http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/156.html
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昨夜10時からBSジャパンで放送された「日経プラス10」は、飯田泰之明治大学准教授とピケティ著「21世紀の資本」の翻訳に携わった山形浩生氏が出演し、“格差と成長”というテーマで話し合いが行われた。
民放のワイドショーからNHKの経済解説番組まで頻繁にテレビに出演している売れっ子経済学者である飯田泰之氏については、経済論理がけっこうわかっている人だなという印象を持ちつつ、消費税は法人税と同種というまともな説明をした論考を読んだことはあるが、消費税そのものに対する見解を見聞きしことはなかった。
その飯田氏が、消費税増税の旗振りで先陣を切ってきた日経新聞社系のテレビ局の日経新聞の名を冠した番組のなかで、「消費税の増税には反対です。もともと消費税そのものに反対です」と明言したのである。
(反対の理由としては低所得者に厳しい逆進性をあげ、消費税増税は格差を拡大すると説明。「軽減税率」はダメと明言し、消費税をどうしても増税するというのなら、給付付き税額控除で低所得者対策を行ったり、中小企業に直接補助金を渡したりする政策を実施すべきと提言)
「消費税制度に対する風向きが変わった?」と思ったのは、財界と財務省・経産省の御用聞きとも言える日経新聞が、新聞にテレビと舞台は違うとはいえ二日続けてしかも総選挙の期間中に、消費税制度に強く疑問を投げかける経済学者を登場させたからである。
新聞もそうだが、テレビはより強く、執筆者や出演者について、所有企業の価値観をベースに政府や財界組織の意向を反映した人選を行うものである。
政党幹部までだが、出演者も、テレビ局の空気や政府の意向を汲んで、肝心なことは言わないで済ますことが多い。
97年の消費税増税そして今回の消費税増税と、日本を破滅の淵に落とすような愚策を繰り返した財務省の官僚たちが、自分たちの愚かさに恥じ入り、深く反省し、少しはまともな方向に政策の舵をとることを期待している。
どのみち自民党が勝つであろう総選挙では、どこもカスだと思っているが、少しはましなカスを選ぶということで、消費税制度そのものに反対の政党(社民党と共産党)に票を入れようと思っている。
(このタイミングでの消費税増税に反対している生活が第一の党の小沢代表は、NHKの討論番組で、消費税は好ましい税制だと明言しているので×)
※ 参照投稿
「社会保障 別の財源模索を:消費税は貧困と格差を拡大:消費増税は社会保障の膨張招く:消費税収大半は法人減税で相殺(日経新聞)
http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/103.html
「どうあがいても敗北が必至の野党は、議席確保でじたばたするのではなく将来を見据えた政策議論と個別の闘いに徹すべし」
http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/709.html
「国民の理解も得られず憲法違反の不必要な解散を行ってまで政権の4年間延命を図ろうとする安倍首相が隠したほんとうの目的」
http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/835.html
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