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パレスチナ問題の本質を我々に突きつけたNHK特集番組
http://www.amakiblog.com/archives/2014/12/07/#003030
2014年12月07日 天木直人のブログ
きょう12月7日の早朝(午前5時ー6時)のNHK教養テレビが「ガサに根を張る」という一時間の特集番組を放映した。
パレスチナ問題の不条理を見事に描いた秀逸な番組だった。
その内容は、民間団体の招待で来日したガザの人権弁護士であるラジ・スラーニ氏の語る言葉や日本での活動ぶりを中心に構成されたものであるが、その見どころは、作家で人権活動家の徐京植氏とラジ・スラーニさんの対談である。
そこで繰り返し出てくる言葉が、人間が人間を差別するという究極の矛盾であり、人間の尊厳の喪失である。
これは、今の日本や、米国、いや世界中の国々が、等しく直面している最大の問題である事を、我々に気づかせてくれる。
その対談の合間、合間に、イスラエルのパレスチナ弾圧批判やパレスチナの解放を願う国際世論の高まりの画像が随所に盛り込まれ、我々日本人の無関心さに、「それでいいのか」と迫る。
私が目にしたこの種の番組の中でも、群を抜いて秀逸な番組である。
パレスチナ問題に関心のある人は必見の番組だ。
この番組は、一貫してパレスチナ問題を取り続けてきた写真家土井敏邦氏ほか、彼に協力する市民団体の貢献なくしては出来なかった番組だ。
NHKにもまだこのような番組をつくり、放映する良識が残っていた事を知って勇気づけられる。
願わくば、日曜の早朝の、しかも「こころの時代」という宗教・人生を語る番組ではなく、日本人の皆が目にする時間帯に、堂々と政治番組として放映してもらいたかった。
ともあれ、私はこのような番組をつくり、放映したすべての関係者に、感謝と敬意の念を捧げたい。
この国の政治家や官僚たちには何も期待できないが、名もなき在野の人たちの活躍によって日本の良識は支えられているという事である。
彼らにこそもっと多くの権限と予算(税金)が分配されなければいけない。
私の言う、もうひとつの政治、もうひとつの日本とは、そういうことである。
この番組は以下の通り再放送される。
一人でも多くの日本国民に見て欲しい番組だ。
私がそうであるように、パレスチナ問題を知った以上、もはや無関心ではいられなくなる。
この番組を見た日本国民が正しくパレスチナ問題を知って、パレスチナの解放に向けて行動を起こすようになってもらいたいと願う(了)
12月 13日(土)
NHKEテレ1 午後1時00分〜2時00分
こころの時代〜宗教・人生〜「ガザに“根”を張る 弁護士ラジ・ス
ラーニ」
http://www4.nhk.or.jp/kokoro/2/
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