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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141129/plt1411291000002-n1.htm
2014.11.29
衆院選の公示が4日後に迫った。
民主党選対委員長として、これまで言い続けてきた通り、目指すのは3桁の議席獲得だ。解散前に55議席だった政党が3桁に躍進するのは容易ではない。しかし、2009年の民主党、12年の自民党がそうであったように、100人規模の政党になってはじめて政権交代が可能となる。来るべき衆院選をそのための足がかりとしたい。
選対委員長として、「勝てる候補」を選び抜き擁立する作業を、戦略的に進めてきた。野党間の候補者調整にも取り組み、当初は約50選挙区でバッティングしていたが、調整の結果、競合する選挙区は20前後にまでおさえた。
「なぜ今、解散しなければならないのか」というぬぐい去りがたい違和感が、国民の間で通奏低音のように鳴り響いている。報道の世論調査で、解散を「適切だと思わない」とする回答が7割に上るなど、数字もそれを裏付けている。安倍晋三首相は「アベノミクス解散」と命名したが、首相自ら「アベノミクスはまだ道半ば」と言う中での解散は、矛盾している。本質は、権力維持のためだけの「大儀なき解散」だということを、多くの国民は敏感に感じ取っている。
一方、年金改革先送りや、小学校の35人以下学級の廃止検討など、社会保障や子育て支援政策は大きく後退している。さらに、2年前の党首討論で、当時の野田佳彦首相と安倍首相との間で約束された議員定数削減も、実現されないままだ。選挙戦では、これらの問題を争点とし、与党に堂々と論戦を挑むつもりだ。
また、特定秘密保護法の強行採決や、集団的自衛権行使容認の閣議決定など、安倍政権の強引な政権運営の是非も厳しく問う。十分な議論を尽くさず、結論ありきで強引に物事を決めていく姿勢に、リベラル派だけでなく、穏健保守の人々も不安を覚えている。その声を代弁していきたい。
新渡戸稲造の『武士道』に次のような一節がある。
「勇気が人のたましいに宿れる姿は、平静すなわち心の落ちつきとして現われる」
国土、国民を守ることは、国の最重要の責務であることは言うまでもない。しかし、理想やイデオロギーを掲げるだけの外交は、摩擦を生み時として国益を損ねる。外交にしても内政にしても、重要なのは、「冷静な現実主義」だ。野党第一党の民主党が、政権へのチェック機能を果たしうる議席をとることが、日本の民主主義を機能させるためにも必要だ。そのために、この選挙を全身全霊を傾け戦い抜く。 (民主党選対委員長)
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