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「野党が一緒になり、新党を」生活・小沢代表
http://www.asahi.com/articles/ASGCK6DZZGCKUTFK00W.html
2014年11月17日19時37分 朝日新聞
【2014年11月17日】小沢一郎代表 定例記者会見
■生活の党・小沢一郎代表
野党が協力し統一戦線を組み、候補者を出さなくては自民党、公明党に勝つことはできない。逆に統一戦線を組めば、必ず勝てる。そのためには野党が一緒になり、新党をつくり選挙に臨むのがベストだ。新党にしなければ意味は半減する。国民も一つの政党というイメージでないと、受け皿とはみなさないだろう。時間がなく、ばたばたになるが、その気になればそんなに難しいことじゃない。参加したい人が入り、選挙の時に届け出ればいいだけだ。選挙区の調整やら実務的には大変だが、新党を構成すること自体、そんなに長時間は要しない。決断一つだ。
民主党が積極的に自分を捨ててでも野党再編を成し遂げ、政権をかえるという見識と意欲と行動を持っていただくことが一番いい。
(自身については)あまり考えていない。野党議員の1人として生き残り、もう少しみんなと一緒にやりたいとは思っているが、そのグループができることを願っている。(17日の記者会見で)
◇
あすにも解散表明 野党からは
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141117/k10013272561000.html
11月17日 19時56分
与党党首会談で、消費税率の引き上げを1年半先送りすることや、衆議院を解散する意向を18日にも表明することを巡って最終調整を行ったことについて、野党からはさまざまな声が上がっています。
民主党の海江田代表は記者会見で、「アベノミクスは国民の生活にいい影響を与えていない。安倍総理大臣は全国の津々浦々で景気を良くすると何度も言ってきたが、そういう状況にはなっていないことがはっきりした。アベノミクスが成功しなかったことが明らかになる前に衆議院を解散しようというのが安倍総理大臣のねらいではないか。民主党は、安倍政権の経済政策によって先細りした中間所得層を分厚くしていくことを訴えていく」と述べました。
維新の党の小沢国会議員団幹事長は国会内で記者団に対し、「年率に換算してマイナス1.6%という数字以上に、2期連続のマイナスという結果は、消費税のさらなる引き上げどころかむしろ減税をすべき局面だ。年末に向けて大変な景気後退になっている。衆議院の解散・総選挙を行うような状況ではなく、きちんと景気対策をやるべきだ」と述べました。
みんなの党の浅尾代表は国会内で記者団に対し衆議院選挙に関連して、「国民の期待感が高まるような野党勢力の結集が必要で統一名簿方式も有力な選択肢だ」と述べ、比例代表の統一名簿を作るための新党の結成も念頭に民主党や維新の党の協力に期待を示しました。
一方、浅尾氏は民主党との合流について、「特定の選択肢を決めたわけではない」と述べるにとどめました。
共産党の山下書記局長は記者会見で、「今の景気悪化は、円安による物価上昇に加え消費増税を強行した結果によるもので、増税不況だ。3党合意で増税を強行した自民党、公明党、民主党の責任はきわめて重い。アベノミクスでは、富裕層と大企業のもうけが増える一方、庶民の生活や中小企業の業績は苦しくなり、格差が拡大しただけなので、衆議院選挙になれば、こうしたやり方でよいのかが争点になる」と述べました。
生活の党の小沢代表は記者会見で、衆議院選挙に向けた野党間の連携について、「野党が協力して統一戦線を組んで戦えば必ず勝てる。解散風が吹いたことで、ほかの野党各党も本気でそのことを考えていると思う」と述べました。
そのうえで小沢氏は「新党という形にしないと完全な戦線統一にはならないし、国民は、1つの政党でないと与党に代わる受け皿とは見なさない。すべての野党が結集するわけにはいかないだろうが、多くの野党議員が力を合わせて選挙戦に臨めるかたちになるよう願っているし、協力したい」と述べ、野党が結集して新党を結成し、選挙戦を戦うことが望ましいという認識を示しました。
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