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2014年12月09日
古村治彦です。
2014年12月14日の総選挙投開票日が近づいてきました。今回の選挙では自民党大勝で、安倍晋三政権の基盤がますます強化されるという結果予想が各新聞で出されています。最新のフジテレビと産経新聞の共同世論調査の結果に関する報道によると、自民党は単独で3分の2を占める勢いであると言われています。詳しくは下に貼り付けました、新聞記事をお読みください。
私がまず皆様に自分の失敗についてお話ししたいと思います。私は、2014年11月に安倍晋三首相が衆議院を解散し、総選挙を行うと発表した時、「自民党の衆議院での議席数を減らして、安倍晋三氏を退陣させるために、天の声(アメリカ、具体的にはアメリカ大使館とキャロライン・ケネディ大使)が衆議院解散をやらせたのだ」と考えました。
アベノミクスの効果が見られないことと消費税増税で国民からの人気が下がっている時に、安倍晋三氏と自民党を抑えるために解散をするのだと考えました。アメリカのバラク・オバマ大統領、ジェイコブ・ルー財務長官や経済関係者たちは、日本の過度な円安を嫌ったり、景気回復が進まないことに苛立ったりしていることは発言からも分かりました。
そして、日本国民も実際に「自民党が議席を多く占めるのは良くないことだ」と考えています。それは、以下の新聞記事にもある通りです。「与野党伯仲が望ましい」とする国民が約半数いるのです。
しかし、選挙結果予想では自民党は大勝、野党は共産党以外敗北となっています。以下の新聞記事によると、自民党が小選挙区で200から220(全部で295選挙区)、比例区で80議席を獲得すると予想されています。自民党だけで3分の2である317議席を獲得する勢いと報じられています。私は、今回の総選挙は「不人気の安倍晋三政権を勝たせて、安倍氏を国政選挙3連勝(2012年総選挙、2013年参議院議員選挙、2014年総選挙)に導いた大政治家、名指導者ということにして、2016年の参議院議員選挙にも勝たせて、一気に憲法改正にまで向かわせる」ということであったということに気付けませんでした。これは私の見方の甘さと頭の悪さが原因です。
有権者の半数が与野党伯仲を望みながら、議席は自民党が3分の2を占めるという予想が出ているのです。これはとても奇妙なことですが、小選挙区比例代表並立制を採用しているので、獲得票数と議席の割合との間のねじれが出てくることになるのだと言われています。小選挙区の場合は二大政党制になり、政権交代が起きやすくなるが、少数政党は生き残りが難しいので、比例代表を制を入れたのですが、これがかえって仇となるというか、いわゆる「民意」「世論」が反映しにくいことになってしまいました。
2012年からの動きや野党殺し、リベラル殺しであり、これがいよいよ完遂されようとしており、結果として米政翼賛会体制と憲法改正の完成が間近に近づいています。そして、アメリカのヒラリー・クリントン大統領誕生と合わせ技で東アジア、極東の状況が一気にきな臭くなっていくのだと私は考えています。
(新聞記事転載貼り付けはじめ)
●「自民単独で3分の2迫る 衆院選で本社・FNN合同終盤情勢調査」
産経新聞 2014年12月9日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000064-san-pol
■伸び欠く民主、共産は倍増も
産経新聞社は8日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した電話世論調査(4〜7日)に全国総支局の取材を加味し、14日投開票の衆院選終盤情勢をまとめた。自民党は、平成21年に民主党が単独政党として獲得した現行憲法下での最高議席(308議席)を上回り、衆院の3分の2に当たる317議席をうかがう勢い。民主党は目標の100議席は難しい情勢だ。共産党は前回(8議席)の倍増をうかがう勢いだが、その他の野党は軒並み苦戦を強いられている。
産経新聞など報道各社は序盤情勢で「自民300議席超」と報じたが、自民党は勢いを維持している。
選挙区(295議席)のうち200議席前後を固め、優勢の選挙区を含めると約220議席となる見通しだ。激戦区でも半数以上でやや優位となっている。青森、群馬、山口など21県で選挙区全勝の可能性がある。大都市圏では東京、神奈川などで地滑り的勝利を狙える勢いで、前回衆院選で旧日本維新の会が躍進した大阪でも健闘している。
比例代表(180議席)では、前回(57議席)を大幅に上回る80議席が射程に入った。
公明党も、公示前の31議席以上を確保する公算が大きい。参院で法案が否決されても衆院で再議決して可決するために必要な議席の3分の2を自公両党で上回るのは確実で、焦点は自民単独で3分の2を握るかどうかに絞られている。
民主党は、前回獲得の57議席から10議席以上の増加が見込まれるが、目標の100議席は極めて難しく、80議席にも届かない可能性がある。維新の党も25議席前後にとどまり、公示前勢力の42議席から激減する見通しだ。次世代の党、生活の党、社民党は比例での議席獲得に苦戦しており、選挙区でも1桁台に低迷するのが確実だ。
ただ、接戦区が約40選挙区あり、選挙区によっては態度未定の有権者が約4割を超えているため、情勢が変化する可能性がある。
◇
◆世論調査の方法
サンプル数は4万936。平成26年9月末の選挙人名簿を基に、選挙区ごとに満20歳以上の有権者から男女別・年代別の構成割合に応じて調査対象を抽出。電話番号を無作為発生させるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式で算出した回答数が得られるまで電話調査を行った。
●「衆院選「与野党伯仲望む」47.9% 本社・FNN合同調査」
産経新聞 2014年12月9日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000065-san-pol
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が衆院選の情勢調査に合わせ、6、7両日に実施した合同世論調査によると、衆院選の望ましい結果について「与野党の勢力が伯仲する形」との回答が47・9%と半数近くに達し、前回の41・9%より6ポイント増えた。一方、「与党が野党を上回る形」は35・4%で、前回の38・0%より2・6ポイント減った。
「与野党が伯仲する形」が望ましいとの回答に関しては、自民党支持層の31・3%、公明党支持層でも21・1%が答えており、与党支持層の中にも「勝ち過ぎ」を警戒する声があるとみられる。
しかし、比例代表の投票先に関しては、自民党が37・5%で、民主党の13・2%、維新の党の10・7%を大幅に上回り、衆院選の終盤情勢調査と同様、「1強多弱」の構図を反映しているといえそうだ。
「支持政党なし」と回答した無党派層に限ると、比例投票先として自民党が14・7%、民主党が12・8%、維新の党が11・3%とほぼ分散する傾向が出た。
安倍晋三内閣の支持率は47・8%で、前回比1・1ポイント減。不支持率は39・6%(前回比1・3ポイント減)だった。
衆院選について「関心がある」と答えたのは62・2%だった。戦後最低の投票率(59・32%)となった平成24年の前回衆院選のほぼ同時期に比べて17・7ポイントも減っており、投票率の低下が懸念されそうだ。
(新聞記事転載貼り付け終わり)
(終わり)
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