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選挙での争点は本来どうあるべきか?
http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/694.html
投稿者 taked4700 日時 2014 年 11 月 18 日 21:10:45: 9XFNe/BiX575U
 

http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/12203401.html
選挙での争点は本来どうあるべきか?

 今回の総選挙の争点としていろいろなものがあげられている様子だ。しかし、どうも、総じてあまりに楽観的と思う。今回の選挙の本来の争点は次のようなものになるはず。

1.対米追従を今後どうするか。既にアメリカによる日本優遇は終わっている。今後、対米関係を見直して、地球及びアジアの一国としてどうやって行くのか、そのことが議論されなければいけない。TPPの問題もある。

2.財政赤字をどうするのか。既に毎年40兆円とか50兆円の新規借金が積み上がっている。借金の合計額は国のものだけで1000兆円を超えている。消費増税が話題になっているが、税は消費税だけではなく、所得税や相続税、固定資産税その他その他いろいろある。どういった税制が今必要なのか、それを議論しないといけない。

3.エネルギー政策と農業政策。化石燃料はほぼ100%が輸入、食糧は60%程度が輸入に頼っている。今後円安に向かうことは確実で、数年以内にも自立化に向けて舵を切らないと、日本経済は円安による輸入物価高で一気に壊滅する。地熱開発を大規模にやるしかないはず。

4.3と関係があるが、脱原発をどう進めるか。日本全体が地震の活動期に入っていることは確実で、どのような地震予測をするのかという意味でもある。地震衝撃波の存在を認めるべきだ。また福島第一原発事故をめぐる被曝被害の問題も今後深刻化する。

5.4と関係があるが、首都直下地震など大規模災害が今後頻発するはずで、どのような形で災害補償をやっていくか。首都機能移転、公営住宅などの問題。

6.少子高齢化にどう対処するか。特に地方の人口減少が問題。これには地方交付税の問題があり、将来的に地方交付税制度自体の廃止が行われるはず。

 全体的に、まだ戦後ずっと続いてきたアメリカによる日本優遇時代の記憶が残っている方が多い様子で、議員定数の問題だとか、秘密保護法の問題だとか、消費税値上げだとか、またはアベノミクスだとかが争点としてあげられているが、どれもこれも現状の危機を見ていない。高齢化一つとってみても、家族に一人でも認知症の方が居た場合のその負担の大きさを多分多くの方が理解されていない。円安にしても、半年程度で1ドル150円は行く可能性があるし、下手をしたら1ドル200円程度になっても不思議はない。

 日本は二つの意味で何時でも破綻に瀕する可能性がある。どちらも国際的な金融規制であるバーゼル規制の問題。まず、国債のリスク資産化が実行されると、一気に日本の経済は行き詰る。現在、国債や県債などの公債はリスクゼロの安全資産として会計上分類することになっている。つまり、リスク資産がどの程度あるかを示す自己資本比率の計算の時に、公債は全てリスクゼロとして扱うことに現状はなっているが、これが、例えばGDP比で国債発行累積額が100%を超えている場合は累積額の10%をリスク資産とみなし、リスクウェート5%をかけるというようなルール改正がされる可能性は常にある。もう一つはオペレーショナルリスクだ。業務継続リスクということで、犯罪やテロ、または大規模な自然災害などで業務継続が出来なくなるリスクのこと。日本の場合、原発事故や大地震など災害リスクは実際に大きい。こういった形での災害リスクを自己資本比率の計算時に算入せよという国際会計の改訂がされる可能性もある。国別にリスクウエートが決められて、災害で被害を受ける固定資産に対し、日本は火山国地震国なので15%、アメリカはそういったリスクがあまりないので5%でいいというような感じだ。まだ、こういった動きはあまり表面化してはいないが、バーゼル規制自体の見直しは常時されていて、この11月にもいくつか発表がされている。そのことは、金融庁の「バーゼル銀行監督委員会」( http://www.fsa.go.jp/inter/bis/bis_menu.html )を見ればわかる。

2014年11月18日20時25分 武田信弘   

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コメント
 
01. 佐助 2014年11月18日 21:47:16 : YZ1JBFFO77mpI : mI7mtxwoPY
国政選挙は、郵政民営化是非のように、ハッキリした対立軸となる概念(要素)があると、投票率が上昇し浮動票が3対1から1対3に反転し、劇的地すべり的勝敗を発生させる。だから、有利な対立軸を求め不利な対立軸を消すための工作が大手マスコミで行われる。

だが、2008年に姿を現した世界的信用縮小恐慌を、世界の指導者は認識できないため、日本や各国の政権与党は、右翼左翼中道に関係なく、選挙ごとに得票を減らす。そして、証券・為替・銀行の窓ロ一時閉鎖に追い込まれ超党派法案可決まで、交代はつづく。

国家も個人も、その政治的予想が外れると経済に責任を転化し、経済的予測が外れると政治に責任が転化する。どんな文化社会現象にも、その現象の出現を決定する、二種の基本的な対立要素がある。この二種の基本的な対立要素の一つは、その頂点で誰でも認識できるが、もう一つの基本的な対立要素は、頂点を通りスギ流行が終わったアトにならないと見えない。

