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国として終わっているアメリカの尻拭いを「積極的に」する日本。というふうにしか見えないのである。
なぜ、アメリカが「国」として終わっているかといえば、明確な理由は、2つ。
ひとつは、イラク戦争。
もう一つは、リーマンショックである。
「国」としてのアメリカは、すでにキャッシュ・バーンしている。
世界覇権にお金をつぎ込みすぎ、世界最大の債務国になった。
(カウンターパートの債権国が、日本と中国である。)
自称、世界警察もやめる、もうやめたと言っている。
後者については、生々しいので、説明の必要も不要だろう、
最後の信用の砦であるCDS(Credit Default Swap)が、ペテンであることがバレバレとなってしまった。
前者については、ブレジンスキーのこの言葉で十分だろう。
「イラク戦争の最も重大な影響は、アメリカのグローバル・リーダーシップが信用を失った点 だ。もうアメリカの大義では世界の力を結集できなくなり、アメリカの軍事力では決定的な勝利を収められなくなった。
アメリカの行動は同盟を分裂させ、対立相手を結束させ、敵と悪党に塩を送った。
混乱に陥れられたイスラム世界は、アメリカに激しい憎悪で応えた。
アメリカの政治手腕に対する敬意は先細りとなり、アメリカの指導力は低下の一途をたどっていった」(『SECOND CHANCE』(日本訳「ブッシュが壊したアメリカ」)
(企業群としてのアメリカは全くの別問題である。)
さて日本は、そのアメリカに、貢物(米国債5.2兆円を購入, 2013)をするだけでなく、米の軍機を守る秘密保護法、アメリカの評判の悪い戦争のお手伝いを自主的に申し出る集団自衛権など、どこまでやれば気がすむのだろう。
貢物はともあれ、法改正は、別に頼んでもないのにやってくるので、この男は何を考えているのかと、アメリカ国務省筋にさえ、呆気に取られている。これほどまでに、積極的奴隷根性が刷り込まれていたのかと、驚きを禁じ得ないところだろう。結局アメリカでも、チェイニー(ブッシュの副大統領)などのブッシュの流れを汲む、残党が残っており、風前の灯で、CIA&CSIS経由で、エージェントの見返りとして便宜供与してやったA級戦犯の末裔にタカっているというわけだ。
そのチェイニーやら、キッシンジャーやらが受賞した、ハーマンカーン賞というネオコンの名誉ある賞を「外国人で初めて」もらったのが、
安倍晋三で、彼ら(CSIS)への忠誠を誓う受賞記念スピーチが、官邸ウェブサイトに上がっている。
ブッシュ・アメリカは、イラク戦争後、次々と世界の信任を喪失し、孤立化を深めていった。そして、アメリカは凋落し、借金のみが残った。
「ブッシュ大統領は、イラク戦争を強行することによりパンドラの箱を開けてしまったのである。まず主要国(ドイツ、フランス、カナダなど)の信頼を失ってしまった。ブッシュ大統領は9・11以降、世界の指導者たちに対しても「あなたが我々の味方でないなら、あなたは私の敵である」と発言し、その傲慢で独善的な姿勢はひんしゅくを買うことになり、
同盟国であるドイツ、フランス、カナダさえも明確にイラク進攻に反対した。」
次いで、イスラム世界との決定的対立である。
「ブッシュ大統領がイラク戦争を十字軍の戦いであると言えば言うほど、全世界のイスラム教徒を激怒させ、イスラム社会との全面衝突を引き起こしてしまった。彼は、傲慢にも「イスラム教徒にキリスト教を源流とする自由と民主主義を教えてやる」という態度をとったのである。民主主義や自由の押しつけは、安定化をもたらすどころか、各国で社会内部の緊張を激化させたのである。」
さて、ここからは寓話である。
「次々と世界の信任を喪失し、孤立化を深めていった。そして、**は凋落し、借金のみが残った。」そのブッシュの流れを汲む、ネオコン(CIA?CSIS)のいいなりになっている、某国首相のいいなりになっている、某国国民は、そろそろ覚醒しないと亡国が近いのではないか。
今の副総理が、「安倍総理が壊したニッポン」を著すかどうかは知らぬが、『SECOND CHANCE』は、大失敗だったようだ。
北川 高嗣FBより
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