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小泉流パクッた?安倍解散劇場
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141119-1398072.html
安倍晋三首相は18日、官邸で会見し、21日に衆院を解散する考えを表明した。来年10月に予定した消費税率10%の1年半先送りと、アベノミクス推進の是非について「国民の声を聴かなければならない」と説明した。郵政選挙で圧勝した、小泉純一郎元首相の解散会見と同じフレーズをいくつも並べた。国民を巻き込む「劇場型選挙」の再現を狙う首相の思惑は、国民に受け入れられるか。日程は12月2日公示、14日投開票。日刊スポーツは、「安倍政権を問う 師走の選択」として、師走選挙の舞台裏をリポートする。
安倍首相は会見で、来年10月に予定されていた消費税率10%への再増税について「個人消費を引き下げ、デフレ脱却を危うくする」として、1年半の延期を表明した。再び延期する考えは「ない」と断言。「国民生活に大きな影響を与える税制で重大な決断をした以上、国民の声を聴かなければならないと判断した」と、解散の理由を説明した。
12年の政権発足以降、雇用が増え賃金上昇の成果があったと主張。アベノミクスについても「前に進めるかどうか、国民の判断を仰ぎたい。間違っているのか、正しいのか。ほかに選択肢があるのか」と述べた。「来年度予算案(編成)に遅滞をもたらさないぎりぎりのタイミング」の選挙とした上で、「経済政策を国民の皆さまと進めるには、国民の声を聴かなければならない。国民の信頼なくして政治はなりたたない」。国民という言葉を、10回近く繰り返した。
今回の会見にはモデルがある。郵政民営化の是非を争点に衆院を解散、圧勝させた小泉氏の解散会見だ。
「自公連立政権で過半数を維持できないと、3本の矢は進まない。過半数を取れなければ、アベノミクスは否定されたことになり、私は退陣します」。与党で過半数の勝敗ラインを設定し、退路を断ったのも小泉流。小泉氏の座右の銘「信なくば立たず」も口にした。違ったのは、青い背景のカーテンくらいだ。
首相は経済情勢は好転したと胸を張ったが、国民の多くはアベノミクスを実感していない。集団的自衛権の議論など難題が待ち受ける来年以降、解散のタイミングは見通せない。郵政選挙が「小泉氏の監督&主演&演出」といわれたように、今回も首相の、首相による、首相のための選挙。安倍政権に対する、事実上の信任投票にもなる。
再増税延期に反対する政党はなく、首相が示した17年4月からの10%への増税や、アベノミクスへの賛否が問われる選挙。野党は、「アベノミクスは失政」と追及する構えだ。
首相は会見後、民放の報道番組に出演。解散を批判する野党を「解散しないと政権は取れない。よほど自信がないのか。野党の存在意義を放棄しているようなもの」と挑発。この戦闘モードも、小泉流だった。
◆郵政解散VTR 小泉氏肝いりの郵政民営化関連法案は05年7月5日、衆院採決は5票差で可決された。同年8月8日の参院採決は否決され、小泉氏は同日、衆院を解散した。赤いカーテンを背景に会見し、「郵政民営化に賛成か反対か、国民の皆さんに聴いてみたい」と、鬼気迫る表情で語り掛けた。選挙戦は「小泉劇場」と呼ばれ、自民党は296議席と圧勝。与党で327議席を獲得し、定数の3分の2を超えた。
[nikkansports.com 2014/11/19]
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