小沢一郎氏　非自民勢力の結集を最後の仕事と考えているか
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141122-00000005-pseven-soci
週刊ポスト2014年12月5日号

　自民党はさる11月15〜16日に重点選挙区の情勢について独自の世論調査を行なった。幹部たちは結果に色を失ったという。

「自民党支持層を固め切れていない。逆風を止められなければ、短期決戦でもわが党は40〜50議席ぐらい減らす可能性があると党執行部は青くなってきた」（自民党選対幹部）

　また、自民党の屋台骨を支えているのは、全国約1200人の都道府県議をはじめ、市町村議など系列の地方議員たちだ。自民党代議士は系列議員の後援会組織を利用して選挙を戦い、とくに自前の後援会が手薄な新人議員は地方議員におんぶにだっこという実情がある。

　その地方議員は来年4月の統一地方選（全国44の県議会をはじめ、300以上の市町村議会が改選）を控えて自分たちの選挙で頭がいっぱい。そこに総選挙をぶつけられたことで怒り心頭に発している。応援をサボタージュする動きも出ている。

　安倍自民にとってもうひとつの大きな誤算は、無理と踏んでいた野党の候補者調整が進む可能性が出ていることである。

　解散表明前、2大野党の公認内定者は民主党と維新の党を合わせても295小選挙区の6割程度しか埋まっていなかった。加えて自民党の選対幹部は、「維新の党の橋下徹・共同代表は大の労組嫌い。労組が基盤の民主党と選挙協力できるはずがない」と楽観視していた。

　しかし、いざ解散となると、野党が無理な競合を避けて一本化に動き出した。背後で動いていたのは、小沢一郎・生活の党代表だ。

　小沢氏は11月17日の会見で「民主・維新が今のままでは、前回のように（議席が）取れない。新しい政党を作って選挙に臨まないと、完全な統一戦線にはならない。その気になれば難しいことではない」と新党構想をぶちあげた。自民党は「荒唐無稽」（選対幹部）と受け止めているようだが、これまでに数々の政界再編を手がけてきた小沢氏はすでに水面下で民・維を中心とする野党共闘づくりに動いていた。

　元BS11報道局長で政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が語る。

「小沢氏はここぞというときには隠密行動で仕掛ける。最近も、維新の橋下共同代表や政敵の間柄と見られている民主党の前原誠司・元代表と会談して非自民勢力結集の必要性を説いたという情報がある。

　リアリストの小沢氏は新党がすぐには無理でも、民主と維新が中心になって全国に野党統一候補を立てることで自民党と互角に戦う体制をつくることが重要と分析しており、非自民勢力結集を自分の最後の仕事と考えているのではないか」

