http://www.asyura2.com/14/senkyo175/msg/304.html
Tweet |
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141127/plt1411271140002-n1.htm
2014.11.27
今回の衆院選(12月2日公示−14日投開票)では、維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)のもとで前回初当選した「橋下チルドレン」が苦境に立たされそうだ。「第三極」ブームはすっかり冷え込んでいるうえ、橋下氏の出馬断念によって、「風」も期待できなくなったからだ。政治評論家の小林吉弥氏が予測したところ、3段階評価で「当確」はゼロ、7割超が「苦戦」という衝撃の結果が出た。
「今回は投票率が低くなるのではないかと危惧されていますし、また厳しい選挙になると思います。口コミ作戦、宜しくお願いします!」
「浪速のエリカ様」こと、維新の上西小百合氏(大阪7区)は24日、自身のフェイスブックで切々と支援者に呼びかけた。前回の2012年衆院選で、上西氏は自民党候補には敗れたものの、民主党の藤村修官房長官(当時)に約1万7000票差もつけて2位に食い込み、比例近畿で初当選したが、今回は焦りを隠せないようだ。
それもそのはず、共同通信の世論調査で「比例区の投票先」を聞いたところ、前回選挙直前は、維新が10・3%もあり、民主党(8・4%)も上回っていた。だが、先週19、20日の同様調査では、3・1%まで落ち込んでしまった。
前回衆院選での旧日本維新の会の初当選者(元参院議員と旧太陽の党系を除く)は28人で、分党時に次世代の党入りするなどした者を除く20人が現在、維新に残っている。当落予測は、このうち26日午前までに次期衆院選の選挙区が決まっている18人を分析した。結果は別表の通りだ。
チルドレンの中でも別格の存在感を示しているのが、松井一郎幹事長(大阪府知事)側近である、井上英孝氏(同1区)と、浦野靖人氏(同15区)、馬場伸幸氏(同17区)、遠藤敬氏(同18区)の4人だ。
とりわけ、井上、浦野、馬場の3氏は、大阪維新の会結成時からのメンバーであり、13年夏の参院選で初当選した東徹氏(大阪選挙区)とともに「大阪系四天王」と呼ばれる。
小林氏は「井上氏と馬場氏は、対抗馬の自民党新人を抑える公算が大だ。2人とも元自民党市議のため、自民党支持層もある程度押さえている。特に、馬場氏は地盤をしっかり固めており、浸透度は高い」とみる。「苦戦」判定が出た浦野、遠藤両氏も「接戦なのでひっくり返る余地はある」といい、中心メンバーの4人は比較的善戦しているといえる。
これに対し、残るチルドレンは軒並み厳しい戦いを強いられそうだ。
大阪府立北野高校で、橋下氏とともにラグビー部に所属し、前回は新人ながら選挙区当選を果たした木下智彦氏(大阪8区)は「前回5000票差をつけた自民党の大塚高司国交政務官が先行している。追い上げは急だが、今回はみんなの党の推薦がないことが痛手だ」として「苦戦」と判定された。
同様に前回は選挙区を制し、1月に亡くなったタレント、やしきたかじん氏のヘルニアの主治医を務めたことでも知られる「Dr.イトー」こと伊東信久氏(同11区)も「民主党の平野博文元文科相が猛烈にてこ入れしているうえ、自民党の佐藤ゆかり前参院議員に浮動票を持っていかれる可能性がある」という。
一方、自民党の渡嘉敷奈緒美氏と「女の戦い」を繰り広げる前出の上西氏は「大接戦ながら、追う者の強みを発揮している」との見立てだ。『週刊新潮』に銀座ホステスとのトラブルを報じられた丸山穂高氏(同19区)も「地元での評判はよく、逃げ切りの公算大」との結果が出た。
小林氏は「橋下氏が衆院選に出馬すれば『苦戦』から『やや優勢』に判定が変わるケースが相当あった。維新が議席を伸ばすだけでなく、有権者の期待感が野党への追い風となり、自民党を追い込むことにつながったかもしれない」と語る。
05年衆院選では、小泉純一郎首相(当時)率いる自民党から83人の新人が当選し、「小泉チルドレン」ともてはやされたが、民主党に政権を奪われた09年衆院選で10人にまで激減した。橋下チルドレンも雲散霧消することになるのか。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK175掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。