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2014年12月03日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「アベノミクスは失敗か」と問われれば、答えは「失敗していない」ということである。だから、「アベノミクスは前進させるべきである」ということになる。だが、「消費税増税(5%→8%へアップ)は失敗だったのか」と問われれば、答えは「失敗だった」ということである。だから「消費税増税(8%→10%へアップ)1年半先延ばしすることの是非」を問うのが、今回の総選挙の表面的な目的である。しかし、「1年半先延ばししても結局、消費税増税(8%→10%へアップ)するということ」なので、答えは「失敗に終わる」ことは目に見えている。となれば、国民有権者に対する「まやかし」と言えるであろう。この意味で今回総選挙は「アベノマヤカシ総選挙」と称することができる。
安倍晋三首相が、本気で「アベノミクス」を成功させようと思っているのであれば、すなわち、高杉晋作の言葉を借りれば、「実があるなら今月今夜」決断すべきなのである。それは、「消費税5%に戻すのが最善手」ということだ。
◆小泉進次郎復興政務官は、11月21日の衆院本会議場で、伊吹文明衆院議長が解散詔書を読み終え、「バンザーイ」の声が上がった際、万歳をしなかった。小泉進次郎復興政務官は、記者団に対して、「国民は、なぜ今解散なのか分からない。万歳することで、余計に国民との距離が遠ざかるのではないか」と理由を明かしていた。
その小泉進次郎復興政務官が総選挙告示日の12月2日午後2時、JR京浜東北線「浦和駅」西口のロータリーで自民党候補者応援のため街頭演説をした。このなかで、次のように発言していた。
「私の地元の人が言いました。この4月、消費税が5%から8%に上がった。小泉さんは、5%から8%、3%の増税だと思っているでしょ?私も最初、そう思ったけれども、いま感じることは、5%から8%という3%の増税の感じというよりも、まるで0から8に負担が上がったようにさえ感じているんです。拍手がそこで出たように、恐らくそういった実感を持たれた方が多いとすれば、今回7月、8月、9月と、エコノミストといわれるプロの分析する方々も、政治家も、経済がプラスになると予想をしたにも関わらず、マイナスだった説明がつくんです。私たち自民党が見なきゃいけないのは、数字の上でこの2年間でここまで経済を良くしてきたことは説明すべきなんですが、そこにとどまらず、なぜ数字的にはよくなっているところと、皆さんに感じていただいている実感にギャップがあるのかを敏感に感じ取って、それを説明をしながら自民党に対して力を与えてくれるように訴えることが、いまの私たちに必要なことだと思っているのです」
◆朝日新聞12月2日付け朝刊「19面=オピニオン面」で取り上げられた「2014衆院選 アベノミクスは正解か」というテーマについて、早稲田大学の若田部昌澄教授が、「第4の矢を加えて再起動せよ」と提案し、このなかで、以下のように力説している。
「オリジナルのアベノミクスの方向性はよかった」「アベノミクスのプラスの効果は明らかにあります」
「本来のアベノミクスは、デフレ脱却を最優先課題として、そのもとで経済再生と財政
再建を進めるものでした。それと矛盾するような動きが、消費税増税によってもたらされている。政策の優先順位が間違っているんです」「消費税増税で家計の消費を直撃してしまった」
「オリジナルのアベノミクスを再起動させるだけでなく、さらにバージョンアップしていくことが必要です」「大胆かもしれませんが、消費税を5%に戻すのが最善手です。消費税減税は、英国やカナダでも行われたことがある。海外で成功している政策は、日本でもうまくいく確率が高いといえます」
「『第4の矢』として、社会保障改革と一体となった所得再分配が必要です」「生活保護制度をどうするかも含めて、低所得者への対応が不可欠です。消費税増税はその逆をやってしまった」
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