http://www.asyura2.com/14/senkyo175/msg/394.html
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※◯は「当確」、△は「優勢」、▼は「あと一息」、無印は「苦戦」。政治評論家の小林吉弥氏による予測。 ※自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党、陽=太陽の党、大=新党大地、幸=幸福実現党、諸=諸派、無=無所属 ※28日に解党するみんなの党に所属し、他党への入党などが確定していない者は、「無」の表記とした。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141129/plt1411291000001-n1.htm
2014.11.29
衆院選(12月2日公示−14日投開票)の号砲がまもなく鳴る。夕刊フジでは、東京、大阪全選挙区の当落予測を詳報(27日発行)したが、他の選挙区の情勢は一体どうなっているのか。金銭スキャンダルが直撃した元閣僚や、側近に逃げ出された野党大物、国会質問が「神質問」と評判になった女性政治家…。気になる人物が立候補する東日本と西日本の注目30選挙区の戦況を、政治評論家の小林吉弥氏が大胆予測した。
予測結果(現時点での立候補予定者)は別表の通りだ。全体的な傾向として、醜聞や永田町での不評をものともせず、堅固な地盤を誇る2世議員やベテランらが善戦していることを印象づけた。
解党が決まったみんなの党の渡辺喜美前代表(栃木3区)は、無所属での出馬を余儀なくされたが、「当確」と予測された。8億円借入問題での「熊手を買った」との釈明が世間の失笑を買い、執行部に解党劇主導を許して影響力のかげりを印象づけたが、小林氏は「父・美智雄元副総理が長年かけて築き上げ、喜美氏が引き継いだ地盤は強固だ。金銭問題に関する地元での“おわび行脚”も功を奏している」という。
関連政治団体の不透明収支問題が直撃した自民党の小渕優子前経産相(群馬5区)や、極左暴力集団「革マル派」が影響力を行使しうる団体から献金を受けていたことを、安倍晋三首相に国会で指摘された民主党の枝野幸男幹事長(埼玉5区)も「当確」判定となった。
永田町ではすっかり存在感が低下した無所属の亀井静香元金融担当相(広島6区)についても、「メディアへの露出は減ったが、地元の支持層は盤石」(小林氏)との見立てだ。
側近に「それぞれが勝ち残れるように考えろ」と離党を促すまでに追い込まれた生活の党の小沢一郎代表(岩手4区)も「当確」をたたき出した。小林氏はいう。
「地縁・血縁が根強い土地柄でもあり、他の候補はとても小沢氏にはかなわない。ただ、小沢氏の得票が前回を上回るとは考えにくい。野党再編で出番がなかったことから、地元での期待感は確実に薄れている」
小泉純一郎元首相の秘書官だった飯島勲内閣参与は、週刊文春の連載「激辛インテリジェンス」(12月4日号)で、小沢氏について「当落線上の戦い」「完全に守りの選挙」と指摘している。
小沢氏の側近の戦況は、明暗が分かれた。
生活幹事長のポストを捨てて民主党への移籍を選んだ鈴木克昌元総務副大臣(愛知14区)は、愛知県蒲郡市長や同県議時代に築いた選挙基盤にも支えられ、自民党の今枝宗一郎氏をリードした。
対照的に、維新の党へ逃げ込んだ元小沢ガールズの太田和美氏(千葉8区)は、自民党の桜田義孝副幹事長に独り勝ちを許している。そもそも、維新と生活は政策面の溝が大きく、有権者の理解は得られにくい。維新内からも「バッジを付けるためなら、どの党でもいいのか」(大阪府内の前職秘書)との声が漏れる。
かつては小沢氏に近かった原口一博元総務相(佐賀1区)も、自民党の岩田和親氏に先行されている。原口氏は昨年8月に夫人が亡くなったうえ、同氏自身もツイッターによると、複雑骨折で入院し、術後に「予期せぬ院内感染」に見舞われるなど悲しい出来事が続いているが、「何としてでも勝ち残れる様に頑張ります」とアピールしている。
一方、衆院選の焦点である野党の選挙協力には暗雲が漂ってきた。
北海道2区では、民主党の三井辨雄元厚労相が不出馬を表明し、後継者に松木謙公元農水政務官を指名した。松木氏が維新の公認候補として立候補したため、民主党本部は対抗馬擁立を見送ったが、党道連は松木氏ではなく、社会福祉士で反貧困ネット北海道運営委員という、無所属の池田真紀氏を応援する。
「党道連では、社会党出身の横路孝弘元衆院議長の影響力が強く、『維新とは政策的に相いれない』という声が根強かった」(地元事情通)といい、野党共闘は事実上不発に終わりそうだ。小林氏の予測でも、同区では自民党の吉川貴盛元農水副大臣が「優勢」だ。
山梨1区では、みんなの党解党に伴い移籍した医師の中島克仁氏を民主党が擁立し、維新の小沢鋭仁幹事長代行と激突する。
小沢氏と犬猿の仲である民主党の輿石東参院副議長(参院山梨選挙区)は徹底的に中島氏を支援するとみられ、つぶし合いは避けられない情勢だ。小林氏の判定では、自民党の宮川典子氏が先行し、小沢氏が「あと一息」、中島氏が「苦戦」という結果になった。
兵庫6区では、野党候補乱立の見通しであるにもかかわらず、次世代の党の杉田水脈(みお)氏が、自民党の大串正樹氏を抑え「優勢」を保った。小林氏が解説する。
「兵庫6区は、自民党が強くない土地柄であり、第3極への期待感がある。大串氏が1期生で選挙基盤が固まっていないことも影響している」
日本と日本人の名誉が汚されている慰安婦問題について、杉田氏は国会で舌鋒鋭い質問をして「神質問」と絶賛された。保守系無党派層にも浸透しているようだ。
悲喜こもごもの前哨戦が各地で繰り広げられているが、「風」がどこに吹くかはまだ読み切れない。
麻生太郎副総理兼財務相は25日の記者会見で、こんな見方を示した。
「風が吹いていない選挙だ。追い風でもなければ、向かい風でもない。簡単に言えば、たこは揚がらないということだ。風頼りの選挙でない人が当選するだろう」
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