http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/226.html
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昔、崩壊前のソ連で流行ったジョークがある。
赤の広場で、泥酔者がウオッカの空瓶を振り回しながら喚いた。
酔っぱらい「ブレジネフのバカ、アル中、インポのくたばりぞこない」
そこに駆けつけた K.G.B.「同志、静かにしたまえ、お前を逮捕する。」
酔っぱらい「なに〜、俺がなにをした。あーそうか 国家元首屈辱罪か」
K.G.B.「ちがう、国家重要機密漏洩罪だ」
現在の日本で安倍晋三のことを、幼稚園で人格形成が止まったバカだと言うと、特定秘密漏洩罪で逮捕されるのであろうか?今回の選挙は幼稚園児並みの知性、感性しか持たない安倍政権の暴走をあと四年間許すのかどうかが問われている。法治国家の土台をなし崩しにし、マスコミを恫喝するような政治を継続させる訳にはいかない。ファシズムは目前にある。
日本は市民革命を経験していない。現在の憲法は敗戦の結果得られたものである。このことが、基本的人権や民主主義のシステムの有難さについての国民の認識を軽くしているのであろう。我々は敗戦という血で贖った基本的人権や民主主義のシステムが失われていくことを見逃して良いのであろうか?これらを失うと次は再び血で贖わねばならなくなる。我々はこの時代に生きている者としてこれらの価値を継続する責務がある。
昨日偶々CATVで映画「ゾフィー・ショル、最後の祈り」を見た。敗戦色濃厚なナチスドイツで反戦ビラを配布した白バラ団のゾフィーが逮捕され、処刑されるまでを描いていた。ビラを配布して死刑、これは有名な史実であり事態を放置すればこのような世の中が再び訪れる可能性があるということである。
最近見た内田樹氏のブログには興味を引かれた。
http://blog.tatsuru.com/2014/11/26_1711.php
詳しくは原典を読んで頂きたいが、私なりに要約する。
敗戦後の日本の政権は宗主国であるアメリカに服従しなければならない一方で、面従腹背で対米自立を一貫して目指していた。また、タフネゴシエーターとして様々な対米交渉をこなし、紆余曲折を経て沖縄返還を勝ち取った。ところが、「対米従属を通じての対米自立」という戦略は80年代後半頃を境に変化し、対米従属のみが目的になり、対米自立が戦略から外れてしまい、「面従」だけが残って、「腹背」が消えてしまった。以下・・
この論考は厳密な立証を抜いているが、事実関係から類推すると基本的に間違いないと思う。宗主国の利益を第一にする植民地側の人々買弁という。今や官僚組織、政府は買弁に支配されている。
同じ敗戦国であるドイツでは、敗戦国から名誉ある国家への復帰の戦略が長期間続いていると思う。東西ドイツへの分割は日本の置かれた状況に比べて遥かに苛酷であったであろうが、彼らは長期戦略の結果、合併を経て今やEUの盟主の地位を得、国際的な尊敬を受けるに至っている。かの国では今でもナチスを賛美することは禁止されている。そのようなことを許していればドイツは今の地位を手に入れることはできなかったであろう。
片や日本では、対米自立を果たせずひたすら従米に励む一方で、慰安婦問題について白を切ったり靖国参拝をしてみたり、幼稚園児のように拗ねることを繰り返し、国際的な評価を低めている。一体どこに戦略があるのだろうか?バカとしか思えない。私は祖国が対米自立を果たし、国際的に尊敬を受ける名誉ある地位を復活することを願っているが、そこに至る戦略抜きにそれが実現できる筈が無い。もう駄目なのかもしれない。
私が初めて阿修羅を知ったのは、2001年の911事件に疑問を持ち情報を探した結果である。当時の阿修羅は深い知性に裏付けられた投稿にあふれており、良質な情報に接した喜びがあった。ところが、ここ数年2chから流れてきたような知性の欠片も無い人々が押し寄せるようになり、随分品性を落としている。私の認識ではネトウヨは右翼ではなく、単なるバカである。本物の右翼は断じて従米ではない。
私事であるが、私の選挙区では自民、維新、共産の立候補しか無い。私の認識では維新は極右であり、平気で基本的人権を踏みにじる危険な存在と思ってきた。しかし、今回はやむを得ない。安倍晋三に白紙委任をすることだけは絶対に避けねばならない。不本意ながら維新に投票することにする。しかし、民主も維新も選挙の争点作りの下手さにはあきれる。市民と直接話したマスデータを分析すれば、国民が何を求めているかは判るはずだが、多分そうではないのだろう。最高裁判事は法匪集団であり当然全て×である。
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