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日米新環境協定なんか締結してはいけない
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/20/#003001
2014年11月20日 天木直人のブログ
きょう11月20日の東京新聞が書いている。
10月20日に日米両政府が合意したはずの日米新環境協定が、まだもめていると。
その最大の原因が、在日米軍基地への日本の立ち入りを米国が拒否しているからだという。
日本に返還される在日米軍基地は有害物質で汚染されているおそれが強いので、返還前に立ち入り調査をして、時間をかけて実態を明らかにしたいというのが日本側の要望だ。
当然の要望である。
ところが米国が頑としてこれに応じないという。
私が驚いたのは、沖縄基地負担軽減への成果を出したい日本政府が厳しい交渉を迫られている、とその東京新聞に書かれていたことだ。
これは、結局日本が最後は譲歩して、事前の立ち入り調査を放棄することになると言っているようなものだ。
そもそも、この日米新環境協定は、日米地位協定に環境条項がなかったために、あらたに作られるものだ。
そんなことをするぐらいなら、日米地位協定の改正を行って環境条項を付け足すだけの話なのに、米国は不平等条約である日米地位協定に指一本触れさせようとしない。
だからわざわざ新しい協定をつくらなければならなかったのだ。
その新たな日米環境協定が、さらなる不平等条約の繰り返しになるなんてシャレにもならない。
こんな環境協定は決して作ってはいけない。
あたかも辺野古移設と同じだ。
米国の占領下で作られた在日米軍基地や日米安保条約は、まだ仕方がない面はある。
しかし辺野古移設は戦後70年もたって、日本が率先してつくる在日米軍基地だ。
そして日米環境協定もまた、戦後70年たって、日本が主体的に締結する米国とのはじめての在日米軍関連協定だ。
それらが、占領直後と同じ対米従属のままなら、日本は永久に米国の占領状態から抜け出せないということだ。
それにしても、このような重大な問題に警鐘を鳴らして、書き続けるのが東京新聞一紙だけである。
ここまで日本の対米従属、主権放棄が明らかになっているというのに、誰もそれを問題にしない。
見て見ぬふりをする。
日本という国は、政府も国民も、一体何なんだろうか。
総選挙どころではない(了)
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