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総選挙の空白の間に、何が起きているか見落としてはいけない
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/21/#003002
2014年11月21日 天木直人のブログ
日本は総選挙一色になって国政がストップする。
メディアは政局ばかりを追う。
そんな空白の間にも内外の重要な出来事は進む。
今日の新聞一つとってもたとえばこうだ。
東電がついにこれまでやってきた汚染水凍結止水を断念したという。
しかし、あらたに切り替えるセメント流し込みもリスクがあるという。
これを要するに原発事故はコントロールのめどさえ立っていないということだ。
安倍首相は選挙で汚染水タレ流し問題を問われたらどう答えるつもりか。
金正恩第一書記の特使とロシアのラブロフ外相が会談したという。
米国とロシアの関係が悪化の一途をたどる中で、北朝鮮とロシアの関係がさらに接近する可能性がある。
少なくとも、ロシアも北朝鮮も、それを対米外交のカードに使う。
これは安倍外交にとって二重の意味で失敗だ。
対米従属の6か国協議の場を失い、おまけに対米自主外交のつもりであった、プーチン、金正恩との個人的関係が裏切られたということだ。
こんな底の浅い安倍外交を、ほめ囃したメディアや専門家は恥じるべきだ。
日米防衛指針の最終報告発表が選挙後に先送りされるという。
選挙に突入したため調整ができなくなったからだという。
そうではない。
最終報告書の内容はすでに決まっている。中間報告と同じだ。
それを発表できないのは、選挙で議論を呼ぶからだ。
だから来年4月の統一地方選挙後まで後回しするだけの話だ。
これらの問題は、本来ならば国会で厳しく追及されなければいけない。
しかし政治家はそれどころではない。
選挙で生き残ることしか頭にない。
選挙で勝てば、次の選挙まで政策そっちのけで息抜きする。
だから政治家にはまともな政策がつくれないのだ。
官僚に頼って、官僚支配がなくならないのだ。
そして官僚支配が続く限り日本はよくならない。
選挙などしている場合ではないのである(了)
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