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次々とブロック(安倍首相のフェイスブック)
FB批判コメントも締め出し 安倍首相の異常な言論封殺
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155316
2014年11月29日 日刊ゲンダイ
27日の日刊ゲンダイ本紙スクープ記事には、さすがの大メディアも後追いせざるを得なかったようだ。衆院解散の前日に、自民党が在京キー局に圧力をかける文書を渡していたことが発覚。主要紙も批判し始めた。そして今度は安倍首相がフェイスブック(FB)で「言論封殺している」と大騒ぎになっている。
「安倍さんのFBのコメント欄に批判や反対意見を書き込むと次々にブロック(遮断)されるのです」と語るのは大阪市内のある弁護士だ。
「この数日、<選挙の争点を決めるのは有権者である私たち国民です><原発の廃棄物は、どのように管理していくのでしょう>と書き込むと、すぐに削除されました。コメント欄がヘイトスピーチで埋め尽くされているので<不適切な発言は削除した方がいい>と管理者に対処を求めたら、逆にブロックする例もあるようです」
ネット上には、<人種差別発言を削除しろと書き込んだら俺がブロックされる理不尽><嫌韓中発言について指摘したところ、ブロックされました>……といった書き込みがあふれている。「安倍総理のブロックに抗議する会」というサイトまで開設されるほど問題視する声が広がっている。
言うまでもなく、民主主義の根幹は自由闊達な議論だ。TV局への圧力問題に加え、仮にも一国のトップのFBが民衆の声を恣意的に選び、意にそぐわない意見を次々とブロックしているとすれば、深刻な「言論封殺」と言っていい。
■元気の源は差別扇動
クビをかしげたくなるのが、コメントを恣意的に選別しているようなのに、FBのコメント欄が、安倍首相が気分が落ち込むと、元気を取り戻すというヘイトスピーチの“巣窟”になっていることだ。
<キチガイ左翼どもと、反日売国朝鮮民主党を潰す為の選挙><馬鹿左翼><薄汚いアカの悪事を告発>などという罵詈雑言の数々が“元気の源”になっているのだとしたら、トチ狂っている。
「ヘイトスピーチは国連が問題視していることです。一国の宰相のFBとは思えません。何らかのきっかけで海外にも拡散するような状況になれば大問題になるでしょう」(元外交官の天木直人氏)
安倍は25日にFBで、小学生になりすまし、衆院解散を批判した大学生にもマジ切れした。<子どもになりすます卑劣な行為>という書き込みは、1日後に削除したが、かわりにFBで<いっとき人を欺き出し抜くようなことはできても、結局、『詭道は正道にかなわぬ』ものです>なんてエラソーに説教をタレていた。耳の痛いコメントをブロックし、“応援団”にだけ開放するようなやり方こそ「詭道」だろう。説教の言葉は、ソックリそのままお返ししたい。
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