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お詫び行脚中/(C)日刊ゲンダイ
デタラメ政治資金でも小渕優子氏「当確一番乗り」の仰天理由
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155502
2014年12月5日 日刊ゲンダイ
共産以外の野党が候補を立てられない選挙区が多過ぎて、自民はすでに“当選確実”がゴロゴロいる。中でも投票締め切りの午後8時と同時に真っ先に「当確」が出るといわれているのが、群馬5区の小渕優子前経産相である。
政治資金のデタラメ問題で、経産大臣就任から1カ月半で辞任に追い込まれた小渕氏。地元の市民オンブズマンから公選法違反で告発されたばかりでなく、先月末には観劇ツアーが旅行業法違反に当たるとして告発された。「政治とカネ」の疑惑まみれの“戦犯”が、最も早く「当確」とは驚くが、その理由もビックリ仰天だ。
「有権者に聞くと<観劇ツアーに参加したから><ワインをもらったから>といった理由で小渕さんの人気は今でも高いのです。地域で彼女を守ろうとする意思が感じられますね」(地元記者)
■地元にベタ張りが奏功
町ぐるみで疑惑を覆い隠そうなんて、マフィアの巣窟であるイタリア・シチリア島みたいだ。群馬5区の将来が心配になってくる。小渕氏を告発した市民オンブズマン群馬の鈴木庸事務局長もこう呆れる。
「(贈り物を)くれない人より、くれる人、ということなのでしょう。小渕元首相の時代から、いかにバラまいてきたか、という裏返しですよ。地元では<優子ちゃんは悪くない。オンブズマンにいじめられてかわいそう>なんて声もある。前回よりも票数を伸ばすんじゃないか、という予想もあるぐらいです」
当の小渕氏本人はこれまでの選挙と打って変わって地元にベタ張りし、細かな集会に顔を出してはお詫び行脚に励んでいるという。東京生まれ、東京育ちの小渕氏を初めて見る有権者も多いらしく、「有名人に会った、とそれでまたコロッとなっちゃう」(鈴木事務局長)。
ただ、忘れてならないのは、公選法違反事件は現在も進行中だということ。仮に当選しても「クロ」なら、連座制で失職は免れない。群馬5区の有権者は、改めてよ〜く考えた方がいい。
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