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2014年11月22日 「ジャーナリスト同盟」通信
<まず放送局を抑えろ>
先日、ジャーナリスト同盟通信のブログを立ち上げたNさんとおしゃべりしていると、実に示唆にとんだ政治分析をしてくれた。そのうちに彼の原稿も登場するはずである。彼こそ木更津レイプ殺人事件を注視している人物、元ベテランの社会部記者で、その鋭いセンスは今も健在である。彼は「クーデターを成功させるには、まず放送局を占拠する。安倍・国粋主義はそれを見事に実現、クーデターを成功させている」と分析したしたものである。
<NHKによる宣伝>
軍事クーデターのほとんどの方式を見てきた読者であれば、ピーンとくる分析である。クーデター派成功の鍵は放送局の占拠によって、その成否が決まるだろう。
抵抗する朝日新聞を叩きのめす安倍晋三の手口・言論弾圧は、その流れに沿ったものだ、という事実も理解出来るだろう。反発する新聞を封じ込めてしまう。しかし、まずは放送局支配からである。
その国の最大の放送局を掌握、そこからクーデター派の放送をがんがん流せば、一般の庶民大衆はメダカのように群れて従ってくれる。NHKの掌握に安倍が固執、それを強行したことがわかる。
その点で韓国のKBSは立派だった。政府と癒着した最高責任者を編集記者が立ち上がり、追い出してしまった。安倍支持率に衰えが見られるが、それでも2割に落ち込まない。理由は、NHKが安倍批判をやめてしまって、安倍宣伝に熱中しているからである。
おわかりだろうか。21世紀のクーデターは何も軍を動員する必要など無い。政府人事権の乱用で可能なのである。
<三井からNHK会長>
安倍は国家主義を信奉する人物をNHK会長に送り込んだ。彼は従軍慰安婦問題を「どこの国でもやったことだ」との暴言をして、早々に本性を見せ付けた。
当然、これは国際社会で非難を浴びた。国会では野党が追及したが、問題の会長を墜落させることは出来なかった。日本最大の財閥・三井から派遣されたモミイは、しぶとく抵抗、生き延びてNHK会長職にとどまっている。
結果、日本の議会と言論界の弱体化を裏付けてしまった。NHKの読売化はこうして実現、安倍・自公内閣を支えている。国民のために奉仕する公共放送は、既に放送法路線を放棄してしまっている。いずれ歴史が明らかにするであろう。
こうして安倍クーデターは、NHK支配を見事に成功させてしてしまった。今回の解散権行使は、大義の無い、不純な安倍・個利個略と公明党の野望が一致した結果であるが、それをNHKが後押ししている。改憲に向けた安倍の野心が花開くかどうか。解散を急がせる背景には、彼の健康問題との指摘ある。安倍周辺が一番気にしている点である。
果たして天が、安倍と公明党に味方するかどうか。たとえ成功しても、その反動がいずれ必ず出てくる。国家主義を国際社会が容認しないからである。
<黒幕は財閥>
日本を動かしている黒幕は、豊富な資金力を有している財閥である。戦前もそうだった。占領軍が真っ先に財閥解体を実行した理由である。
戦後はより巨大化している。マンモスかモンスターである。ここからの裏金や人事交流などで、政府与党官界言論界を潤して、政治と経済・文化を牛耳っている。
彼らは現在、とうとう本性を現し、NHK支配を強行したものである。財閥監視機能が全く無い日本の不幸である。むろん、財閥研究の書籍などない。
その点、韓国は財閥の存在をはっきりと捉えることが出来る。民主主義は日本をはるかに超える。人権意識も高く欧米並みである。日本軍の慰安婦・性奴隷に厳しい姿勢をとる理由なのだ。
日本は、日本人女性の自立とも関係している。女の尊厳に対して確固たる見識と行動が求められる日本人女性である。本来の女性運動の根本はここにあるのである。
<市民がクーデターを見抜く力を>
NHKが占拠されている。この事実に野党や言論界だけでなく、一般の市民も気づかねばならない。
「悪政だらけの安倍・自公内閣の支持率が下がらない」という不思議に悩まされてきた多くの国民は、そろそろ「NHKがハイジャックされてしまっている」「安倍のリモコン放送局になっている」という事実に気づくべきだろう。
NHKを市民の手に引き戻すことの重要性に、日本人は気づくべきだ。このことが、日本民主主義の再生の第一歩なのである、ということに!
2014年11月22日記
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