http://www.asyura2.com/14/senkyo175/msg/801.html
Tweet |
上西(左)は当選圏外/(C)日刊ゲンダイ
小選挙区1勝76敗 独り負け「橋下維新」大阪でも全滅危機
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155563
2014年12月7日 日刊ゲンダイ
主要メディアの「自民単独で300議席超え」という衝撃の序盤情勢調査でハッキリしたのは、維新の党の「独り負け」だ。本拠地・大阪でも、橋下維新の嫌われっぷりは尋常ではない。候補を立てた14選挙区は全滅の危機で、選挙後は党の存続すら危ぶまれる。
表は現在の情勢に基づいた、大阪の維新候補の当落予測である。いずれも対立候補がリード。前回は公明との選挙協力も功を奏して候補を立てた14選挙区中、12区を制したが、怒涛の勢いは完全に消え失せている。
「橋下代表は大阪都構想を巡り、公明党とケンカ別れ。<死ぬまで公明の選挙区に立ってやる>と、自分と党幹事長の松井府知事が3区と16区にそれぞれ出馬することをにおわせていたのに、選挙直前に取りやめ。本人は<ベストの判断、大阪のため>と強がっていますが、維新は公明の選挙区に対立候補すら立てなかった。これにはナニワの有権者も<なんやねん、橋下のオッサンも口先だけかいな>とドッチラケで、党勢失速を招いています」(大阪府政関係者)
個別にみると、1区の井上英孝氏は前回2万5000票差をつけた自民新人の大西宏幸氏に大差を許し、10区の松浪健太氏は、民主の辻元清美氏と自民新人の大隈和英氏の激戦に挟まれて埋没気味。11区の伊東信久氏はある調査で、解散後のドサクサで自民公認を得た“政界の漂泊者”の佐藤ゆかり氏にダブルスコアで引き離されていた。7区の“浪速のエリカ様”こと上西小百合氏は当選圏外だ。
■自民300議席をアシスト
「大阪の勢いの衰えが全国に波及し、77小選挙区に擁立した候補は軒並み、崖っぷちです。前職41人のうち、現時点で優勢なのは神奈川8区の江田憲司・共同代表だけ。2年前に東京15区を制した柿沢未途も、党国会議員団会長で熊本1区の松野頼久も、現時点では劣勢です。小選挙区は最悪1勝76敗と、大惨敗となりそうです」(野党選対関係者)
比例区の予測も前回40議席からガタ落ちで、25〜30議席がやっと。東京では1議席しか確保できない可能性もある。維新の激減分が自民の比例票に流れ「過去最多の比例80議席台」を手助けしている情勢だ。
「前回の『維新の会』は橋下氏と石原慎太郎氏の2頭体制に現・次世代の平沼代表らが群がり、タカ派色が強かった。だから保守派だけど非自民という層の受け皿となりえたのですが、この2年、橋下氏の慰安婦容認発言や路線対立の分裂騒動などで自滅。保守層の有権者が“維新もダメ”と感じて自民に回帰するか、あるいは棄権する傾向が各社の序盤情勢からうかがえます。維新票がどんどん自民に流れている。結果的に今度の選挙でも維新は“自民の補完勢力”になっている形です」(政治評論家・山口朝雄氏)
この期に及んで橋下代表は共闘相手の民主党を「アベノミクスを批判するばかりで対案を出さない」と演説でコキ下ろす始末。惨敗予想で正気を失っているのか。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK175掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。