マスコミは前回多数の複合要因で対立軸を消す工作をし,お化け民主党に裏切られ,投票率が低下し,自公が大勝した。今回も政権与党とマスコミは消費税再増税は先送りや軽減税率であたかも後押しして有利に持ち込もうとしている。消費税再値上げ賛成/反対を対立軸にしたくない自民と公明党は、消費税再増税先送りを提案してきた。これは建前で反対する党はないから、選挙の対立軸にはならない。またアベノミクスは弱肉強食政策なので信任投票にはなるが,これも対立軸にはならない。

だが総選挙は75%の対立要素を発見できると圧勝できることがわかっている。マスコミは投票率を下げる工作をやるものと見られる。政治の基本対立要素の一つは「民主主義は理念でなくルール」なので、ルール(制度)の対立構造が変化するのだが、理念(政治的概念だと思い込んでいるために、その対立要素と周期が全く見えない。もう一つの政治の基本対立要素は「自由」「平等」という理念(政治的概念)なのだが、この理念は個人と集団(企業・国家)によって異なっているのに、全く同じ理念だと思い込んでいるため、その対立要素と周期が全く見えない。

小泉氏の「郵政民営化是非」や「自民党をぶっ壊す」の隠れた対立軸は「現状からの脱出」であった。民主党に政権交代したときの隠れた対立軸は「政権交代」だった。そしてあの民主党お化けが大敗したときは,騙されたことによる「政治に関心が無くなった」ことにより投票率が低下し,25%の小泉マジックを夢見る自民党に期待する有権者がいたからである。今回は「平和的・革新的」で隠れた対立軸は「国民に耐乏押し付ける政権反対」となる。

しかも「ルールが破壊される時代」は,現代版応仁の乱:天皇・将軍、執権の三重構造が続くことになるので,地方勢力の首長連合が躍進できる。この地方勢力に野党連合すると大勝してしまう。これは80年周期で政治的大改革しないとすべて自壊してしまうのです。そのために「古い政治」から「新しい政治」に必然的に変わる。従って新たな枠組みの政権が誕生する可能性が高くなる。

政治現象は、民主・民本主義政治体制と、そうでない体制とが対立していると信じられている。だが、民主主義はルールにスギないため、どんな政治体制も、多数決を集団の総意として利用してきた。だから、多数意見は正義・善であり、少数派の意見は間違っているので、転向しなければ抑圧排除してもよろしい、という常識は間違っている。

政治現象の周期は、2000年から約20年間多数派の思考と行動に統合されるが、次の約20 年間は、統合を破壊する少数の原理主義・教条主義の思考と行動に寛容な時代になる。そのために前半は靖国参拝の軍国主義的カリスマが登場したが,後半には「平和的・革新的」なカリスマが登場するだろう。出ないと古今未曽有のパニックを迎えます。

いずれ分かる資本主義国家でも、官僚支配するビジネスに参加するにはコネと賄賂が絶対必要である。社会主義政治体制は官僚支配なので、どんな開放政策にも認可権がつきまとう。そのため、自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。

年金積立金を使え使えと使いまくり,空っぽにして責任もとらない官僚,発覚したとき腹が痛い,下痢で放り投げた総理がいた。あれは何時の話しだったのだろうか。地方分権・道州制なら霞が関は外交または安全保障以外いらなくなる。天下りに13兆円,特別会計にいくらあるのだ。ピンハネ,ドロボー国家は世界の恥,官僚が支配する国家は自由経済でも,腐敗堕落する。


02. 2014年11月18日 23:45:02 : OkXopCDtCI
消費税を何が何でも10%に増税すると言い切った自民党をあなたは支持するんですか。
円安、超物価高でさらに税金を巻き上げる財務省を許すんですか。

今度の争点は増税を容認するのか否かだ。

安倍氏は今日の記者会見で致命的な墓穴を掘った。


03. 2014年11月19日 00:02:34 : KzvqvqZdMU
>1.対米追従を今後どうするか。既にアメリカによる日本優遇は終わっている。今後、対米関係を見直して、地球及びアジアの一国としてどうやって行くのか、

↑ なんだか左翼風なお花畑なアジア情勢観としか見えない御文章だな

 中国の大軍拡と膨張をどーみるか。ここが肝心のとこだ。
「地球及びアジアの一国として」とか、全然お花畑だ。

参考文献:
 中野剛志「世界を戦争に導くグローバリゼーション」集英社新書760円
 米国での、現実主義の学者、理想主義の学者、の2系統の歴史をたどり、
 今後アメリカの極東政策、危機的な日本の立場、について考察しておる
 頭のある人に必読の書としてお勧めしたい。


[32削除理由]:削除人:アラシ

04. 2014年11月19日 08:10:44 : oBiKxZx0os
今回の最大の争点は

「一票の格差で選挙自体が違憲無効になる可能性が極めて高いわけだが
 その場合、600億から700億ともいわれる選挙費用が無駄になることに
 誰がどう責任を取るのか」

につきる



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