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黒田総裁と安倍首相の猿芝居/(C)日刊ゲンダイ
「黒田バズーカ2」の真意 市場がささやく“アベクロ陰謀説”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155256
2014年11月26日 日刊ゲンダイ
日銀・黒田東彦総裁の策士ぶりが市場で話題になっている。10月31日の金融決定会合の議事録が25日に公開されたが、市場の予想通り、追加金融緩和を提案したのは黒田総裁だった。数人の議員が「実質的な財政ファイナンスと取られかねない」と反対したものの、総裁は押し切った。
「黒田バズーカ2については、妙な臆測が流れています。サプライズ緩和は消費税率10%の先送り、解散・総選挙を念頭に置いたものだったというのです」(市場関係者)
読売新聞が1面で「増税先送りなら解散」と報じたのは11月9日。その1週間前にバズーカ2は放たれている。
「日銀は今月17日に発表された最悪GDPの数値をつかんでいたのでしょう。速報値は約1カ月前にある程度判明するといわれています。何も手を打たないままマイナス成長が明らかになると、株価は大暴落する恐れがあった。だから追加金融緩和で先手を打ったというのです」(株式評論家の倉多慎之助氏)
■下落幅500円程度の軽傷
黒田総裁の思惑通り、バズーカ2で株価は急騰した。発表前日に1万5658円だった日経平均は、11月14日の取引時間中に1万7520円をつけた。実に1860円以上の上昇だ。相場がイケイケムードだったので、7−9月期GDPが衝撃の1・6%減(年率)と分かっても、下落幅は500円程度ですんだ。
「もし追加金融緩和がなかったら、1000円を超す下落を記録したかもしれない。そうなったら、アベノミクスは完全にアウト。株価下落は止まらず、最悪の環境下での解散・総選挙となったでしょう」(証券アナリスト)
黒田総裁は、表向き消費再増税を予定通り15年10月から実施すべきと主張してきた。今月19日の会見では「財政再建を政府に期待している」と4回も口にした。一部の市場関係者からは、「黒田さんは、消費再増税の延期を決めた安倍首相に裏切られたと思っている。2人は犬猿の仲になりかねない」という見方もある。
だがアベクロは裏でしっかり手を組み、最悪GDPへの処方箋を描いていた可能性があるのだ。
市場は「策士・黒田」にまんまとハメられたか。
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