「社会保障を人質にとった「消費増税ありき論」の欺瞞に、いいかげん気づかなければ：きむらとも氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/15890.html
2014/11/23　晴耕雨読

https://twitter.com/kimuratomo

今回の選挙、今までの選挙と意味が全く違う。

この「違い」を分からない、または分かっていながら気づかぬフリか、まだ「躍進」を平気で目標としている政党を見ると、本当は危機を理解出来ていないのではと思ってしまう。

その党が躍進したところで、安倍暴走の抑止力には全くならない。

まだ分からんか。

「アベノミクス選挙」と安倍氏は言ったが、そもそも安倍氏の強引な手法を快く思わない自民支持者も少なくないはず。

野党候補は「安倍氏イエスかノーか」を問いかけ、こうした自民支持者の「安倍さん、ちょっと強引過ぎ。お灸を据えてやらんとな」という票も取り込む「アベの見方選挙」を展開すべきだ。

今回の選挙、「消費増税先送りの信を問う」選挙ということは、「消費増税自体に反対」「消費増税賛成ゆえ先送りに反対」というように、野党ばかりか与党内から批判が出てもおかしくない選挙。

自民支持者から「反自民票」、否、「反安倍票」として、対立野党候補に流れる票も、決して少なくないだろう。

そもそも消費増税を「社会保障に充てるため」との政府のウソに、全国民が気づかなければならないのだが。

今春３%上がった消費税だが、社会保障は拡充されるどころか、負担増給付減の政策が目白押し。

メディア主導の、社会保障を人質にとった「消費増税ありき論」の欺瞞に、いいかげん気づかなければ。

消費増税が、法人税減税の穴埋め増税であると国民に気づかれぬために、「全額社会保障に充てる」とのウソが盛んに喧伝されるのだろうが、政府の「広報紙」である讀賣、産経ならまだしも、安倍政権に批判的とされる朝日さえ「消費増税なければ社会保障立ち行かぬ」との論調。

意図的なのか、思考停止か。

コメント

01. 2014年11月23日 04:42:34 : sUpHQ8Q75g > 今春３%上がった消費税だが、社会保障は拡充されるどころか、負担増給付減の政策が目白押し。 全くその通り。消費税額が増えた分はそっくり景気対策名目で予算に組み込まれた。 タコが自分の足を食っているのと同じだが、実はタコより性質が悪い。 執行される国家予算の大半は特殊法人を通る過程で数十％中抜きされるからだ。 中抜きされた血税は（全部とは言わないが）天下りした官僚の懐に入る。 > メディア主導の、社会保障を人質にとった「消費増税ありき論」の欺瞞に、いいかげん気づかなければ。 主導しているのはメディアというより電通と財務省だろう。主要マスメディアは完全に政府の宣伝機関に堕した。これは戦前と全く同じで、戦後民主主義は死んだのだ。マスゴミと揶揄される所以だ。 ただ有権者もあまりに主権者意識が低過ぎる。たかだか10年前に小泉・竹中の売国コンビが『100年安心プラン』と自画自賛していたことを、どれだけの人が覚えているだろうか。当初プランのたった１割しか経っていないのに社会保障費を賄うために増税やむなしとの無責任自公政府の主張を、経済通を自認する者ほど受け入れているようだが、日経なぞ読んでいると経済音痴に拍車が掛かることに気が付いてもらいたい。我々は憲法で規定された主権者なのだ。官僚の横領を許している以上、いつまで経っても貪られるだけであることに気付くべきだ。

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