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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141202/plt1412021140001-n1.htm
2014.12.02
野党幹部が、記者とのオフレコ取材の席で、衆院選の苦戦を認めたうえで、「自然災害が起きて首相官邸が対応できなかったら、(議席増の)自信はある」と語っていたメモが永田町の一部に流れ、波紋を広げている。これが事実ならば、政治家としての資質を問われそうだ。
この取材メモは、与党幹部や官邸周辺も入手し、情報当局などで分析が行われている。
メモによると、野党幹部は衆院選の現状について、「かなり厳しい状態になっているのは事実」「まだ状況は変わる」などといい、選挙の潮目が変わる可能性として、以下のように語っている。
「安倍晋三首相の失言が最大のチャンスだ。党首討論でイライラしてくれたらベスト。そうしたら雰囲気は変わる。うちのトップにもできるだけのネタは仕込むつもりだ」
「閣僚の失言。これは決定的なものがいい。期待するなら麻生(太郎副総理兼財務相)さんくらいか。麻生さんはテレビに出る機会はあるの?」
「マスコミの世論調査報道の後。これは君らマスコミに期待だ。ここで自民党がさらに強くなるのか、それとも風がこちらに吹くのか。本当に期待している」
野党幹部と記者の昵懇(じっこん)ぶりがうかがえる記述だ。
そして、野党幹部は「これは完オフ(=完全なオフレコ)だ」といい、こう続けている。
「自然災害とか何か大きな現象が起き、これに官邸が対応できないことだ。菅義偉官房長官も地方に相当出るんでしょ? 万が一、2人(安倍首相と菅氏)が官邸にいない時に、こういう現象が起きれば、『官邸は選挙だけに夢中で、政府として最も大事な時に対応ができなかった』となる。こんな事態となり、それだけを攻めれば、(議席増の)自信はある」
いくら選挙とはいえ、悲しすぎる発言だ。
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