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2014-11-28 08:29:14
香港占拠の排除のプロセスを、安倍政権の大衆運動抑え込みチームがじっと注視しています。どうすれば、一見穏やかに大衆運動を抑え込めるか。
香港占拠は大規模な盛り上がりを見せました。一時は、実質的な統治者の周近平・中国国家主席側が押し込まれそうな勢いもありました。しかし、天安門事件で世界の批判を浴びた中国当局は今回はすぐに実力行使せず、ぐっと我慢して運動側のエネルギーが衰えるのを待つ”持久作戦”で反転攻勢のタイミングをはかりました。
そして、「時やよし!」と、満を持して排除に乗り出したのでした。かなりスムーズにバリケードを撤去しました。残る金鐘(アドミラルティ)の大通りと、コーズウェイベイですが、これも時間の問題と見られているそうです。
今回、民主化を求めた学生を中心とする「占拠勢力」が、当局側にやすやすと排除を許したのは、通りを占拠されて商売に影響が大きかった商店街側の離反でした。これに伴い、占拠勢力内部に路線対立が生まれ、エネルギーが一挙にダウンしたようです。
この時を待って、当局側はバリケード撤去に実力を行使し、抵抗する者は容赦なく逮捕する強行方針を実行に移し、抑え込みに成功したわけです。
最も効果があったのは、道路を使うビル管理会社やバス会社の訴えにより、裁判所が強制執行を命じたことでした。これで、周近平氏側が直接手を下すのではなく、裁判所の強制命令と言う合法手段で一段階置いたことが、世論のある程度の納得を引き出すのに成功したようです。
今後、日本でも官邸前や国会議事堂周辺の大衆デモには、同じように一般の人が迷惑をしているという訴えを出させ、裁判所の命令を待って合法的に排除する「安倍政権勝利の方程式」が登場するかも。
しかし、香港の民主主義勢力は、中国支配から独立し、自らを「香港人」と称する「香港アイデンティティ」に目覚めたと見られています。その香港アイデンティティは、じわじわと中国本土に浸み出していくのではないでしょうか。
香港の民主主義勢力は、表面上は負けたように見えますが、実は香港人の胸の内に種火がともり続けるのだと思われます。そしていずれは、中国の一党独裁に痛打を浴びせることになるはずです。
安倍政権は、そうした一連の動きをじっと注視しており、大衆の反政権の動きを封じる手を着々と打ってくると想定できます。私たちは、自分の目で見、自分の耳で聞いて、自分の頭で判断する能力を磨き高める必要があります。安倍政権との闘いは長くなりそうです。
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