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2014-11-23 09:11:23
安倍晋三氏は、「アベノミクスは着々と成果を挙げている」と得意げに胸を張ります。総選挙でも「アベノミクスの成果を問う。この道しかないんです」と主張し、これが争点だと言っています。
本当の狙いは、得意のアベノミクスを選挙で問い衆院議席で多数を占めれば「安倍政権は国民の信任を得た」ことにすることです。つまり、政策推進に拍車をかけられる。言い換えれば、さらに”暴走政治”を推進できるという魂胆です。
読売新聞は本日11月23日の社説で、相変わらずひどいちょうちん持ち社説を掲げました。大きな見出しで、「経済最優先で『好循環』目指す」と掲げ、いかにも経済を最優先にした政策を進め、「好循環」ができつつあるという印象を与える社説です。
「株価は約7000円も上昇した」と、大々的に持ち上げ、御用新聞ぶりをいかんなく発揮しています。
副見出しは、「画期的な集団的自衛権の行使容認」と、集団的自衛権を使えるようにしたことが「画期的」な成果という、とんでもない社説です。
読売新聞は、社論の根本姿勢を表す「読売信条」で、「読売新聞は真実を追求する公正な報道と、勇気と責任ある言論により、読者の信頼にこたえる」と宣言しています。よくもまあ、いけしゃあしゃあと言うもんです。ある程度の知能があるはずの人間が集まっていると思われている新聞社で、ウソばっかり。こちらが恥ずかしくなります。
話がそれましたが、安倍政治の結果、国民生活はあちこちで破たんが目立っています。物価は上がりました。「給与は上がっている。株も上がった」と安倍晋三と言う男が胸を張りますが、その陰で実質賃金は、15か月も連続で下がり続けています。庶民の懐は確実に貧しくなっているのです。多くの人がボロボロにされ、貧困にあえいでいるのが実態です。
しかし、そんな政治を持ちあげるメディアが、読売新聞をはじめとするサンケイなど。NHKも安倍勢力に取り込まれ、民放は昔から政権にすり寄る体質。週刊誌や月刊誌も多くが、御用化、たいこ持ち化しています。多くの評論家だけでなく、テレビのコメンテーター、キャスター、ディレクター、そして芸能人が「政権のポチ」になっています。
そうした空気の中で、政治家や官僚の多くが、時の政権の顔色をうかがう風潮になりました。
私たち庶民はよほしっかりしないと、今の時代に苦しむだけでなく、次の時代にも「安倍政治が壊した日本」を引き継ぐことになります。
安倍政権に打撃を与え、引きずりおろす選挙結果にしたいものです。判断の基準は、「国民の生活が一番」ではないでしょうか。
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