http://www.asyura2.com/14/senkyo175/msg/115.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52087676.html
2014年11月23日 「ジャーナリスト同盟」通信
<安倍批判不発>
こんなに恵まれた政権というのも珍しい。新聞テレビは安倍インタビューで宣伝・広報に徹している。スポーツ新聞までが対象となっている。こんな首相宣伝をするメディアなど過去に前例が無い。日本からジャーナリズムが消滅した明らかな証拠である。「権力に屈するな。これがジャーナリズムの真髄」と叫んでいた宇都宮徳馬に顔向けできない新聞とテレビである。
<蓋した平成の治安維持法と自衛隊参戦体制>
日本の経済成長の原動力は平和憲法にある。戦争放棄の日本に経済の恵みがあった。考えなくてもわかろう。「日米同盟のおかげ」では全く無い。
国家主義・国粋主義は、この体制を破壊している。自公政権の目指す方向は、平和主義の放棄である。多少の教養があれば理解できるだろう。
安倍・自公の最大恥部は、平成の治安維持法問題と自衛隊参戦体制である。背後の中国敵視政策である。ワシントンの右派を喜ばせている。むろん、仕掛け人の財閥は笑いが止まらない。
新聞テレビはこれに蓋をかけている。野党も、である。財閥批判が出来ない日本である。
<経済失政さえも批判しない>
アベノミクスなるいい加減な造語を宣伝した新聞テレビに問題がある。経済学者にはろくな人物がいない。いかさまの詐欺師といったほうがいい。でたらめなことを口にする。竹中がそうだった。世のエコノミストやノーベル経済学賞を受賞したものまで、すべて怪しい。
安倍はいま大失政のアベノミクスを宣伝している。新聞テレビはそれを宣伝して批判しない。
<NHK支援の自公>
世論に一番影響力を与えるメディアはNHKである。安倍はそこへと三井財閥のモミイを送り込んで、いうところのハイジャックに成功した。不甲斐ない野党と2万人のNHK職員は、結果的に受け入れてしまった。
こうして安倍支持率の急落は消えてしまった。本来であれば支持率10%台である。民衆の生活は疲弊している。アルバイトで生計を維持している者たちの肉体と精神は、破壊されているというのにである。
その実態を報道しないNHK、報道できないNHKである。理由は安倍にマイナスになることはしない、してはいけないからである。そうしてNHK職員は高給を懐に入れている。
<ねじれる世論>
かくして、ねじれる世論が生まれる。いまの日本がそうである。「安倍もなんとかがんばっている」という間違った世論だ。まともなジャーナリストであれば、断じて承服できないものである。世論格差がきわだつことになる。
真実を報道しない言論界によって、世論は複雑骨折を起してしまっている。これは独裁国のそれに相当するものである。日本に健全な民主主義はない。お分かりだろうか。
「議会とマスコミが健全でないと民主主義は正常に機能しない」との宇都宮の指摘が、見事に的中してしまっている。卑猥な言葉を使うと、議会もマスコミも安倍にレイプされて、ひたすらメダカのように群れるだけである。木更津レイプ殺人事件の被害者レベルの日本なのである。
憲法が断じて否定している国家主義にひれ伏してしまっている日本。自立しない日本人に世界も驚いているだろう。友人が東南アジアに居を構えるのも理解できる。
<棄権する無党派>
まともな日本人有権者は無党派を形成している。自民党から公明・共産まで怪しいと判断している有権者が、6割から7割近い。したがって、この多数派を取り込んだ政党が勝つという、おかしな選挙制度でもある。
多くは棄権するだろう。その結果、悪政し放題の自公が過半数を割ることはない。奇跡が起こることを願うばかりだ。反自公・反共の統一候補が誕生すると、政権交代が間違いなく起きる。
「愚民野党には無理だ」が安倍・自公の判断であろう。
日刊ゲンダイと東京新聞が、ややまともな正論を吐いているが、全国民には伝わらない。新聞テレビが支える自公が、ずっと続くわけではない。列島の自壊作用は始まっているのだから。
2014年11月23日記
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK175掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。