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◆河村たかし、亀井静香、山田正彦、新党合流記者会見
◆晋三よ! 国滅ぼしたもうことなかれ
「美しい国とは昔のことば 国の未来が思いやられる」これは既に亡くなられてしまったが、子供の頃から可愛がって頂いた生まれ故郷の大迫洋さんが、私に託したメッセージの一部だ。
安倍総理が大義のない解散に踏み切った。第二次安倍内閣発足後、閣僚の不祥事によるゴタゴタと今や経済、外交も八方ふさがりとなってしまい、それをリセットするための解散にすぎない。
消費税10%の先送りは国民にとって有り難い話だ。それを理由にしてGDPが民間予想を遙かに下回り消費が落ち込み、年末の資金繰りが大変な時に解散など本来許されることではない。
安倍総理の大義なき決断は彼を弟のように思ってきた私にとって残念でならない。私は安倍政権の進める政策にだいぶ前より大きな懸念を感じ、総理及び菅官房長官に直接忠告してきた。
このまま沈み行く日本を見過ごすわけにはいかない。俺の知っている晋三は本当に「美しい国」をつくりたかったはずだが、全く逆の方向に進んでしまい、今の日本は「美しい国」ではなくなりつつある。
俺の勝手な思い込みかもしれないが、それだけに安倍政権下の現状が残念でならない。なんとか晋三総理が本来目指した国づくり、政策を実行してほしいとの思いで直接話もしたが、『ノンちゃん雲に乗る』というようにすっかり夢の中だ。もうあかん。
弟のように思ってきた男だけれど、このまま逆の方向に突っ走らせるわけにはいかねえと発憤。俺も、いつまでも長屋で傘張り浪人をやってるわけにはいかないと老骨にむち打ち、「日本を滅ぼさせまいぞ!さあサビた槍を磨け!」ということになった。
国民に余裕がなく、1円でも高いと買うのを控えようという人が多い。特に材料費の高騰は、価格になかなか転嫁できない中小零細企業を直撃し、それこそ死活問題だ。 一部の産業や企業を除いて、ほとんどが大変な状況になっている。現政権の間違った政策に苦しめられるのは結局、庶民や中小零細の事業者たちということだ。
ある日、地元に帰ったとき、秘書が大迫のじいさんから預かってきたといって封筒を差し出した。中をのぞくとおカネが入っていたんだ。そのおじいさんは当時94歳。年金暮らしで限界集落にもなろうかというところで細々と生活していたんだ。その大切なおカネを入れた封筒には、こんな言葉がしっかりと記してあった。
「谷間の美田草原に 時の流れのかなしけり 美しい国とは昔のことば 国の未来が思いやられる」
頭から水をぶっかけられたような気がした。
俺が民主党と連立を組んでいた平成23(2011)年3月に、今生きている日本人に対して大きな警鐘が鳴らされた。東日本大震災の復興に奔走する菅総理と自民党幹部に「今は与党だ、野党だといっている場合じゃない。オールジャパンでこの難局に立ち向かわなければならない」と訴えたが、結局ダメだった。
俺は政権を倒すのが目的じゃない。この日本にはびこる、そんな悪しき流れをガラッと変えて、大迫さんが俺に訴えた、本当に「美しい日本」を取り戻したいと思っているんだ。日本人が本来もっている心に目覚めてもらいたいんだ。
そのためにも先ず永田町から変えていかなければならない。政治の仕組みを変えるつもりだ。
従来の政治では限界だと感じている政治家も国民も多いはずだ。日本に限らず、世界でもその流れだと思う。永田町が変われば、日本も変わる。このままでは、永田町も日本も全体が消えていく運命だ。
俺は再び抵抗勢力となって立ち向かうぜ。日本の心を取り戻すために。 2014.11.21
晋三よ 弟の如き 君なれば 国滅ぼしたもうことなかれ 亀井静香
http://www.kamei-shizuka.net/opinion/141122.html
静香ちゃんって名前はカワイイが、実は、波乱万丈の人生を送っているのだ。
高校生の頃は、共産党の活動家で、一人でビラまきをして、広島の名門・修道高校を一年で退学させられた。その後、兄を頼って上京し、東大から警察官僚になった。
尊敬する政治家にチェ・ゲバラを挙げ、「昔の学生は天下国家を論じておった。私は取り締まる立場ながら、彼らに一定のリスペクトを感じていた」と語るなど、正義感があるのか、ないのか、なかなか「変人」です。
今回は、孤軍奮闘して退学になった高校の頃の正義感が蘇ったのか、温かい目で見てあげましょう。ファイト!
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