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「自民300議席」破壊力 枝野、海江田、小沢氏も危ない… 主要5紙調査
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141205/plt1412050830003-n1.htm
2014.12.05 夕刊フジ
第47回衆院選(14日投開票)について、新聞各紙は4日、序盤戦の情勢調査を報道した。各紙とも「自民党、300議席超え」「民主党伸び悩み」といったもので、安倍晋三首相率いる自民党が選挙区、比例区ともに優位に立ち、圧勝しそうな勢いだ。一方、民主党の海江田万里代表や枝野幸男幹事長、生活の党の小沢一郎代表らが落選危機にあるという。「自民300議席報道」の破壊力は、今後の選挙戦にどんな影響を与えるのか。
「今日の各報道機関が、与党が優勢との報道をしています。しかし、まだ選挙は始まったばかりです。選挙は油断した方が必ず負けます、小選挙区は、ほんの数パーセントの振れで根底から覆ります。かつて橋本政権での選挙中、自民党大勝と報道され、結果大敗しました」
安倍首相は4日朝、フェイスブックなどにこう書き込んだ。新聞各紙の報道を受け、与党陣営を引き締めたものだ。
新聞各紙の1面見出しは別表の通り。独自の世論調査や全国の支局情報をもとに弾き出した数字だが、各社ともほぼ一致している。
自民党は解散時295議席だっただけに、調査結果の通りなら、それを上回る圧勝になる。17ある常任委員会の委員長ポストを独占し、委員の数でも野党を上回る「絶対安定多数」(266)も確保する。安倍首相の衆院解散の決断が当たり、アベノミクスや消費税増税見送りが信認されたことになりそうだ。
民主党は「70議席台」(産経)、「70前後」(毎日)などと解散時(57議席)より議席を伸ばすが、100議席には届かず「次の次で政権奪還」という目標は厳しそうだ。個別選挙区では、海江田氏(東京1区)や菅直人元首相(同18区)らが「苦戦」しているだけでなく、これまで「選挙に強い」と言われてきた枝野氏(埼玉5区)までが「競う」(読売)、「接戦」(朝日)などと落選危機にある。
このほか、橋下徹共同代表(大阪市長)率いる維新の党は、本拠地・近畿の選挙区を固めきれておらず、毎日の推定獲得議席は「28」。平沼赳夫党首の次世代の党は、選挙区で2議席程度を獲得する可能性があるが、比例での議席確保の見通しはたっていないという。
かつて「選挙の神様」といわれた生活の小沢氏(岩手4区)も「予断を許さない」(読売)、「接戦」(朝日)などと落選寸前で、同党の推定獲得議席も「2」(毎日)と、解散時の7議席から激減しそうだ。
みんなの党が解党し、無所属で出馬した渡辺喜美前代表(栃木3区)は、読売などの調査では自民党前職に先行されている。無所属では比例復活できないため、バッジを失う絶体絶命の危機にある。
ただ、選挙途中で、こうした情勢調査が報道されると、アナウンス効果から有権者の投票行動に大きく2通りの影響が指摘されている。「バンドワゴン効果」と「アンダードッグ効果」だ。
バンドワゴン効果とは、有権者が「勝ち馬に乗ろう」として、優勢とされた政党や候補者に投票しがちになる現象を指す。自分の投票が死票となることを防ぐ意識もあるとされる。2005年の郵政衆院選や、09年に民主党が政権を獲得した衆院選などが典型だ。
一方、アンダードッグ効果とは、逆バネ効果が働いて劣勢と報道された政党や候補者に支持が傾く現象。いわゆる「判官びいき」のような投票行動で、1996年衆院選や2000年衆院選で、「自民党が過半数を獲得する」と事前に報じられたが、実際には獲得できなかったケースがある。
今回の衆院選はどうなりそうか。
政治評論家の浅川博忠氏は「勝ち馬に乗ろうという風潮が起き、与党にとっては追い風になるだろう」といい、語る。
「以前であれば、『与党圧勝』といった報道があれば、反動で野党第1党に支持が集まる現象も起きたが、国民の記憶の中には民主党政権の大失政の印象がまだ強く残っている。加えて、7党もの野党が乱立したため、どうしても非自公票が割れてしまう傾向にある」
別の見方もある。
政治評論家の小林吉弥氏は「『自民党300議席超す勢い』といった調査結果が出たが、現実はそうはならないだろう。有権者の『与党に大勝させていいのか』という心理が働き、報じられた与党議席数の10%程度が離れる」と語っている。
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