫った。
「後世の歴史家が『2014年衆院選で政界は変わった』『1つの時代が終わった』という選挙になるかもしれない」
浅川氏はこう語る。確かに、今回の「落選危機リスト」(別表)に掲載された面々には、永田町の一時代を築いた人物もいる。それほど、現代の戦(いくさ)である選挙は過酷だ。
まず、安倍晋三首相率いる自民党では、親族企業への利益供与疑惑が取り沙汰された西川公也農水相や、後援会の政治資金収支報告書の虚偽記載問題が発覚した望月義夫環境相、「うちわ」問題が直撃した松島みどり前法相が、野党候補と「大接戦」を展開している。
浅川氏は「自民党に追い風が吹くなか、3人は冷たい逆風にさらされている。本来、現職閣僚や前閣僚は強いが、スキャンダルを抱えるため、有権者に『一丁上がり』『もう二度と入閣はないだろう』といった印象を与えている」という。
衆院選後に内閣改造があれば、西川、望月両氏は交代かもしれない。
民主党からは、海江田代表を筆頭に、枝野幹事長や川端達夫国対委員長ら9人が「苦戦」「大接戦」と判定された。
「海江田氏は比例復活がギリギリという現状だ。民主党の議席がやや増えたとしても『代表失格』の烙印(らくいん)を押されるのではないか。枝野氏は選挙態勢も整っていないのに、『私が安倍首相なら、この秋に(解散総選挙を)やる』と挑発して失敗した。幹事長の立場を分かっていない。民主党は3年3カ月の大失政を引きずり続けている。海江田、枝野両氏は、その象徴である菅直人元首相の公認を剥奪すべきだった」(浅川氏)
リスト入りした民主党幹部らは、他の候補者の当落どころか自身の選挙を心配しなくてはならない苦境だ。かつて「選挙に強い」といわれた枝野氏だが焦っているのか、10日午後3時から、地元・JR大宮駅東口で街頭演説を行う。
橋下徹共同代表(大阪市長)が牽引する維新の党は、かつての勢いが失われた。松野頼久国会議員団会長と松浪健太国対委員長が厳しい戦い。
「松野氏は、祖父の松野鶴平元参院議長、父の松野頼三元農相が築いた地盤を先細りさせている。政党も、日本新党→新進党→民主党→維新の党と渡り歩き、有権者の信頼を失いつつある。松浪氏のいる大阪は維新の本拠地だが、雰囲気は2年前とはまったく違う。先日、関西財界の幹部と話したが『橋下氏は中央政界に片足を突っ込むのではなく、首長の仕事をしっかりやるべきだ』と語っていた」(同)
平沼赳夫党首率いる次世代の党は、「第三極」勢力の存在がかすむなか、苦しい戦い。
「『次世代の』といいながら幹部に新鮮さがない。安倍政権に『是々非々』という対応も、与党なのか野党なのか、どっちつかずに感じる。東京都知事選で61万票を獲り、知名度のある元航空幕僚長、田母神俊雄氏を擁立したが、選挙区の選択を間違ったのではないか。広告塔の役割を果たせていない」(同)
生活の党は、小沢代表自身が「大接戦」だ。6、7両日、約30年ぶりに地元・岩手でドブ板選挙を展開した。
「小沢氏自身が危うく、当然、他の候補も厳しい。有権者は二大政党を望んでいるのに、小沢氏はいつも壊してばかり。公示直前に、側近を民主党に逃したことも分かりづらい。もう『過去の人』という印象で、今後の野党再編には関われないだろう」(同)
栄枯盛衰は世の習いとはいえ、今回ほど永田町の顔ぶれが激変しそうな選挙はない。果たして、誰が生き残るのか。
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