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真紀子氏「出ない」 寝耳に水の地元困惑
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141121-1398910.html
12年衆院選で落選し、今回の衆院選で新潟5区の民主党公認候補に内定していた田中真紀子氏(70)が、不出馬の意向を党側に伝えたことが20日、分かった。「今回は出馬は難しい」としているが、出馬を前提に臨戦態勢だった地元支援者には寝耳に水。「十分、勝機はあった」と困惑が広がる。後継者問題も難航し、父の角栄元首相の代から続く「田中王国」は、崩壊の危機だ。衆議院は今日21日、解散される。来月2日公示、14日投開票に向け、師走決戦が始まる。
真紀子氏は、海江田万里代表に「今回は出馬しない」と伝えた。政界は引退しないとも述べたという。枝野幸男幹事長は、会見で「落選中で、さまざまなお仕事をされている状況を考え、今回は難しいということだろう」と述べ、急な解散で、出馬の環境が整わなかったとの見方を示した。
ただ、地元では、真紀子氏の出馬を前提に準備が進んでおり、不出馬表明は唐突だった。地元関係者は、日刊スポーツの電話取材に「理由が分からない。こちらは、選挙をやるもんだとばかり思っていた。何の相談もなかった」と話した。
前回の衆院選で、真紀子氏は、自民党の長島忠美氏に敗北。このときは日本維新の会(当時)が候補を擁立、野党の票が割れたが、今回は調整が進むとみられていた。前出の関係者は「今出れば勝てるのに。真紀子さん、一緒にやりましょうと言いたい」。角栄氏、真紀子氏と田中家を2代にわたり支えた古参秘書にも、連絡はなかったという。
真紀子氏は、父角栄氏が築いた「田中王国」の地盤を継いだ。しかし鉄の結束を誇った後援会組織、越山会は高齢化が進んだ。真紀子氏について行けず、長島氏支援に回った会員も少なくない。真紀子氏も落選後、選挙を見据えた活動はほとんどしておらず、情勢が厳しいと判断、出馬を見送った可能性が高い。
後継者問題も深刻だ。かつて名前が出た、長男で公認会計士の雄一郎氏は、政界入りを否定。今も「継ぐ気はなさそうだ」(関係者)。元支援者は「田中家が出馬しないと寂しい、という感情がないわけではない。せがれでも出れば変わるんだろうけれど」と世代交代への期待もにじませた。
民主党は新たな候補者を探すが、「簡単ではない」(枝野氏)。選挙区で活動しなければ、支持者が離れるのは政治家の常。真紀子氏の影響力低下は避けられず、今度こそ田中王国は本当に崩壊してしまうのか。
◆12年12月衆院選での真紀子氏 新潟5区で立候補。民主党への強い逆風に加え、文科相として大学の認可・不認可をめぐる発言なども影響し、支持は広がらなかった。約8万票を集めて当選した長島忠美氏(自民党)に大差を付けられ、5万1503票で落選。比例復活もできず、「田中王国」の崩壊とされた。投開票日の12月16日は角栄氏の命日だった。
[nikkansports.com 2014/11/21]
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