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みんなバラバラ 喜美氏「党抹殺事件だ」
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141120-1398483.html
党の路線対立で内紛が続いてきたみんなの党(所属議員20人)は19日、両院議員総会で解党を決めた。古巣民主党への合流が取りざたされる浅尾慶一郎代表は、激しくののしられる中で断を下し、創業者の渡辺喜美前代表は「みんなの党抹殺事件だ」と憤った。打倒「安倍自民1強」へ、野党間では衆院選に向けた協力が進む中、同党議員は生き残りをかけて、バラバラの道を進む。第三極として期待を集めたみんなの党は、名実ともに砕け散る。
両院議員総会は、冒頭から荒れに荒れた。発言の機会を求めて集まった地方議員に、執行部側が退場を促したためだ。「ふざけるな」「渡辺商店じゃなくて浅尾商店じゃないか」と、浅尾氏への罵声が響いた。
執行部と対立する渡辺氏も「地方の声を聞けと言ったのは誰だ」と叫んだが、執行部は無反応。結局、国会議員だけで開かれた会議は15分。所属議員20人中13人が賛成し、今月28日付の解党が決まった。
浅尾氏は「路線が対立して党のまとまりがつかず、解党につながった」と、強調。代表就任半年の総括を問われると、涙をにじませた。創業者ながら、なすすべなく解党決定を見届けた渡辺氏は「政策実現という党の魂を忘れ、選挙協力や野党再編に走ったのが、分裂の原因だ。極めて独裁的。みんなの党抹殺事件ですよ」。かつて自身に向けられた「独裁」という言葉を、浅尾氏に投げ返した。
最後まで、党の方向性について意見がまとまらなかった。所属議員が進む道も当然、バラバラだ。浅尾氏は民主党との合流を模索。山内康一氏ら3衆院議員は近く離党届を出し、民主党から立候補する方向だ。松沢成文、和田政宗両参院議員は新党結成や、次世代の党との連携を目指す。渡辺氏は側近らと、安倍政権との協力へ動く。タリーズコーヒージャパン創業者の松田公太参院議員らは当面、無所属に。維新の党との連携を目指す向きもある。
同党は09年衆院選直前、渡辺氏や江田憲司氏らで結成。自民でも民主でもない第三極として期待を集めた。昨年36人まで勢力を拡大したが、渡辺氏の独裁的な党運営に批判が強まり、同志は次々に去った。今年4月、渡辺氏は資金借り入れ問題で辞任。「雇われ社長」になった浅尾氏が、約5年続いた党の歴史に終止符を打った。残った党の資金は、国庫に返納される。
衆院選を前に、野党間では選挙協力の動きが進む。その流れの中、みんなの党は自滅する形で、跡形もなく消える。【中山知子】
◆解党 政党が解散すること。政党助成法上、党の代表者が活動を終えた日の翌日から原則として15日以内に「解散届」を総務相に届け出る必要がある。提出前に、合意の上で複数の党に分割する「分党」手続きを取る場合、それぞれが「所属国会議員5人以上」であれば同法に基づき、引き続き政党交付金を受けられる。
[nikkansports.com 2014/11/20]
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