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権力を悪用して恥じない自民党と権力の凄さにたじろいだ民主党
http://www.amakiblog.com/archives/2014/12/11/#003034
2014年12月11日 天木直人のブログ
きょう12月11日の産経新聞が大きく報じている。
政府は10日、個人消費と地方経済のテコ入れのために地方自治体が自由に使える「地域生活支援交付金」を今年度の補正予算に2000億円計上する方針を固めたと。
おなじくきょうの読売新聞が報じている。
政府は消費税引き上げに伴う負担をやわらげるために低所得者に現金を配る「臨時福祉給付金」を支給する方針を、当初は14年度一回限りの予定だったが来年度も出す方針を固めたと。
産経と読売を使いわけてスクープを書かせ、ただでさえ有利な選挙情勢にだめ押しする自民党のなせるわざだ。
これを公職選挙法違反だと批判する事は簡単だ。
しかし、これが権力というものだ。
戦後一貫して権力を握って来た自民党だから簡単にできる事だ。
ひるがえって民主党はどうか。
せっかく国民に選ばれて政権についた。
あの時国民は自民党を見放し、あたらしい政治を望んだ。
その国民の気持ちを真摯に受けとめて、民主党は自民党を二度と政権に返り咲くことの出来ないように息の根を止めることは出来た。
権力を持てば、覚悟を決めれば何でもできたのだ。
情報公開を徹底し、返り血を浴びる覚悟で自民党の過去の犯罪的行為をすべて暴くことは出来た。
沖縄密約の全容解明をすればよかったのだ。
原発事故という未曾有の災いを転機として、自民党政権と原発業界の癒着を白日の下に晒せばよかったのだ。
そうすれば自民党の息の根が止められたのだ。
私はそれを何度も民主党に進めた。
しかし、民主党は権力の大きさにたじろぎ恐れた。
それどころか、鳩山にしても菅にしても、夫婦そろってはしゃぎ過ぎた。
三年間ものあいだ権力を握ったというのに、権力の威力を何ひとつ有効に使うことなく、いま民主党は惨めに消滅しようとしている。
同情などする気はまったく起こらない。
せっかく権力を与えられたのに、その権力を国民の為に使えなかった民主党に対する怒りがあらためてこみ上げてくるだけだ。
安倍自民党と、不破前議長まで出て来てはしゃぐ共産党だけが大勝する選挙など、悪い冗談だろう。
日本の政治はもう一度最初から叩き直さなくてはいけない(了)
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