衆院が解散された。経済政策「アベノミクス」の正当性を訴え、その継続の是非を争点に据える安倍晋三首相に対し、野党側は景気の足踏みを捉えて「失政」と批判を強める。衆院選の投開票は来月14日。短期決戦が実質的にスタートした。

　▽アベノミクス前面

　「私たちが進めてきたこの経済政策が間違っているか正しいか、本当に他に道があるのか。そのことを選挙戦を通じてしっかりと訴えていこう」。首相は21日午後の衆院解散直後、国会内で開かれた自民党の両院議員総会で声を張り上げた。

　自民党がまとめた公約の表題も、「景気回復、この道しかない。」で、アベノミクスを前面に打ち出した内容だ。民主党政権末期の指標と比べ、株価は上昇し、雇用も上向いており、首相は同日夜の記者会見の冒頭、「これはアベノミクス解散だ」と言い切った。

　ただ、7〜9月期の国内総生産（GDP）速報値は年率換算で1．6％減。物価上昇分を加味した実質賃金は15カ月連続で低下した。首相が22年ぶりの高水準に達したと胸を張る有効求人倍率も直近の9月分は低下し、頭打ち感も漂う。

　衆院解散を受け、民主党の海江田万里代表は東京都町田市で事実上の第一声を上げ、「安倍政権のこの2年間で暮らしは少しでも豊かになったか」と疑問を呈した。同党は、アベノミクスの恩恵は大企業などにとどまり、一般家計に行き渡っていないと主張しており、経済政策で論戦を挑んでいく方針だ。

　維新の党の江田憲司共同代表も解散後の両院議員懇談会で、「景気後退を促した最大の原因は、本当の意味での岩盤規制改革ができなかった首相自身にある」と強調した。

　▽問われる「大義」

　「民主主義の原点は税制だ。税制に重大な変更を行った以上、選挙をしなければならない」。21日の記者会見で解散の「大義」を問われた首相は、自ら表明した消費再増税の1年半延期に触れた上でこう答えた。

　2012年12月の前回衆院選に大勝して2度目の政権の座に就いた首相は13年7月の参院選にも圧勝した。首相周辺によると、その頃、首相の頭の中にあったのは16年夏の次期参院選に合わせた衆参ダブル選挙だった。

　流れが変わったのは、今年10月の「政治とカネ」の問題に絡んだ女性2閣僚辞任。来年に入れば、九州電力川内原発の再稼働や安全保障法制の審議など世論が割れるテーマが待ち受ける。政界では、来年9月の自民党総裁の任期切れをにらみ、友党の公明党の理解も得られ、自民党の議席減が最も少ないと見込めるこのタイミングで首相が勝負に出たという見方が強い。

　自公で326議席の圧倒的多数を有しながらあえて衆院を解散し、18日の記者会見で勝敗ラインを「自公で過半数」（238議席）と低めに設定した首相。海江田氏は町田市での演説で「過半数を取り、あと4年間でやりたいことを全部やってしまおうという狙いだ」と首相の「政局優先」を非難。他の野党からも「国民そっちのけの解散」（維新・江田共同代表）、「政権の暴走」（共産党・志位和夫委員長）などの声が上がった。

　ただ、こうした批判は、首相に先手を打たれたことへの焦りの裏返しでもある。臨戦態勢が整わない中、解党を決めたみんなの党や党勢が振るわない生活の党から民主党入りする動きが続いているほか、民主党と維新は21日、共通政策を発表するなど、野党陣営は挽回に躍起となっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141121-00000203-jij-pol

　衆院は２１日午後の本会議で解散された。

　政府は続く臨時閣議で「１２月２日公示・１４日投開票」の衆院選日程を決め、事実上の選挙戦が始まった。衆院選は自民党が政権を奪還した２０１２年１２月以来で、最大の争点は経済政策「アベノミクス」の評価となる見通しだ。安倍首相は第２次内閣発足から２年間の成果を掲げ、国民の審判を仰ぐ。

　首相は２１日夕、首相官邸で記者会見し、「アベノミクス解散だ。アベノミクスを前に進めるか、それとも止めてしまうのか、それを問う選挙だ」と訴えた。円高是正などの成果を強調した上で、「まだまだ厳しい地方経済に景気回復の暖かい風を送り届けてこそ、アベノミクスは完成する。この道しかない」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141121-00050141-yom-pol

特に期日前投票が工作されている疑いが強い。

束ね票のバーコード読み込み時の、不正計数工作には厳罰を！！

システム自体に不正はないのか？　不正選挙防止には、２重３重の監視が必要。

とにかく給料が一銭も上がらないのに、物価高を誘導しようというんだから、働く貧乏人にとってはたまったものではない。

トリクルダウンというものは所詮、幻想であり、貧民を増やすだけということは、アメリカの失敗と、小泉政権時の見せかけだけの好景気で既に判明している。

それにもかかわらず、とりクルダウンを叫ぶからには何か秘策があるのかと思ったら、何にもなかった。
本当に、あきれるほど何もなかった。

さて、その大失敗のアベノミクスの是非を選挙で問うと口走るということは……

安倍首相が、実は現下の日本経済の有様を、庶民のように肌で感じることもできず、当然ながら、知性でも感じることもできていないということを示している。

むしろ「これまでのアベノミクスの方針を大転換するので、その是非を問う」と言って、選挙に突入した方がマシだったろう。
そして、本当にアベノミクスの方針を大転換する。
まず第一は、累進課税を見直して、所得の多い者からガンガン税金を取り立て、貧乏人には大減税をする。
まず、そこから突破するしか道はない。