　生活の党はまず小沢氏の地盤である岩手の1区と3区に候補者を立てないことを決めて民主党候補に一本化し、岩手の選挙情勢を「野党連合」優位に傾けた。

コメント
01. 日高見連邦共和国 2014年11月22日 08:19:59 : ZtjAE5Qu8buIw : AMkKUy9Ccg 確かに“新党構想”は潰えたかに見え、比例統一候補や大規模な“政策合意”にも至らないようにも見える。 『そこはかとない住み分け』でも効果は大きいが、安倍（元）首相が示した“ちっせー目標（笑）” である『自公で過半数』を割らせるためには、さらなる“大仕掛け”が必要である。 参院選挙公示、その日まで、予断を許さない戦いは続くっ！！！
02. 2014年11月22日 08:35:49 : uznWHNaoTA >>短期決戦でもわが党は40〜50議席ぐらい減らす可能性があると党執行部は青くなってきた」（自民党選対幹部） 下痢ゾウリは自公で過半数といってるんだから ８０議席減位は想定内だろ 余裕余裕　単なる三味線だよ 自民支持者のみなさん 負ける心配はないから 師走に本業で頑張ってください 増税不況をのりきれませんよ
03. 2014年11月22日 10:58:19 : YxpFguEt7k 「野党連合」で安倍チルドレンを一掃してくださいませ。
04. 2014年11月22日 14:57:41 : Fx0MAc3H3s 安倍政権を倒せればいい！ その後のことは後で考えたらいいんです 今は目の前の選挙で自公を倒す事
05. 2014年11月22日 16:47:22 : c3BR9nDCKQ さて、どうしたもんか。 私んとこの選挙区に生活の党の候補が立てばいいんだけれど・・・ 小沢さんが、非自民勢力の結集を考えているのは確かなんだろうけど、かといって、 非自民勢力でも嫌いな党や嫌いな人も居るしなー そういう意味だと、 日高見の爺様がうらやましいや。
06. 新鮮組 2014年11月22日 17:37:06 : hYT1ZzdBhtgo2 : WA3OCMkvGU 今度の選挙で政権交代ができなくても数を増やせられればこれをステップとして精度の高い統一戦線を構築できるはずである。目処は衆参同時選挙あたり。
07. 2014年11月23日 05:16:51 : Km9cI5y07s 鈴木哲夫のネタなので、小沢どうこうは話半分としても、野党の選挙準備が進んでなかったのは、一本化には逆に幸いしたようだね。
08. 2014年11月23日 08:59:25 : pXRKfGFSBA 立候補予定者リストを見ると、まだまだ野党競合区が沢山。 過去、私の支持政党は、社会党⇒日本新党⇒無党派⇒旧民主・新民主党 ⇒国民の生活が第一⇒未来の党⇒生活の党。 生活の党は候補者が居ないので第二希望の民主党に投票する予定。 第三希望は維新の党。（日本維新の会から、旧太陽の党系が抜け、 結の党が入り、以前よりは支持出来る様になった。）
09. 2014年11月23日 11:43:16 : u41ShKyHb2 自公民にこれだけ次々と酷い仕打ちをされている国民がまだ支持する事は考えられない。それでも支持する人は1％の富裕層と安倍の統一信者しかいないでしょう。
10. 2014年11月23日 12:25:49 : CvZNWgF9vE 確かに1％の富裕層かもしれませんが、その層がマスコミや 官僚を主導して、大多数のマジョリティを洗脳しているのが 今の日本です。 マスコミの洗脳報道に対し、きちんんと抗議し行動をおこす 「覚醒した正義の集団」が必要です。 国民の国民の為の国民による主権をいまこそ発揮する時期だと 思います。 行動するとは、なにもデモ行動でなく、マスコミの偏向報道への 意見FAXで充分だと思います。 特に、ゴミうり人民日報と酸系には鉄槌が必要だとおもいますが・・

11. 日高見連邦共和国 2014年11月25日 00:43:26 : ZtjAE5Qu8buIw : msYAKDPrdo ＞０５さま プチ情報を・・・ 土曜日の毎日新聞の『岩手欄』でこんな記事が。 生活の党２名の民主党入党の動きに関して、県内の選挙情勢に影響あるかないかとの記事の中で、 岩手４区の生活の党の“対立陣営幹部”のコメントとして『影響ないでしょう。特に水沢では。“信者”とはそういうもの』 私は喜び勇んで毎日新聞の盛岡支局（？）へ抗議の電話。（笑） 私『これが読売や産経なら文句も言いませんが、この“信者”発言は何？』 毎日『毎日の見解ではなく、あくまでコメントの紹介で・・・』 私『はあ？コッチは岩手４区の選挙民としての“匿名性”なんて無いのに、こんな発言して“対立陣営幹部”って何？どこの誰？』 毎日『記者は当然相手の名前を把握していますが、ココではちょっと・・・』 私『公明党の支持母体、創価学会の人を“信者”って書くの？知ってるでしょ？どんだけ動員してるか！』 毎日『・・・』 私『岩手４区の対立陣営って書いたって、自民党以外無いでしょ！その幹部ってまさか高橋嘉信じゃないよね！？』 毎日『・・・』 私『ネットじゃないんだから、こういう書き方は、毎日さんにも、自民党さんにも良い影響は無いと思いますよ！』 毎日『ご苦言は重く受け止めます』 私『返す返すも、毎日さんはずっとニュートラルな方です！色々大変だとは思いますが、がんばってください』 刺激と知的興奮に事欠かない毎日です！！（笑） （実はその後、自民党岩手県連にも知らん振りして“抗議の電話”を入れて探りつつ、 併せて裏で情報収集した結果、その毎日の“発言主”はほぼ突き止めました。（笑））

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