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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141126/plt1411261140001-n1.htm
2014.11.26
次期衆院選(12月2日公示−14日投開票)が激化してきた。安倍晋三首相が決断した消費税再増税の先送りや、アベノミクスの評価などについて「国民に信を問う」ことになる選挙では、スキャンダルや独特の存在感で注目される候補者たちにも審判が下される。政治評論家の浅川博忠氏が注目の26人について最新情勢を分析したところ、現職閣僚や大物、ベテランに落選危機が相次いだ。
今回の選挙で厳しい戦いを強いられそうなのが、「政治とカネ」にまつわる醜聞や女性問題、舌禍が炸裂した面々だ。夕刊フジでは、これに野党の離合集散などで注目された大物らを加えた計26人をピックアップし、前出の浅川氏に分析を依頼した。比例復活は考慮せず、小選挙区の勝敗に特化した。注目の結果は別表の通り。
「閣僚ダブル辞任」の当事者となった女性2人は、明暗が分かれた。
関連政治団体の不透明な支出が問題となった小渕優子前経産相(群馬5区)について、浅川氏は「票数こそ目減りするが、まだ安全圏内にいる。父親の小渕恵三元首相の地元での威光はいまだに強く、青木幹雄元参院議員会長のバックアップもある」とした。
一方、「うちわ問題」が直撃した松島みどり前法相(東京14区)については、「落選もあり得る」といい、続けた。
「松島氏はこれまでに6回出馬して2回落選している。当選した4回のうち1回は比例復活だ。小選挙区での勝率は実質5割と心許ない。そもそも、東大出身というキャラクターが下町の選挙区になじまない。そのうえ、逆風が吹いている朝日新聞出身というのもネックだ」
親族企業への利益供与疑惑が取り沙汰された西川公也農水相(栃木2区)には、猛烈な逆風が吹きそうだ。
浅川氏は「スキャンダルに加えて、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)推進の音頭をとってきたことから、農協票は期待できなくなった。地元でも『世代交代すべきだ』という意見も出てきている」と明かす。
20代の女子大生との交遊を週刊誌にスッパ抜かれた佐田玄一郎元行革担当相(群馬1区)は、「地元県連だけでなく、党本部でも『他の候補者に差し替えよう』という話が出ていると聞いている。出馬を取りやめる可能性さえある」という。
2011年にクラブホステスとの密会が写真週刊誌に報じられた後藤田正純氏(徳島1区)は、今年1月、お相手のホステスに女性タレントとのトラブルが浮上した。過去のスキャンダルが蒸し返され、苦戦を強いられそうだ。
一方、野党でも実績と経験のある複数の議員が、苦しい立場に立たされそうだ。
野党第1党の民主党では、海江田万里代表(東京1区)が危ない。
経済評論家時代に、詐欺まがいの和牛預託商法が問題となった畜産会社「安愚楽牧場」の“広告塔”になり、出資者から損害賠償請求を起こされているのだ。このダメージが尾を引いており、「与党の情勢調査では、自民党女性候補に負けているようだ」(永田町事情通)という。
同党ナンバー2の枝野幸男幹事長(埼玉5区)について、浅川氏は「当確」判定だが、「革マル問題」がくすぶる。
先月30日の衆院予算委員会で、安倍首相から「殺人や強盗や窃盗や盗聴を行った革マル派活動家が影響力を行使しうる、指導的立場に浸透しているとみられる団体から、枝野氏は約800万円の献金を受けていた」と指摘されたのだ。枝野氏は「何ら批判される筋合いはない。誹謗(ひぼう)中傷だ」などと反論している。
東日本大震災や東電原発事故時の最高責任者で、「史上最悪の宰相」と呼ばれた菅直人元首相(東京18区)は、前回衆院選では小選挙区で落選し、比例重複で救われた。今回の見通しも明るくはない。
浅川氏は「選挙区で激突する自民党の土屋正忠氏は、地元・武蔵野市長から国政に転じ、選挙に強い。地元でも『菅氏は原発事故の対応がひどかった』という印象が強く、『過去の人』という認識だ」という。
宮沢洋一経産相の資金管理団体の不適切支出問題に関し、衆院本会議でSMバーを「口にするのも汚らわしい」とののしった民主党の菊田真紀子氏(新潟4区)や、維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)から名指しで「選挙協力できない」といわれた辻元清美氏(大阪10区)も「苦戦」だ。
他の野党では、生活の党の小沢一郎代表(岩手4区)も、「以前のような圧倒的な強さはない。党の存続さえ危うい」(浅川氏)と逆風が吹いている。
お家騒動の末、28日に解党するみんなの党では、浅尾慶一郎代表(神奈川4区)も、渡辺喜美前代表(栃木3区)もこれまでは強かったが、今回は「やや優勢」だ。
浅川氏は、浅尾氏について「民主党入りすれば何とか…という情勢だが、有権者には『選挙目当て』とシビアな目でみられる」といい、渡辺氏については「父親である渡辺美智雄元副総理の威光が残っており、何とか当選はできるだろうが、その後がいばらの道だ」という。
果たして結果は…。
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