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選挙必勝塾であいさつする谷垣幹事長。安倍チルドレンも待ったなしだ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141118/plt1411181140001-n1.htm
2014.11.18
安倍晋三首相は17日夕、一連の外国訪問日程を終えて帰国する。同日朝に発表された7〜9月のGDP(国内総生産)速報値が年率換算1・6%減と衝撃的数字だったことを受け、消費税率10%への引き上げの先送りと、年内の衆院解散・総選挙を最終判断する。18日午後に記者会見して発表する方針だが、与野党激突となる「師走選挙」のカギを握りそうなのが、2012年の前回衆院選で初当選した自民党の1年生議員119人だ。政権奪還の追い風を受けて当選した「安倍チルドレン」の中には、選挙基盤が弱い議員も多い。専門家は「30〜50人が落選危機」と分析し、最悪半減に迫る結果を予測した。
衆院を解散する本会議は、地方の活力を引き出す地方創生関連法案の成立を待ち、19日から21日の間で開かれる方向で調整が進んでいる。
こうしたなか、選挙戦の帰趨(きすう)を決めそうなのが、安倍チルドレンの勝敗だ。
「選挙というのは、非常に楽に見えても、アッという間に逆風になることがある。努力を積み重ねて必死に訴えていくと、道が開けていくこともある。これは一人一人の気迫と気合だ」
自民党の谷垣禎一幹事長は、年内選挙が確定的となった先週13日、1年生議員対象の「選挙必勝塾」の開催あいさつで、こうハッパをかけた。
前回衆院選では、自民党から119人の新人議員が当選した。この中には、故中川昭一元財務相の妻、中川郁子氏(北海道11区)や、スピードスケート五輪銅メダリストの堀井学氏(北海道9区)、「元ミス日本関東代表」の金子恵美氏(新潟4区)、参院議員からくら替えした「ヤンキー先生」こと義家弘介氏(神奈川16区)らがおり、何と、全衆院議員の約25%近くに達する。
風に乗って当選できた議員も多く、選挙基盤も整っていないため、彼らの生き残りが、自民党の勝敗を大きく左右しかねない。
自民党には苦い教訓がある。
小泉純一郎首相(当時)が05年、「郵政民営化」を掲げて踏み切った衆院選では、片山さつき氏(現参院議員)や佐藤ゆかり氏(同)、タレントになった杉村太蔵氏など、83人の新人候補が当選し、「小泉チルドレン」ともてはやされた。だが、民主党に政権を奪われた09年は大半が落選し、わずか10人に激減した。
このため、今年9月まで幹事長を務めた石破茂氏(地方創生担当相)は、議員会館や地元事務所の陣容や秘書の配置、宣伝カーの有無などをチェックしたり、今年正月の日程を事前に提出させたり、気を抜かないよう目を光らせてきた。
前出の中川郁子氏は「私は初当選以来、日本のために、地元のために『(亡夫である)昭一ならどう考えたか、昭一ならどう行動したか』を、常に心に留め置いてきた。選挙があっても、それは変わることはない。私の使命は昭一の思いを伝え、実現させていくことだ。昭一もきっと、応援してくれていると思う」と意気込みを語った。
注目の安倍チルドレンの勝敗はどうなりそうか?
政治評論家の小林吉弥氏は「野党統一候補が進めば、30〜50人が苦戦を余儀なくされる」と分析し、こう続ける。
「選挙の定説として、2回目が一番苦しい。これは選挙基盤が固まっていないうえ、地元有権者に成果を示す実績を残せていないからだ。加えて、アベノミクスの恩恵が地方には届いておらず、公明党との選挙協力が緩んでいる地域もある。都市部でも、埼玉では15選挙区のうち6人、愛知では15選挙区のうち9人が1年生議員だが、苦戦しそうだ」
政治評論家の浅川博忠氏は「119人の3分の1。約40人が落選危機にある」といい、こう続ける。
「風だけで当選してきた議員の中には、政治や選挙を甘く見ていて、早朝の部会にも出席せず、選挙運動も真剣にやらない者がいた。派閥幹部が注意しても、その場では『分かりました』というが、改まらない。党幹部の中には『党内外に示しが付かない。自然淘汰(とうた)された方がいい』という人もいる。自民党の議席が減る大半はチルドレンだろう」
有権者に信任されて、生き残るのは誰か。
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