安倍首相自身も愚かだが、誰かそばにいて知恵をつけてやる人物はいなかったのか？

自民党には、そこまで人材がいないのか？

自民党には、そこまで人材がいないのか？
ぱっしない会社に勤めてるからよくわかるが
伸びない会社でトップでいれるやつは
根本には手を付けず
対症療法のその場しのぎ
自分に痛みがくる自分が目いっぱい動かないと
できない根本的解決策からは逃げ回り
自分にとって居心地のいい
仕事を取れないのは回ってないからだと
売り物にならない商品を騙せる客に売ろうとする
そして、これじゃだめだと
バカ親分にいうと疎まれ、遠ざけられる
自信のない親分は絶えず謀反を疑って
自分以下のてごますりばかり、周りに置く
良貨はますます駆逐される
取り巻きだけにばらまいて
勘違いしているバカ親分が
俺は正しいだろうと信を問うといってるのだ
会社は社員が社長を選べないが
国のトップは国民が選べる
ダメな政党を多々空き潰せばすむことだ
自民党だって民主党だって
能力なくてもジリ貧だが国が回せることを
証明した
自民党がなくなっても
国民に何の迷惑も掛からない
とりあえず
その場しのぎの嘘を言う
ペテン師詐欺師ろくでなしの
自民党を免罪してはいけない
ますます嘘をつく奴しか
号泣県議のような議員しか
いなくなってしまう
吐いた言葉の信を問うのが
選挙というものだ

>自信のない親分は絶えず謀反を疑って自分以下のてごますりばかり、周りに置く

ああ、安倍首相の周囲の様子が、なんか、実感としてすごくよく分かる感じがする。

（１）円安誘導の大規模緩和
　　その結果円は９０円台から１１８円まで約３割価値を失っている。
　　国民経済からみるとコストプッシュインフレが約３割起きていることだ。
　　ただし輸入原材料が３割上昇しても商品価格に占める原材料の比率は２〜３割
　　程度だろうから概ね１割の価格上昇圧力がかかっている。

（２）財政出動
　　公共事業（土木建設）は日本では既に役割を終了し今は膨大なインフのメインテナンスが必要とされている。
　　２０００年になってから転換している。
　　公共事業は日本経済に不要な土建事業であり人手不足と赤字財政という害のみを　　残している。

さらに消費税の５％引き上げは、消費者物価を円安効果と合わせ１５％引き上げる
ことになり個人消費は落ち込み貧乏人は暮らしていけない。

正しい政策は高齢化社会に低いコストでどう対応していくか、役人支配の政治からの脱却により不要な規制を取り払い活力を生む経済を作ることだ。・

　解散の名称は、その後の衆院選を性格づけるとされる。安倍晋三首相は２１日、解散後の記者会見で「アベノミクス解散」と名付け、アベノミクスは道半ばとして継続を訴えた。これに対し、野党は「大義なき解散」と批判を強める。過去の解散にはさまざまな名称が付けられているが、今回の解散は歴史的にどう呼ばれるか−−。

　今回の解散は２０１２年１２月の第４６回衆院選から１年１１カ月での解散になる。現憲法下で２３回目の解散となるが、過去に衆院議員の任期４年の折り返し前の解散は、（１）なれあい解散（１９４８年）（２）バカヤロー解散（５３年）（３）天の声解散（５５年）（４）ハプニング解散（８０年）（５）郵政解散（０５年）−−の５回しかない。

　「なれあい」「バカヤロー」「ハプニング」は衆院で内閣不信任案が可決され、解散に至った。「天の声」は鳩山一郎首相が就任時に左右社会党に「早期解散」を約束しており、主体性を発揮したとは言い難い。５５年１１月の保守合同による自民党結党以前に３回が集中しているのは、当時の不安定な政治状況の反映とみられる。

　時の首相の決断で解散に踏み切った例は、０５年の小泉純一郎首相による「郵政解散」だけで、結果は自民党の大勝だった。安倍首相は郵政解散を手本にしたとされる。

　その解散を、公明党の山口那津男代表は「デフレ脱却推進解散」と命名。甘利明経済再生担当相も、首相発言を引用し「この道しかない解散」と名付けた。

　山谷えり子国家公安委員長は「日本の底力を発揮する解散」、山口俊一沖縄・北方担当相も「アベノミクス止めるな解散」とし、首相の解散判断を擁護した。

　手厳しいのは野党だ。民主党の枝野幸男幹事長は「大義なき解散」と改めて位置付け、川端達夫国対委員長も「アベノミクス失敗隠し解散」と批判。維新の党の江田憲司共同代表は「経済失政解散」とし、松浪健太国対委員長は「逃げノミクス解散」と、アベノミクスをもじった。

　与党内からも、小泉進次郎復興政務官が「解散への理解がない状況の中で一言では言えない」と語るなど、「アベノミクス解散」への戸惑いの声も聞かれた。【高山祐】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141122-00000005-mai-pol