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「小沢一郎氏最後の衆院選になるか」(EJ第3933号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/410330444.html
2014年12月10日 Electronic Journal
小沢一郎生活の党代表に対し、メディアによる執拗なバッシン
グが続いています。小沢排除のいつも先頭に立つ夕刊フジは選挙
が始まる前から、ほぼ連日のように「小沢落選危機」を報道して
います。フジサンケイグループは安倍晋三氏の親派であり、小沢
批判の急先鋒に立っているメディアです。
確かに今回の選挙は、小沢氏にとって厳しい選挙になっている
のです。ほぼ3年間にわたる検察と検察審査会による強制起訴で
イメージが悪化していることに加えて、日本中のメディアはこの
機会に「小沢を潰せ」とばかり、あることないこと小沢氏を徹底
的に叩きまくったからです。
しかし、裁判の結果は無罪判決。検察官役の指定弁護士によっ
て控訴されたものの、控訴審も無罪判決。だが、体制側の仕組ん
だ陰謀によって、自らが主導して成し遂げた政権交代の民主党政
権で、小沢氏は何も政治力を発揮できなかったのです。これは政
治力を発揮されては困る勢力の仕組んだものであることは明らか
であるといえます。
それから立ち直る間もなく、2012年の年末の野田首相によ
る突然の衆院解散──これは、マニフェスト違反の消費税増税に
反対し、スジを通して離党した小沢氏率いる小沢グループが立ち
直る時間を与えない「小沢潰し」を狙った解散であるといわれて
います。当時の民主党6人衆のバックには財務省がついており、
彼らがバックアップしたものとみられています。
この抜き打ち解散は、民主党政権の壊滅的敗北をもたらしまし
たが、スジを通した小沢グループまで民主党と一緒にされ、小沢
グループも大幅に議員を減らしたのです。そして、参院選でも支
持は戻らず、生活の党は議席1ケタの弱小政党になったのです。
そして今回の選挙です。小沢氏が出馬している岩手4区は、自
民党の藤原崇氏が対抗馬です。藤原氏は31歳と年は若く、自民
党はその若さをアッピールしてこの選挙戦を挑んでいます。前回
選挙では小沢氏にとっては珍しく、3万票差まで詰め寄られ、藤
原氏に比例復活を許しているのです。小沢氏の集票力が落ちた証
拠であるといえます。このEJ執筆時の8日現在、小沢氏が大き
くリードはしていますが、8日付けの毎日新聞が世論調査と取材
に基づいた結果として、次の記事を掲載したのです。
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生活の党は沖縄の小選挙区で1議席を確保する見通しだが、小
沢一郎代表が苦戦。比例代表も伸びず、公示前勢力(5議席)の
維持は困難だ。 ──2014年12月8日付、毎日新聞
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この記事の意味することは大きいのです。生活の党は比例代表
で「0」になる可能性を示しているからです。今回、小沢氏は今
まで一度もやったことのない比例での重複立候補をしていますが
比例代表が「0」ということになると、岩手選挙区で勝利しない
限り、政界には生き残れないことを意味します。
しかし、今回の選挙は前回とは違い、民主党と生活の党が選挙
区を棲み分け、協力体制を組んでいます。そして小沢氏の遊説に
は、民主党の県連幹事長がベタ付きで同行しています。負けるこ
とはないと思いますが、緊張感の漂う選挙戦になっています。
小沢氏は、先週の週末の2日間、選挙区に入り、雪の降るなか
30ヶ所を回っています。さすがに人の集まりは小沢氏の場合は
市街地ではどこでも百数十人、山間部でも70〜90人と、40
人前後の藤原氏に比べて圧倒しています。
小沢氏は、雪が舞い、気温が氷点下になるなか、コートや手袋
は身に付けず、熱心に次のように訴えています。
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自由競争と安倍さんはいいます。しかし、自由に好き勝手やら
せておいて、強い者が生き残り、弱い者は切り捨てる。これでは
もはや政治とはいえません。政治は日本国中どこに住んでいても
どのような職業についていても、それなりのしっかりとした安定
と暮らしを約束する。それが政治であります。
かつての自民党は、その考えを持っておりました。「地方に甘
い。農村を大事にしすぎる。そっちにお金を使いすぎだ」と、い
ろんな批判をいただきながらも、「やはりみんなが、良くならな
きゃダメだ」。そういう意識の中で政治を行ってきた。しかし、
いまの内閣、いまの政治はどうですか。このまま安倍政治が続い
たら、国民生活はダメになってしまいます。
──2014年12月8日発行/日刊ゲンダイ
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12月8日の昼ごろのことですが、衝撃のニュースが飛び込ん
できたのです。今年7月〜9月までのGDPの改定値は、最新の
データを反映した結果、企業の設備投資が先月の速報値の時点か
ら下方修正されたことなどで、年率に換算した実質の伸び率がマ
イナス1・9%となり、速報値のマイナス1・6%から下方修正
されたというニュースです。
7月〜9月のGDPの改定値については、多くのエコノミスト
がかなり大幅に改善するとしており、なかにはプラス成長になる
と予測していた人もいたのです。それが、マイナス1・6からの
大幅な下方修正です。
これによって4月の消費税増税がいかに日本経済にダメージを
与えたかが、改めて認識されますが、増税の影響だけでなく、ア
ベノミクスの成果についても疑問が出てきています。しかし、円
安は進行し、株価は高いままです。小沢代表はアベノミクスにつ
いて次のように述べています。
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アベノミクスは安倍さんと取り巻き、それから役所、経済団体
の利害が一致した政策です。このまま続けば、日本社会の不安定
化は増して行く。そろそろ国民も肌で感じ始めている。その正体
がバレないように解散したのだと思う。 ──小沢生活の党代表
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─── [検証!アベノミクス/15]
≪画像および関連情報≫
●小沢一郎氏31年ぶり地方行脚/今回選挙に危機感
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生活の党の小沢一郎代表(72)が6日、異例の地元遊説を
敢行した。岩手4区の奥州市、花巻市、北上市内の計16カ
所を訪問。気温0度で雪が降る中、計111キロを走り回っ
た。盤石な「小沢王国」で選挙期間中に本格的な遊説をする
のは31年ぶり。対抗する自民党前職(比例東北)の藤原崇
氏(31)への支持が広がり、小沢氏の陣営に危機感が漂っ
ている。共産党の高橋綱記氏(67)も出馬している。小沢
氏は午前9時過ぎ、最初の遊説地、奥州市役所江刺総合支所
に到着した。地元の選挙活動は長年、秘書や家族に任せてき
たため、本人の参加は異例。待ち受けた約200人の支援者
からは歓声がわき上がった。小沢氏はビールケースに乗り、
「地方は安倍政治の影響を受けて、日に日に衰退している。
国民の生活が第一という理想を実現するために、もう1度、
政権交代を目指したい」と力説。16度目の当選に向けて、
支持を訴えた。約10分の演説、支援者との握手、そして移
動の繰り返し。午後5時ごろまでに16カ所を訪問した。気
温0度の寒さの中、終盤はせき込む場面もあったが、無事に
完走した。「頑張ってくれ、と励ましてもらった。ありがた
かった。議員になって十数年は、地元をよく回っていた。そ
の後は党の仕事で来られなくなったけど」と話し、遊説が信
条であることを強調した。 http://bit.ly/1AR6G4C
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