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2014-12-10 09:57:01
われらが輝ける安倍政権が4日後の12月14日には、いわば「絶対王権」を手に入れることがほぼ確実になってきました。
その前の本日12月10日から、孫悟空の如意棒にもあたる威力絶大の「特定秘密保護法」を実際に使えるようになりました。
安倍首相は、「この法律はスパイとか、テロリストに適用するものだから、国民は全く基本的に関係ないんですよ。報道が抑圧される例があったら、私は辞めますよ」などとおっしゃっておられます。
なにをおっしゃるウサギさん。よくもまあ、ぬけぬけとウソッパチを抜かされるもんです。
彼はこれまでも、ウソをつき続けてきました。国際的にもです。その典型例が、東京オリンピック招致のために、「日本は安全です。放射能は完全にコントロールされています」というプレゼンでした。
消費税増税では、「社会福祉に使います」といいながら、多くの財源を大企業が喜ぶ公共事業などにじゃぶじゃぶばらまいてきました。
TPP(環太平洋経済連携協定)交渉を開始するにあたっては、「農業をはじめ守るべきは守り、1ミリたりとも譲歩することはありません」とカッコよく見えを切りつつ、その実態は日本をアメリカなどのグローバル企業に売り渡すような内容で進めています。
安倍暴走政権にとっての「特定秘密保護法」は、国民を支配するために極めて強力な武器を手に入れたことを意味します。なにしろ、政権にとって具合の悪いことが報道されたり、暴露されると、ただちに「秘密保護法違反」で逮捕し、最高10年の重罰に処することができるのです。そして、事実上、なんでも特定秘密にすることができるようになりました。
つまり、特定秘密保護法を振り回せば、合法的に国民を弾圧できるようになったのです。
日本はそもそも、「安保法体系」という秘密法下にあります。この安保法体系は憲法の上に君臨する「秘密保護体系」です。
憲法の上に君臨することを法的に確定したのは、当時の最高裁長官、田中耕太郎という男です。この男が、「安保条約などの高度に政治的な問題は、最高裁が判断する範囲を超えている」という、いわゆる統治行為論を持ち出して、事実上、安保関連の法体系を憲法の上位に置くことを確定しました。
沖縄の返還にあたっては、日米間に密約がなされ、その密約を当時毎日新聞記者だった西山太吉さんがスクープしました。しかし、日本ん外務省は、「そんな密約は存在しない」と隠蔽し続け、今も隠したままです。
一方の当事者のアメリカが公文書公開制度にもとづき、とっくに「密約を公開」したにもかかわらず、日本側の外務省は「知らぬ、存ぜぬ」を押し通しています。
このようにこれまでも、ウソのつき放題、隠ぺいのし放題が、日本の政治風土、官僚のビヘイビアです。そしてさらに、秘密保護法です。鬼に金棒。官僚は国民の公僕どころか、国民を統治する「お代官さま」なのです。
アメリカではかつて、「赤狩り」と称し、共産党関係者とみなされたものを迫害するマッカーシズムが吹き荒れたことがありました。秘密保護法の施行は、日本での新しい「マッカーシー旋風」の号砲といえます。
その風潮を端的にあらわしているのが、近年威力を強めている「ヘイトスピーチ」です。高市早苗という総務大臣などもその一派です。なにより、安倍晋三という男そのものが、ヘイトスピーチ集団の親玉のようなものです。
いやな世の中になってきました。これを拒否するには、自公候補、維新や民主党の右寄り候補に投票しないことです。
今回の選挙は、日本版マッカーシズムを拒否し、「まともな日本を取り戻す選挙」といえるのではないでしょうか。よくよく考えて投票しましょう。
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